ロングホーンインポートのお二人のお客様から、ヴィンテージジーンズのウエストサイズについてのご質問を頂きました。それぞれ個別に回答しておりますが、補足を兼ねて本記事で説明します。
本記事で説明する内容は、オンラインストアでジーンズを購入を検討されている方のサイズ選びにもご参考になると考えています。
ジーンズのサイズで最も一般的で普及しているサイズ情報は、ウエストとレングスです。
レングスは股下の長さです。レングスに関しては、比較的シンプルでイメージを掴みやすく、サイズ選択の判断がしやすいです。
一方、ウエストサイズは少しやっかいで判断しづらいです。何故かと言うと、ウエスト表記サイズは、メーカーやモデル、シルエットなどによる差があること、適正と思うサイズは穿き方や着用者の好みによっても異なったりするためです。
ここでは、適正ウエストサイズを把握して、サイズを選ぶ上で知っていた方が良い事などを項目別に説明します。
関連ブログ記事:
[女性がメンズの501を選ぶ時のポイント ##link##]
[女性によるメンズ501サイズ選択の実際例と参考情報 ##link##]
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ウエストサイズは、人によって好みも異なります。ゆとりがあるサイズを好む人もいれば、ピッタリした感じを好む人もいます。ほぼ同じ体型・ウエストサイズの人でも、ウエストサイズの好みは異なる場合があります。(多いです。)
また、ジーンズの穿き方、適正サイズについての考え方は、時代によっても異なります。2000年代以降は、ルーズな感じで穿くことが一般的でした。ウエストに拳が一つ半か二つ入るくらいが適正と言うような説も見聞きした覚えがあります。オーバーサイズで穿く穿き方も一部で流行しました。
その人のウエストとジーンズの実寸サイズの関係を知る目安としては、直立した状態で、ジーンズのウエストバンドと体の間に拳が一つ入る、または手を開いて両手がすっぽり甲のところくらいまで入る場合は、その人のウエストより5cm程度大きいです。インチに直すと、2インチ位ジーンズが着用者のウエストより大きいです。(注:その人の体型にもよります。)
同様にジーンズを穿いた状態で、ウエストに拳が二つ入る場合(腰穿き)は、大雑把なところで、着用者のウエストより10ー12cm(4インチ)程度大きいです。
以前は、2インチ程度ゆとりがあるサイズが一般的に好まれていましたが、最近は以前と比べると、ジャストウエストを好む傾向が強くなってきていると思います。
ジャストウエストといっても、感じ方でやはり人によってサイズ感が異なります。一般的には、直立時の実ウエストに対して1インチ前後大きい程度が適正になりつつあるように思います。1インチ実寸が大きいサイズの場合、直立した状態で手を開いて(じゃんけんのパー)、手がジーンズと体の間に入るくらいです。
一般的に、タイト気味という場合は、実ウエストとジーンズのウエストの差が1インチ以内位を意味すると思います。実ウエストに対して、4インチくらい大きいものを好む人もいれば、1インチ未満を好む人もいます。つまり、同じ様な体型であっても、適正(好み)と思うサイズは、人によってワンサイズからツーサイズ異なることは珍しくありません。
自分の求める(適正な)ウエストサイズを知るためには、手持ちのジーンズのウエスト実寸サイズを測ってみると分かりやすいです。手持ちのジーンズが丁度良い、気に入っているのであれば、そのジーンズのウエストの実寸が適正サイズの基準になります。
手持ちのジーンズが少しきつい、もう少しゆるい方が良いなと思う場合は、例えば2cmくらい大きいと丁度良さそうだと思うのであれば、そのジーンズの実寸に2cm足した大きさが適性サイズとなります。
同様に手持ちのジーンズがゆるいのであれば、少しつまんでみて、どの程度小さいと丁度良さそうかを測り、同様に調整します。
尚、通常ジーンズの適正サイズは、XX cmと厳密な大きさではなく、ある程度の幅があります。通常は、プラスマイナス2cm程度は許容範囲になります。
ここまで読まれた方に、ジーンズのサイズって複雑・難しいという印象を与えてしまっているかもしれません。
実際のところ、ジーンズの適正サイズは許容度が大きいです。(意外と幅があります)適正サイズの(許容)範囲内に入っていれば、サイズに大きな不満は感じないと思います。注意すべきは、適正サイズの上限や下限に近そうなサイズのジーンズを選ぶ時です。
ウエストサイズの測り方は色々な方法・やり方がありますが、ジーンズのサイズ測定で一般的なのが、平置きによる計測です。
ジーンズを床に置いて、ウエストバンドの両脇を軽く引っ張ってシワなどを伸ばして、左右両端間の長さ(ウエスト幅)を測り、それを2倍したのがウエストです。
下は、
リーバイス公式オンラインストアの商品サイズの測り方から引用したものです。
平置きのウエストサイズの測り方でも多少差がでます。差が生じる一つの理由は、ジーンズは、ウエストバンドは水平ではなく、背部は上側に、フロント中央部に向けて下に下がるV字状になる形状になっているためです。
私の場合は、両端を軽く外側に引っ張ってある程度ウエストバンドが重なるようにして、ウエスト幅を測定します。ウエスト幅を倍にしたものが実寸のウエストサイズとなります。(上に添付しているリーバイス公式オンラインストアのサイズの測り方の説明でもウエスト幅を2倍にする方法となっています。)
上の写真の場合、ウエスト幅は約40cmです。引っ張ればもう少し大きくなります。
上の501最初期ビッグEのウエストは、40cmを2倍して、約80cmとなります。
生デニムは初期の洗濯で大きく縮むことは比較的良く知られています。実際のところ、着用が進んだ(穿き込んだ)ジーンズでも、洗濯すると多少縮みます。(ウエスト2cm程度)
ジーンズを洗濯した直後はウエストが縮んでいることは、タイト目・ジャスト目のジーンズをお持ちの方は、ご存知の方も多いと思います。(洗濯後に穿くと少し縮んでいると分感じることは多いと思います。)
洗濯乾燥後、穿いた直後、タイトだなと思ったりすることはあると思います。しかし、少し穿いているとすぐに洗濯時のウエスト部の縮みは洗濯前の状態程度に戻ります。
ロングホーンインポートで販売しているヴィンテージジーンズは、全て洗濯後(の縮んだ状態)のものです。
上でサイズ計測の例として紹介した501 最初期ビッグEは、洗濯直後のため、左右両端を軽く引っ張ると2cm程度伸びます。
具体的には、ウエスト幅約41cm、ウエスト82cmになります。少し強めに引っ張ると41.5cm程度です。大切なヴィンテージなので、それ以上強くは引っ張りません。(笑)
穿くとウエストの実寸は82cm前後にはなると思います。そして、しばらく穿いた後、洗濯すると乾燥直後は80cm前後になると思います。
洗濯前後のサイズ差はヴィンテージに限ったことではなく、綿100%のデニムであれば、どれも似た傾向があります。これは、綿100%のデニムの特性です。
ユーズドのジーンズをご購入される場合は、その品が洗濯されて未着用の状態なのか、そうでないのかによって、2cm程度の差があることを考慮しておいた方が良い時もあります。
2cm程度は誤差の範囲の場合もありますが、サイズ的に適正範囲の上限や下限に近そうな時は、洗濯済み未着用か否かは考慮した方が良いと思います。
上記以外にもサイズ選びをする上で知っておいた方があります。ご参考までに簡単に書きます。
ジーンズの表記サイズと実寸サイズはメーカー、モデルによって異なります。また、同じモデルで同じ表記サイズでも実寸サイズは異なることが多いです。同じ表記サイズの2本を同時期に購入しても、実寸サイズは異なっていることは珍しくありません。(極端な場合、実寸ウエストが4cm位違うこともあります。)
本記事で説明する内容は、オンラインストアでジーンズを購入を検討されている方のサイズ選びにもご参考になると考えています。
ジーンズのサイズで最も一般的で普及しているサイズ情報は、ウエストとレングスです。
レングスは股下の長さです。レングスに関しては、比較的シンプルでイメージを掴みやすく、サイズ選択の判断がしやすいです。
一方、ウエストサイズは少しやっかいで判断しづらいです。何故かと言うと、ウエスト表記サイズは、メーカーやモデル、シルエットなどによる差があること、適正と思うサイズは穿き方や着用者の好みによっても異なったりするためです。
ここでは、適正ウエストサイズを把握して、サイズを選ぶ上で知っていた方が良い事などを項目別に説明します。
- [message]
- ##hand-o-right## 備考
- 備考:女性の場合、ジーンズのウエストでなくヒップのサイズが重要になります。
関連ブログ記事:
[女性がメンズの501を選ぶ時のポイント ##link##]
[女性によるメンズ501サイズ選択の実際例と参考情報 ##link##]
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ジーンズの適正ウエストサイズは穿き方、考え方など、人によって異なる
ジーンズの穿き方は、フィットした穿き方、ルーズな穿き方など様々な選択肢があります。
ウエストサイズは、人によって好みも異なります。ゆとりがあるサイズを好む人もいれば、ピッタリした感じを好む人もいます。ほぼ同じ体型・ウエストサイズの人でも、ウエストサイズの好みは異なる場合があります。(多いです。)
また、ジーンズの穿き方、適正サイズについての考え方は、時代によっても異なります。2000年代以降は、ルーズな感じで穿くことが一般的でした。ウエストに拳が一つ半か二つ入るくらいが適正と言うような説も見聞きした覚えがあります。オーバーサイズで穿く穿き方も一部で流行しました。
その人のウエストとジーンズの実寸サイズの関係を知る目安としては、直立した状態で、ジーンズのウエストバンドと体の間に拳が一つ入る、または手を開いて両手がすっぽり甲のところくらいまで入る場合は、その人のウエストより5cm程度大きいです。インチに直すと、2インチ位ジーンズが着用者のウエストより大きいです。(注:その人の体型にもよります。)
同様にジーンズを穿いた状態で、ウエストに拳が二つ入る場合(腰穿き)は、大雑把なところで、着用者のウエストより10ー12cm(4インチ)程度大きいです。
以前は、2インチ程度ゆとりがあるサイズが一般的に好まれていましたが、最近は以前と比べると、ジャストウエストを好む傾向が強くなってきていると思います。
ジャストウエストといっても、感じ方でやはり人によってサイズ感が異なります。一般的には、直立時の実ウエストに対して1インチ前後大きい程度が適正になりつつあるように思います。1インチ実寸が大きいサイズの場合、直立した状態で手を開いて(じゃんけんのパー)、手がジーンズと体の間に入るくらいです。
一般的に、タイト気味という場合は、実ウエストとジーンズのウエストの差が1インチ以内位を意味すると思います。実ウエストに対して、4インチくらい大きいものを好む人もいれば、1インチ未満を好む人もいます。つまり、同じ様な体型であっても、適正(好み)と思うサイズは、人によってワンサイズからツーサイズ異なることは珍しくありません。
適正ウエストサイズは?
自分の求める(適正な)ウエストサイズを知るためには、手持ちのジーンズのウエスト実寸サイズを測ってみると分かりやすいです。手持ちのジーンズが丁度良い、気に入っているのであれば、そのジーンズのウエストの実寸が適正サイズの基準になります。
手持ちのジーンズが少しきつい、もう少しゆるい方が良いなと思う場合は、例えば2cmくらい大きいと丁度良さそうだと思うのであれば、そのジーンズの実寸に2cm足した大きさが適性サイズとなります。
同様に手持ちのジーンズがゆるいのであれば、少しつまんでみて、どの程度小さいと丁度良さそうかを測り、同様に調整します。
尚、通常ジーンズの適正サイズは、XX cmと厳密な大きさではなく、ある程度の幅があります。通常は、プラスマイナス2cm程度は許容範囲になります。
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- ##hand-o-right## 備考
- 複数のジーンズをお持ちの方は、よろしければ、試しに実寸を測ってみてください。思っている以上に、個々のサイズの幅があると思います。
ここまで読まれた方に、ジーンズのサイズって複雑・難しいという印象を与えてしまっているかもしれません。
実際のところ、ジーンズの適正サイズは許容度が大きいです。(意外と幅があります)適正サイズの(許容)範囲内に入っていれば、サイズに大きな不満は感じないと思います。注意すべきは、適正サイズの上限や下限に近そうなサイズのジーンズを選ぶ時です。
ウエストサイズの測り方
ウエストサイズの測り方は色々な方法・やり方がありますが、ジーンズのサイズ測定で一般的なのが、平置きによる計測です。
ジーンズを床に置いて、ウエストバンドの両脇を軽く引っ張ってシワなどを伸ばして、左右両端間の長さ(ウエスト幅)を測り、それを2倍したのがウエストです。
下は、
![]() |
ヴィンテージ 501 最初期ビッグE |
上の写真の場合、ウエスト幅は約40cmです。引っ張ればもう少し大きくなります。
上の501最初期ビッグEのウエストは、40cmを2倍して、約80cmとなります。
ジーンズは洗濯前と洗濯直後で実寸が異なる
生デニムは初期の洗濯で大きく縮むことは比較的良く知られています。実際のところ、着用が進んだ(穿き込んだ)ジーンズでも、洗濯すると多少縮みます。(ウエスト2cm程度)
ジーンズを洗濯した直後はウエストが縮んでいることは、タイト目・ジャスト目のジーンズをお持ちの方は、ご存知の方も多いと思います。(洗濯後に穿くと少し縮んでいると分感じることは多いと思います。)
洗濯乾燥後、穿いた直後、タイトだなと思ったりすることはあると思います。しかし、少し穿いているとすぐに洗濯時のウエスト部の縮みは洗濯前の状態程度に戻ります。
ロングホーンインポートで販売しているヴィンテージジーンズは、全て洗濯後(の縮んだ状態)のものです。
上でサイズ計測の例として紹介した501 最初期ビッグEは、洗濯直後のため、左右両端を軽く引っ張ると2cm程度伸びます。
具体的には、ウエスト幅約41cm、ウエスト82cmになります。少し強めに引っ張ると41.5cm程度です。大切なヴィンテージなので、それ以上強くは引っ張りません。(笑)
穿くとウエストの実寸は82cm前後にはなると思います。そして、しばらく穿いた後、洗濯すると乾燥直後は80cm前後になると思います。
洗濯前後のサイズ差はヴィンテージに限ったことではなく、綿100%のデニムであれば、どれも似た傾向があります。これは、綿100%のデニムの特性です。
ユーズドのジーンズをご購入される場合は、その品が洗濯されて未着用の状態なのか、そうでないのかによって、2cm程度の差があることを考慮しておいた方が良い時もあります。
2cm程度は誤差の範囲の場合もありますが、サイズ的に適正範囲の上限や下限に近そうな時は、洗濯済み未着用か否かは考慮した方が良いと思います。
上記以外にもサイズ選びをする上で知っておいた方があります。ご参考までに簡単に書きます。
ジーンズの表記サイズと実寸サイズはメーカー、モデルによって異なります。また、同じモデルで同じ表記サイズでも実寸サイズは異なることが多いです。同じ表記サイズの2本を同時期に購入しても、実寸サイズは異なっていることは珍しくありません。(極端な場合、実寸ウエストが4cm位違うこともあります。)
関連ブログ記事:
数年ぶりにリーバイス505を購入したところ、同じサイズなのに実際の大きさが全く異なるとご連絡してきた方の話を紹介しています。
[同じ505、表記サイズも同じなのに、実際の大きさが違うのはなぜ? ##link##]
数年ぶりにリーバイス505を購入したところ、同じサイズなのに実際の大きさが全く異なるとご連絡してきた方の話を紹介しています。
[同じ505、表記サイズも同じなのに、実際の大きさが違うのはなぜ? ##link##]
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