ロングホーンインポートの取り寄せ注文で501CTのBELGRAVIAとHARRISONが入荷しました。
今回入荷した2色は、日本未発売色です。また、興味深いことに以前紹介した501CT インディゴリジッドと一部仕様が異なります。
お客様のご承諾を頂いたので、インディゴリジッドとの仕様比較などについて紹介します。
左がHarrison, 中央がインディゴリジッド、右がBelgraviaです。Harrisonは、最近新色としてラインナップに加わった色です。
今回紹介するHarrisonとBelgraviaのパッチは紙素材の通称、紙パッチです。
さらに興味深いことに、パッチの右側に切り取り線が入って、W, L表記があるティアオフタブがあります。
このティアオフタブが付いたパッチは、70年代頃からの501の標準的なパッチの形式です。現行の米国ラインの501でも採用されています。
2003年以降のジャパン仕様のほとんどは、異なる形式のパッチになります。
パッチのロット番号表記は、Harrisonは501®のみ、Belgraviaは501®CTの表記です。
リーバイスのパッチ表記は、同年代でも複数の種類の表記方法があったことは過去にもあります。
下は、インディゴリジッドのパッチです。
素材は革です。
前回紹介した501CTインディゴリジッドは、裾裏がチェーンステッチでした。
しかし、今回入荷したHarrisonとBelgraviaの裾裏のステッチは、シングルステッチです。
現在販売されている501CTの裾裏はシングルステッチなのかは、これだけでは判断できません。
尚、80年代の前半に裾裏シングルステッチが登場し、以降、30年以上裾裏はシングルステッチでした。現行の501シュリンクトゥフィットの裾裏もシングルです。
80年代の前半は、裾裏シングルとチェーンが混在していました。仕様変更の移行期にディテールが混在するのは通例です。
今回は裾裏シングルからチェーンへの移行期なのか?または、501CTの裾裏は当初チェーンだったものの、シングルに戻されたのか?など、まだはっきり分かりません。
”革パッチの場合、裾裏はチェーン。紙パッチは裾裏シングル。”と言った様に、裾裏のステッチの仕様とパッチの素材と関連性がある可能性はあります。
501CT インディゴリジッドのウエストバンド裏の上のステッチはシングルでした。
米国製501-1995や501 ロングデイなどセルビッジデニム仕様のプレミアム版はシングルです。通常の501はチェーンステッチです。
501CTはプレミアムの位置付けなのかもしれないと思っていました。
ところが今回の2品は、ウエストバンド裏の上のステッチがチェーンステッチです。
ここで紹介しているBelgraviaは、メキシコ製です。リーバイスが米国工場を閉鎖した後、501をメインで作っていたのは、メキシコ国内の工場です。
501CTのメインの生産国は、メキシコなのだろうと認識していました。
ところが、今回のHarrisonはトルコ製です。
トルコは、元来、LEVIS VINTAGE CLOTHING(復刻)のメインの生産拠点でした。
ヨーロッパ市場向けの501CTは、主にトルコで作っていたとしても不思議はありません。
しかし、米国ラインの501でトルコ製を見たことはありません。
501シュリンクトゥフィットの場合、生産拠点は、中米諸国とエジプトです。
Harrisonは、元々ヨーロッパ市場向けの501CTで、それを米国でも発売する様になったのかもしれません。
今回の2品の501CTの仕様の違い、生産工場の違いは、もしかすると、今後の501の仕様・生産拠点などで変更が行われる可能性を示唆しているのかもしれません。
引き続き、注目していきたいと思います。
今回入荷した2色は、日本未発売色です。また、興味深いことに以前紹介した501CT インディゴリジッドと一部仕様が異なります。
お客様のご承諾を頂いたので、インディゴリジッドとの仕様比較などについて紹介します。
左がHarrison, 中央がインディゴリジッド、右がBelgraviaです。Harrisonは、最近新色としてラインナップに加わった色です。
パッチ
今回紹介するHarrisonとBelgraviaのパッチは紙素材の通称、紙パッチです。
![]() |
501CT Harrison Patch |
このティアオフタブが付いたパッチは、70年代頃からの501の標準的なパッチの形式です。現行の米国ラインの501でも採用されています。
2003年以降のジャパン仕様のほとんどは、異なる形式のパッチになります。
![]() |
501CT Belgravia Patch |
リーバイスのパッチ表記は、同年代でも複数の種類の表記方法があったことは過去にもあります。
下は、インディゴリジッドのパッチです。
素材は革です。
裾裏のステッチの種類
前回紹介した501CTインディゴリジッドは、裾裏がチェーンステッチでした。
しかし、今回入荷したHarrisonとBelgraviaの裾裏のステッチは、シングルステッチです。
現在販売されている501CTの裾裏はシングルステッチなのかは、これだけでは判断できません。
尚、80年代の前半に裾裏シングルステッチが登場し、以降、30年以上裾裏はシングルステッチでした。現行の501シュリンクトゥフィットの裾裏もシングルです。
80年代の前半は、裾裏シングルとチェーンが混在していました。仕様変更の移行期にディテールが混在するのは通例です。
今回は裾裏シングルからチェーンへの移行期なのか?または、501CTの裾裏は当初チェーンだったものの、シングルに戻されたのか?など、まだはっきり分かりません。
”革パッチの場合、裾裏はチェーン。紙パッチは裾裏シングル。”と言った様に、裾裏のステッチの仕様とパッチの素材と関連性がある可能性はあります。
腰裏のステッチの種類
501CT インディゴリジッドのウエストバンド裏の上のステッチはシングルでした。
米国製501-1995や501 ロングデイなどセルビッジデニム仕様のプレミアム版はシングルです。通常の501はチェーンステッチです。
501CTはプレミアムの位置付けなのかもしれないと思っていました。
ところが今回の2品は、ウエストバンド裏の上のステッチがチェーンステッチです。
生産国
ここで紹介しているBelgraviaは、メキシコ製です。リーバイスが米国工場を閉鎖した後、501をメインで作っていたのは、メキシコ国内の工場です。
501CTのメインの生産国は、メキシコなのだろうと認識していました。
ところが、今回のHarrisonはトルコ製です。
トルコは、元来、LEVIS VINTAGE CLOTHING(復刻)のメインの生産拠点でした。
ヨーロッパ市場向けの501CTは、主にトルコで作っていたとしても不思議はありません。
しかし、米国ラインの501でトルコ製を見たことはありません。
501シュリンクトゥフィットの場合、生産拠点は、中米諸国とエジプトです。
Harrisonは、元々ヨーロッパ市場向けの501CTで、それを米国でも発売する様になったのかもしれません。
今回の2品の501CTの仕様の違い、生産工場の違いは、もしかすると、今後の501の仕様・生産拠点などで変更が行われる可能性を示唆しているのかもしれません。
引き続き、注目していきたいと思います。
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