日本でリーバイスジャパンを通して正規に流通するリーバイス製品と米国で(リーバイス米本社)流通している製品は基本的に異なります。(一部例外あり)ほとんどの日本で販売されている501はリーバイスジャパン企画の製品です。米国で流通している501とは生地、ディテール等の仕様も異なります。
地域によって市場のニーズ、特徴が異なるため、その地域に適した製品を現地の子会社や関連会社が企画販売する事は、リーバイスのみならず世界各地で大規模に販売を行っている多くの企業が行っている事です。
しかし、米国で流通している現行の501STF(シュリンクトゥフィット)は日本市場においても魅力的な製品で市場性も高いと強く思っています。
写真は現行の米国流通の501STFのバックポケット部の写真です。米国流通モデルはポケット部のステッチの入れ方やアーキュエットステッチが比較的クラシックな以前からの保守的なデザインである事も特徴の一つです。パッチも50年代中頃に皮から紙に素材変更されて以来の継続して紙パッチを使用しています。
501STFは、501の伝統である生デニム(リジッド)を使用しているのが大きな特徴です。生デニムは未加工のため、洗濯すると大きく縮みます。この一見すると短所と思われる特性を利用してより着用者に適したフィットにすることを、リーバイスはシュリンクトゥフィットと命名して60年代から製品の説明に使用しています。
現在、リーバイスジャパン経由の正規販売品のラインナップにはLVCを除いて、生デニム採用の501は存在しません。日本で生デニムの需要が少ないかと言うと、私はそうは思いません。
レプリカブランド等の日本のジーンズメーカーは積極的に生デニムを採用しています。また、並行輸入で米国流通の501STFを販売している業者、店も少なくありません。価格的にも比較的値ごろで、製品的な魅力に加えて、コストパフォーマンスも優れています。
私のWebストアでも501STFを取り扱っていますが、米国流通の501STFをリーバイスジャパンが正式に取り扱えば成功するだろうと常々思っております。
本日、Webストアのお客さん向けに届いた501STFを見て、ある事に気がつきました。それはフロントポケットに付いているリジッド(RIGID)の注意書きです。
前と説明書きのフォーマット(様式、仕様)が変わって505と同じ感じになったな〜とぼんやりと思いながら、開いて注意書きの内容を見てみました。
すると、リジッドの取り扱いについての説明が日本語を含めていくつかのアジア圏の言語での説明が追加されていました。
製品の内側に付いてる取り扱い説明も同様に多言語で記載されていました。
私の穿いている2012年の内タグは英語とスペイン語のみです。日本語を含むアジア圏の国の言語の記載はありません。
LVCは世界で共通の仕様のモデルなので、内タグも日本語、英語を含む他言語で表記されています。タグにアジア圏の言語を追加するのは、それ程大変な事ではありません。しかし、販売予定のない地域の言語をあえて追加する必要性はありません。
このことは501STFがアジア圏でも発売される可能性を示しているのではないかと考えています。リーバイス、リーバイスジャパンの今後の展開に期待を込めて注目しています。
<11月18日:追記 内タグに”リーバイスジャパンの名前を発見しました。これは、日本での正規流通の可能性はかなり高くなっていると思います。>
尚、米リーバイス社はWebストアや正規代理店から海外への販売は行っていません。例えば、日本からネットでリーバイスのwebストア等で注文して購入する事はできません。しかし、並行輸入の形で購入することはできます。また、楽天等を介して並行輸入業者・小売店からも購入できます。これら並行輸入で購入する日本の顧客のために(正規流通品ではない)製品にこのタグをつけることはまず考えられません。
万が一その様なケースのためにタグを付けるのであれば、米リーバイス社の名前でのタグとなります。ジャパンを経由しない製品に、リーバイスジャパンの名前が記載されたタグが付くのは非常に不自然です。地域の区別なくグローバルに販売されているLVC(復刻)品にはこの様に他国語での取り扱い表記タグが付けられています。
(注:本記事はタグ等の表記に日本語が加えられた事に着目し、個人的な見解を書いております。リーバイスジャパンの方ではその様な予定、計画はないこともあります。予めお断り申し上げます。)
地域によって市場のニーズ、特徴が異なるため、その地域に適した製品を現地の子会社や関連会社が企画販売する事は、リーバイスのみならず世界各地で大規模に販売を行っている多くの企業が行っている事です。
写真は現行の米国流通の501STFのバックポケット部の写真です。米国流通モデルはポケット部のステッチの入れ方やアーキュエットステッチが比較的クラシックな以前からの保守的なデザインである事も特徴の一つです。パッチも50年代中頃に皮から紙に素材変更されて以来の継続して紙パッチを使用しています。
501STFは、501の伝統である生デニム(リジッド)を使用しているのが大きな特徴です。生デニムは未加工のため、洗濯すると大きく縮みます。この一見すると短所と思われる特性を利用してより着用者に適したフィットにすることを、リーバイスはシュリンクトゥフィットと命名して60年代から製品の説明に使用しています。
現在、リーバイスジャパン経由の正規販売品のラインナップにはLVCを除いて、生デニム採用の501は存在しません。日本で生デニムの需要が少ないかと言うと、私はそうは思いません。
レプリカブランド等の日本のジーンズメーカーは積極的に生デニムを採用しています。また、並行輸入で米国流通の501STFを販売している業者、店も少なくありません。価格的にも比較的値ごろで、製品的な魅力に加えて、コストパフォーマンスも優れています。
私のWebストアでも501STFを取り扱っていますが、米国流通の501STFをリーバイスジャパンが正式に取り扱えば成功するだろうと常々思っております。
本日、Webストアのお客さん向けに届いた501STFを見て、ある事に気がつきました。それはフロントポケットに付いているリジッド(RIGID)の注意書きです。
前と説明書きのフォーマット(様式、仕様)が変わって505と同じ感じになったな〜とぼんやりと思いながら、開いて注意書きの内容を見てみました。
すると、リジッドの取り扱いについての説明が日本語を含めていくつかのアジア圏の言語での説明が追加されていました。
製品の内側に付いてる取り扱い説明も同様に多言語で記載されていました。
私の穿いている2012年の内タグは英語とスペイン語のみです。日本語を含むアジア圏の国の言語の記載はありません。
LVCは世界で共通の仕様のモデルなので、内タグも日本語、英語を含む他言語で表記されています。タグにアジア圏の言語を追加するのは、それ程大変な事ではありません。しかし、販売予定のない地域の言語をあえて追加する必要性はありません。
このことは501STFがアジア圏でも発売される可能性を示しているのではないかと考えています。リーバイス、リーバイスジャパンの今後の展開に期待を込めて注目しています。
<11月18日:追記 内タグに”リーバイスジャパンの名前を発見しました。これは、日本での正規流通の可能性はかなり高くなっていると思います。>
尚、米リーバイス社はWebストアや正規代理店から海外への販売は行っていません。例えば、日本からネットでリーバイスのwebストア等で注文して購入する事はできません。しかし、並行輸入の形で購入することはできます。また、楽天等を介して並行輸入業者・小売店からも購入できます。これら並行輸入で購入する日本の顧客のために(正規流通品ではない)製品にこのタグをつけることはまず考えられません。
万が一その様なケースのためにタグを付けるのであれば、米リーバイス社の名前でのタグとなります。ジャパンを経由しない製品に、リーバイスジャパンの名前が記載されたタグが付くのは非常に不自然です。地域の区別なくグローバルに販売されているLVC(復刻)品にはこの様に他国語での取り扱い表記タグが付けられています。
(注:本記事はタグ等の表記に日本語が加えられた事に着目し、個人的な見解を書いております。リーバイスジャパンの方ではその様な予定、計画はないこともあります。予めお断り申し上げます。)
私はよく上野のアメ横で売っているアメリカ規格の501を買うのですが、それはバックポケットの昔リベットがついていた部分のステッチは、この写真のように内側にカーブしていません。
返信削除この違いは何でしょうか?
コメントありがとうございます。
返信削除ご指摘になっているバックポケット部のステッチの入れ方は、今回の新しいモデルの仕様の特徴です。新しいモデルではいくつか大きな仕様上の変更が行われています。これまでのモデルは直線状です。両者の仕様の違いについては、次の記事に詳しく取り上げる予定です。
kakashi@さん、
返信削除新モデルの仕様変更点について従来モデルと比較しながら紹介する記事を書きました。よろしければご覧下さい。
http://my-levis501.blogspot.com/2013/11/501stf-spec-change.html