ヴィンテージは明確な定義がないものの一般的に1970年代以前のものを指します。ヴィンテージは現代に至るまでに相当の年数を経ているため、一品毎に状態が異なります。
新品未使用の状態で保管されていたデッドストックでも、管理状態の違いや個体差等があって、それぞれ個性があります。ユーズドのもの、年代が古いものになると、その一品ならではの個性がさらに強くなります。
「ヴィンテージとの出会いを大切にする。」「ヴィンテージとの出会いは、一期一会である」と言う様な表現を、ネットなどの記事で目にしたりします。
[post_ads]
人それぞれ考え方は異なりますが、ヴィンテージがお好きな方は、この様な表現、考え方に同意される方は多いと思います。
私もヴィンテージとの出会いの妙を感じる事は結構あります。実際に手にして、着てみると分かる事、感じる事があったりします。
関連記事:
[手にして見て知るヴィンテージの魅力:ペンドルトンウールシャツの場合 ##link##]
ヴィンテージのリーバイス501の中で、革パッチ、片面タブのディテールを備えるモデルはとりわけ人気が高く、ヴィンテージ好きの憧れの存在でもあります。そのため、片面タブ付きの501はプレミアムも高く、一般的に言ってかなり高額で取引されています。
私は、革パッチの片面タブから移行直後の両面タブの501を持っています。
上の写真の501は前オーナーが日系の方です。自分の所有するヴィンテージの中でも特別な存在です。この501を入手する際、同じオーナーの501で片面タブも入手するチャンスがありました。
濃紺で写真の501以上にパッチの状態も良好でした。しかし、ウエストサイズが自分には大きすぎたので、上の501を選びました。価格は片面タブの方が安かったです。
以降、何度か片面タブとの出会いがありましたが、入手にはいたりませんでした。自分にはこの革パッチ501がある。これは極太センターセットのベルトループで中身は一緒だ。片面タブは、値段がやたら高いし、別に片面がどうしても欲しいわけではない。と言うような考えを持っていました。
そのため、積極的に探して入手する様な気持ちはありませんでした。
今年に入ってから、体調が優れず、二回かなり症状が悪化しました。ここ数週間も体調悪化のため、ブログ更新等も滞っています。さらに、それ以外にも多くの問題を現在抱えています。
不思議な事に今年に入ってからの二回の体調悪化の始まりに車の故障が発生しました。この車は私たちがアメリカに住み始めてからの付き合いで、今年で14年目になります。走行距離が、もの凄くかさんでおり、窓ガラスにはひび、シートは破けてしまっている状態でしたが、思い出もたくさんありました。愛着もひとかたならぬものがあります。
特にこの車は娘にとって、2才からの付き合いで特別な愛着を持っており、「どんなにトラブルがあっても売る事はゆるさない!」と日頃から言われていました。
今年の一月のトラブルも大規模な補修が必要で、修理代もかさみました。そして、冷却装置の全面的なトラブルが発生してしまいました。修理代の見積もりはさらに高額となりました。しかも、今回修理してもまた別の問題が発生する事も考えられる状況のため、泣く泣く手放すことにしました。
娘も状況を考えると手放すことは仕方の無い判断であると納得してくれたものの、親子共々、手放すことに非常に抵抗がありました。
先週、娘と一緒に、愛車を業者に売ってきました。娘は号泣。私も辛い気持ちで車に別れを告げました。
同じ週に片面タブの501と出会いました。写真で見る限り、色落ちも進行しており、使用感も感じられるものでした。細かいコンディション、詳細は実際に手にしてみないと分からないリスクが高い状態でしたが、思い切って入手する事にしました。
届いた片面タブです。
実際に手にして見ると、独特のオーラが漂う生地の風合いと色落ちをしていました。ヴィンテージ特有の匂いも強くありますが、この生地、雰囲気を見るとそれも納得できてしまいます。
私は年代の古いデニムの濃紺の色が好きです。しかし、この片面タブの501を手にして、さすがに人気があるだけの色落ちをするなと納得しました。
コンディションも着用感の割には良好でした。サイズは、ウエスト部が丁度良い位で脚部の太さもそれ程太いと感じない自分好みのシルエットでした。
501XXは総じて太く、さらにテーパードがほとんどかかっていないシルエットなので余計太く感じるところがあります。しかし、この501からは太い印象をあまり受けませんでした。
革パッチが縮んでしまっているため、ウエストがパッチの縮によって引っ張られて、少し細くなっています。下の写真からもその様子がうかがえるかと思います。
パッチが縮んでウエストが締まっていることも、自分のサイズにより合うことに寄与しています。これ以上はないと思う位、自分好みのものでした。
売り主はフロリダの方で、50年代の初めからずっと家にあったものだと言っていました。その話、コンディション等を考えるとその家の誰かが着用後、ずっとそのまま保管され続けていたものだと推測しています。
勝手な解釈ですが、この501は今回手放した愛車の代わりに私の元にやってきてくれた様に思っています。
今も問題が山積みで、そのいくつかは自分の今後に大きく影響するものです。精神的にもきつい状態が続いています。人生山あり谷ありです。今はまさに谷の底にいる感じです。
そんな時に出会ったこの501に救われる様な気持ちになったり、特別な想いを抱いています。
後で振り返っても、この501との出会いの時の自分の状況について明確に記憶に残っていると思います。
この501と他のヴィンテージ達と一緒に今の問題に取り組んで、谷を乗り越えて行く様にがんばろうと思っています。
この501は恐らく一生手放す事はないでしょう。
本品のディテール等について、後日投稿した記事です。
関連記事:
[ヴィンテージ 501XX 革パッチ 片面タブ ##link##]
新品未使用の状態で保管されていたデッドストックでも、管理状態の違いや個体差等があって、それぞれ個性があります。ユーズドのもの、年代が古いものになると、その一品ならではの個性がさらに強くなります。
「ヴィンテージとの出会いを大切にする。」「ヴィンテージとの出会いは、一期一会である」と言う様な表現を、ネットなどの記事で目にしたりします。
『一期一会』(読み:いちごいちえ)一生に一度限りの機会
[post_ads]
人それぞれ考え方は異なりますが、ヴィンテージがお好きな方は、この様な表現、考え方に同意される方は多いと思います。
私もヴィンテージとの出会いの妙を感じる事は結構あります。実際に手にして、着てみると分かる事、感じる事があったりします。
関連記事:
[手にして見て知るヴィンテージの魅力:ペンドルトンウールシャツの場合 ##link##]
ヴィンテージのリーバイス501の中で、革パッチ、片面タブのディテールを備えるモデルはとりわけ人気が高く、ヴィンテージ好きの憧れの存在でもあります。そのため、片面タブ付きの501はプレミアムも高く、一般的に言ってかなり高額で取引されています。
私は、革パッチの片面タブから移行直後の両面タブの501を持っています。
![]() |
ヴィンテージ リーバイス 501xx 革パッチ |
濃紺で写真の501以上にパッチの状態も良好でした。しかし、ウエストサイズが自分には大きすぎたので、上の501を選びました。価格は片面タブの方が安かったです。
以降、何度か片面タブとの出会いがありましたが、入手にはいたりませんでした。自分にはこの革パッチ501がある。これは極太センターセットのベルトループで中身は一緒だ。片面タブは、値段がやたら高いし、別に片面がどうしても欲しいわけではない。と言うような考えを持っていました。
そのため、積極的に探して入手する様な気持ちはありませんでした。
今年に入ってから、体調が優れず、二回かなり症状が悪化しました。ここ数週間も体調悪化のため、ブログ更新等も滞っています。さらに、それ以外にも多くの問題を現在抱えています。
不思議な事に今年に入ってからの二回の体調悪化の始まりに車の故障が発生しました。この車は私たちがアメリカに住み始めてからの付き合いで、今年で14年目になります。走行距離が、もの凄くかさんでおり、窓ガラスにはひび、シートは破けてしまっている状態でしたが、思い出もたくさんありました。愛着もひとかたならぬものがあります。
特にこの車は娘にとって、2才からの付き合いで特別な愛着を持っており、「どんなにトラブルがあっても売る事はゆるさない!」と日頃から言われていました。
今年の一月のトラブルも大規模な補修が必要で、修理代もかさみました。そして、冷却装置の全面的なトラブルが発生してしまいました。修理代の見積もりはさらに高額となりました。しかも、今回修理してもまた別の問題が発生する事も考えられる状況のため、泣く泣く手放すことにしました。
娘も状況を考えると手放すことは仕方の無い判断であると納得してくれたものの、親子共々、手放すことに非常に抵抗がありました。
先週、娘と一緒に、愛車を業者に売ってきました。娘は号泣。私も辛い気持ちで車に別れを告げました。
同じ週に片面タブの501と出会いました。写真で見る限り、色落ちも進行しており、使用感も感じられるものでした。細かいコンディション、詳細は実際に手にしてみないと分からないリスクが高い状態でしたが、思い切って入手する事にしました。
届いた片面タブです。
実際に手にして見ると、独特のオーラが漂う生地の風合いと色落ちをしていました。ヴィンテージ特有の匂いも強くありますが、この生地、雰囲気を見るとそれも納得できてしまいます。
私は年代の古いデニムの濃紺の色が好きです。しかし、この片面タブの501を手にして、さすがに人気があるだけの色落ちをするなと納得しました。
コンディションも着用感の割には良好でした。サイズは、ウエスト部が丁度良い位で脚部の太さもそれ程太いと感じない自分好みのシルエットでした。
501XXは総じて太く、さらにテーパードがほとんどかかっていないシルエットなので余計太く感じるところがあります。しかし、この501からは太い印象をあまり受けませんでした。
革パッチが縮んでしまっているため、ウエストがパッチの縮によって引っ張られて、少し細くなっています。下の写真からもその様子がうかがえるかと思います。
パッチが縮んでウエストが締まっていることも、自分のサイズにより合うことに寄与しています。これ以上はないと思う位、自分好みのものでした。
売り主はフロリダの方で、50年代の初めからずっと家にあったものだと言っていました。その話、コンディション等を考えるとその家の誰かが着用後、ずっとそのまま保管され続けていたものだと推測しています。
勝手な解釈ですが、この501は今回手放した愛車の代わりに私の元にやってきてくれた様に思っています。
今も問題が山積みで、そのいくつかは自分の今後に大きく影響するものです。精神的にもきつい状態が続いています。人生山あり谷ありです。今はまさに谷の底にいる感じです。
そんな時に出会ったこの501に救われる様な気持ちになったり、特別な想いを抱いています。
後で振り返っても、この501との出会いの時の自分の状況について明確に記憶に残っていると思います。
この501と他のヴィンテージ達と一緒に今の問題に取り組んで、谷を乗り越えて行く様にがんばろうと思っています。
この501は恐らく一生手放す事はないでしょう。
本品のディテール等について、後日投稿した記事です。
関連記事:
[ヴィンテージ 501XX 革パッチ 片面タブ ##link##]
COMMENTS