501でもモデルによってウエスト表記サイズと実寸に大きな差があることについて紹介した記事について、以下のコメントを頂きました。
以下、ジーンズのサイズについて、改めて考えてみました。
ジーンズのサイズについては、メーカーによる考え方、ユーザーによる受け取り方・解釈の仕方など様々です。
上に引用したコメントも一つの考え方、解釈です。また、そう思っていらっしゃる方も少なくないと思います。
考え方、解釈の仕方なので、答えは一つではありません。正しい、間違っているということでもないです。
同じ表記サイズのジーンズを長年穿いている人にとっては、ジーンズの表記は着用者のサイズのことだと、ごく自然に思うこともあると思います。
また、コメントで述べられている様に、実寸がモデルによって違うのは、そのジーンズのコンセプトによるものだと解釈することもできます。
実際に、「ジーンズのサイズは着用者のウエストサイズを表示しているので、実寸ではありません。」と頂いたコメントの様に、説明しているメーカーもあります。
リーバイス公式オンラインストアでは、各品のジーンズごとに各部の実寸サイズを表示しています。
リーバイスジャパンのオンラインストアの場合、サイズ表の下に、以下の様な注釈があります。
”タグに記載されたサイズ”は、一般的な表記サイズのことです。
ジーンズのサイズは、ウエストとレングスをインチで表示するのが一般的です。
ドレスシャツなどで、首回りと袖の長さを表示するのと似ています。
シャツの場合は、表記サイズと実寸が同じであることが通例だと思います。
ジーンズの場合は、メーカー、モデル、固体によって異なります。
例えば、ラングラー13MWZや936の場合は、現行品の表記サイズと実寸は、ウエストもレングスも、ほぼ同じです。(個体差があるので、多少前後しますが、基本的に表記と実寸は同じ場合が多いです。)
また、ラングラーのある年代のモデル(13MWZや11MWZ)は、「本品は未洗いデニムのため洗濯すると3%程度縮むので、縮みを考慮してレングスは表記より少し長めに仕上げています。」と表記があるものもあります。(実際は英語で書かれています。)
表記サイズと実寸が同じだと、サイズ選びは比較的、簡単で、ストレートだと思います。
しかし、現在販売されているジーンズは、表記サイズと実寸は異なる事が多いです。
リーバイス501(品番501-0000 現行リジッドに相当)の場合、80年代終わり頃以降のモデルから、ウエストの実寸は表記より2インチ程度大きく、レングスは、ほぼ表記と同じ場合が通例でした。
Made in USAのラインは、実寸がさらに大きめな傾向があります。そのため、これまでロングホーンインポートで取り寄せた品は、通常のサイズよりワンサイズ下を選択するお客様が多かったです。
2015年の第4四半期頃に取り寄せた501STF リジッド(501-0000)は、表記と実寸の差が1インチ強しかありませんでした。
一方、同時期に取り寄せた米国製501-1995のウエストは、表記より実寸は3インチ以上大きかったです。
下の写真は、表記ウエスト31インチの501STF リジッド(写真向かって上)と表記ウエスト29インチの501-1995(同下)です。
表記では、ウエストサイズは2インチ異なりますが、実寸ウエストはほぼ同じです。
片方が生デニムで、もう一方が防縮加工デニムであれば、縮みを考慮した結果とも解釈できなくもないですが、両方とも生デニムです。
製品のコンセプトによる違いと解釈することもできなくはないですが、501 CTなどではなく、同じ501です。
股上もほぼ同じです。
尚、上記2品は同じ方が購入されています。
ジーンズの実寸は個体差があり、同じ品番の同じ表記サイズでも多少のサイズ差はあります。(通常は2cm以内)
また、ジーンズのサイズは許容度がある程度あります。
人にもよりますが、1インチ以内、特に2cm以内の実寸差は、通常、許容範囲に収まります。
差が1インチ(2.54cm)を超えると差を明確に感じることが多いです。
先日取り寄せた501CT Made in USAのMid Blueは、表記ウエスト30インチに対して、実寸ウエストは約83cmありました。(軽く伸ばせば、84cm程度はあります。)
30インチは、76.2cmです。
ウエストサイズが30インチ、約76cmの人が穿くと、単純なところで7cm程度大きいサイズです。
ご依頼くださった方は通常30インチのジーンズを穿いていらっしゃるとのことです。
ご相談の上、29インチを取り寄せました。(実際のところは、米国製501は大きいので29インチが元々のご希望だったのですが、取り寄せ時に品切れだったので、先に30インチを手配していました。)
下がウエスト表記29インチの501CT Made in USA Mid Blueです。実寸ウエストは、80cm強でした。
上の二つの写真を見比べていただくと、ウエスト幅が約1.5cm程度少し差があることがお分かり頂けると思います。
ウエストは、ウエスト幅を2倍にしたものなので、差は3cm強あります。
ジーンズは同じ品番で、表記に対してかならずジャストXcm大きいと言うような明確なものではありません。
ウエスト表記1インチ違いの上記2品の実寸も、ぴったり1インチの差ではないことが、そのことを示している事例でもあります。
ご注文された方が選ばれたのは、サイズ29インチの方です。この方は、サイズ30の501CT ブリストルも持っていらっしゃいます。
501CTは、ウエストは大きめに作られていますが、501CTのウエスト30インチを穿いているから、501CT Made in USA Mid Blueも30インチを選択する事には必ずしもならないということです。
この様な話をすると、ジーンズのサイズ選びは難しいと思われるかもしれません。
しかし、一般的に言えば、サイズ30インチのジーンズを普段穿いている人は、サイズ30インチが候補となるのが基本です。
また、普段、穿いているジーンズの実寸を測ると、通販でジーンズを購入する場合、サイズ選びに役立つ可能性が高いです。
ロングホーンインポートでジーンズを取り寄せる場合、ご注文下さる方が所有されているジーンズのウエスト実寸サイズをお聞きする事があります。
お穿きのジーンズのウエストの実寸サイズと比べる事で、サイズ選択のミスの可能性はかなり抑える事ができます。
関連ブログ記事:
同じ505、表記サイズも同じなのに、実際の大きさが違うのはなぜ?
服のサイズというのは、服自体の実寸、もしくは着用者のサイズを表示してるパターンがあるのではないですか?
ジーンズの場合は着用者のウエストサイズを表示しているために、同じインチ表示でも、ジーンズの実寸が違っているだけだと思います。
たとえば30インチというのはウエストサイズが76cmの人向けのサイズという意味でしょう。
そうなると股上の長さやジーンズのコンセプトよってジーンズのウエスト実寸が違ってくる事になります。
以下、ジーンズのサイズについて、改めて考えてみました。
ジーンズのサイズについては、メーカーによる考え方、ユーザーによる受け取り方・解釈の仕方など様々です。
上に引用したコメントも一つの考え方、解釈です。また、そう思っていらっしゃる方も少なくないと思います。
考え方、解釈の仕方なので、答えは一つではありません。正しい、間違っているということでもないです。
同じ表記サイズのジーンズを長年穿いている人にとっては、ジーンズの表記は着用者のサイズのことだと、ごく自然に思うこともあると思います。
また、コメントで述べられている様に、実寸がモデルによって違うのは、そのジーンズのコンセプトによるものだと解釈することもできます。
実際に、「ジーンズのサイズは着用者のウエストサイズを表示しているので、実寸ではありません。」と頂いたコメントの様に、説明しているメーカーもあります。
リーバイスジャパンのオンラインストアの場合、サイズ表の下に、以下の様な注釈があります。
※リーバイス® オンラインストアで記載しているサイズは、すべて実際の商品を計測した実寸となっております。 そのため、リーバイス® オンラインストアで記載しているサイズは、タグに記載されたサイズと異なります。予めご了承ください。
”タグに記載されたサイズ”は、一般的な表記サイズのことです。
ジーンズのサイズは、ウエストとレングスをインチで表示するのが一般的です。
ドレスシャツなどで、首回りと袖の長さを表示するのと似ています。
シャツの場合は、表記サイズと実寸が同じであることが通例だと思います。
ジーンズの場合は、メーカー、モデル、固体によって異なります。
例えば、ラングラー13MWZや936の場合は、現行品の表記サイズと実寸は、ウエストもレングスも、ほぼ同じです。(個体差があるので、多少前後しますが、基本的に表記と実寸は同じ場合が多いです。)
また、ラングラーのある年代のモデル(13MWZや11MWZ)は、「本品は未洗いデニムのため洗濯すると3%程度縮むので、縮みを考慮してレングスは表記より少し長めに仕上げています。」と表記があるものもあります。(実際は英語で書かれています。)
表記サイズと実寸が同じだと、サイズ選びは比較的、簡単で、ストレートだと思います。
しかし、現在販売されているジーンズは、表記サイズと実寸は異なる事が多いです。
リーバイス501(品番501-0000 現行リジッドに相当)の場合、80年代終わり頃以降のモデルから、ウエストの実寸は表記より2インチ程度大きく、レングスは、ほぼ表記と同じ場合が通例でした。
Made in USAのラインは、実寸がさらに大きめな傾向があります。そのため、これまでロングホーンインポートで取り寄せた品は、通常のサイズよりワンサイズ下を選択するお客様が多かったです。
2015年の第4四半期頃に取り寄せた501STF リジッド(501-0000)は、表記と実寸の差が1インチ強しかありませんでした。
一方、同時期に取り寄せた米国製501-1995のウエストは、表記より実寸は3インチ以上大きかったです。
下の写真は、表記ウエスト31インチの501STF リジッド(写真向かって上)と表記ウエスト29インチの501-1995(同下)です。
表記では、ウエストサイズは2インチ異なりますが、実寸ウエストはほぼ同じです。
片方が生デニムで、もう一方が防縮加工デニムであれば、縮みを考慮した結果とも解釈できなくもないですが、両方とも生デニムです。
製品のコンセプトによる違いと解釈することもできなくはないですが、501 CTなどではなく、同じ501です。
股上もほぼ同じです。
尚、上記2品は同じ方が購入されています。
ジーンズの実寸は個体差があり、同じ品番の同じ表記サイズでも多少のサイズ差はあります。(通常は2cm以内)
また、ジーンズのサイズは許容度がある程度あります。
人にもよりますが、1インチ以内、特に2cm以内の実寸差は、通常、許容範囲に収まります。
差が1インチ(2.54cm)を超えると差を明確に感じることが多いです。
先日取り寄せた501CT Made in USAのMid Blueは、表記ウエスト30インチに対して、実寸ウエストは約83cmありました。(軽く伸ばせば、84cm程度はあります。)
30インチは、76.2cmです。
ウエストサイズが30インチ、約76cmの人が穿くと、単純なところで7cm程度大きいサイズです。
ご依頼くださった方は通常30インチのジーンズを穿いていらっしゃるとのことです。
ご相談の上、29インチを取り寄せました。(実際のところは、米国製501は大きいので29インチが元々のご希望だったのですが、取り寄せ時に品切れだったので、先に30インチを手配していました。)
下がウエスト表記29インチの501CT Made in USA Mid Blueです。実寸ウエストは、80cm強でした。
上の二つの写真を見比べていただくと、ウエスト幅が約1.5cm程度少し差があることがお分かり頂けると思います。
ウエストは、ウエスト幅を2倍にしたものなので、差は3cm強あります。
ジーンズは同じ品番で、表記に対してかならずジャストXcm大きいと言うような明確なものではありません。
ウエスト表記1インチ違いの上記2品の実寸も、ぴったり1インチの差ではないことが、そのことを示している事例でもあります。
ご注文された方が選ばれたのは、サイズ29インチの方です。この方は、サイズ30の501CT ブリストルも持っていらっしゃいます。
501CTは、ウエストは大きめに作られていますが、501CTのウエスト30インチを穿いているから、501CT Made in USA Mid Blueも30インチを選択する事には必ずしもならないということです。
この様な話をすると、ジーンズのサイズ選びは難しいと思われるかもしれません。
しかし、一般的に言えば、サイズ30インチのジーンズを普段穿いている人は、サイズ30インチが候補となるのが基本です。
また、普段、穿いているジーンズの実寸を測ると、通販でジーンズを購入する場合、サイズ選びに役立つ可能性が高いです。
ロングホーンインポートでジーンズを取り寄せる場合、ご注文下さる方が所有されているジーンズのウエスト実寸サイズをお聞きする事があります。
お穿きのジーンズのウエストの実寸サイズと比べる事で、サイズ選択のミスの可能性はかなり抑える事ができます。
関連ブログ記事:
同じ505、表記サイズも同じなのに、実際の大きさが違うのはなぜ?
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