2017年秋冬の米国リーバイスの製品ラインナップについて、501 CTが姿を消し、501 Taperが登場したことについて、1つ前の記事で紹介しました。2017秋冬向け製品構成では、定番ラインの501のモデルにも従来と比べて大きな変化が見られます。

色はリンス、ブラック、ユーズド加工されたミディアム・オーセンティックの3色です。生地は、ノールカロライナ州にあるコーンミルズ・ホワイトオーク工場製のコーンデニムを使用しています。注目は、縫製の全工程(from start to finish)はテキサスで行われていると商品説明にあることです。これまでの米国製501の縫製はロスアンジェルスで行われていました。
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新しいMade in the USAのラインの501は、縫製の地域が異なるだけではなく、仕様も異なります。リンス、501-2453をご入手されたロングホーンインポートのお客様から送って頂いた写真を以下に添付、紹介します。
新品時に付属するWhite Oakのペーパータグ、ウエストバンドにホワイトオークのタグ、下に取付けられているMade in the USAのタグは、従来と同じです。
しかし、アウトシームは脇割りです。501STFなどのレギュラーモデルと同じ糸をたくさん使った特徴的な脇割りです。
裾裏は、シングルではなくチェーンステッチであるところは、レギュラー501とは異なりますが、これまでのMade in the USAの特徴だったセルビッジデニムではないことが大きな仕様上の相違点です。
実は501-2453は、2017年秋冬の新モデルではなく、(約半年前の)第1四半期からオンラインストアで取り扱われていました。「テキサス製のMade in USAの501がオンラインストアで販売されています。」とブログの読者の方がご連絡下さり、その存在をしりました。
恐らく、501-2453はテスト・マーケティングの位置付けで2017年春夏ラインに加わり、好評だったため、色などを増やして新Made in the USAラインとして秋冬ラインに加えられたのではないかと推測しています。
501-2453は、楽天のJalanaさんのオンラインストアでもいち早く取り扱っています。レングスも選べます。
これまでのMade in the USAは、プレミアムラインとしての位置付けで価格帯も100ドルから200ドルの間の設定となっていました。しかし、2017年秋冬のMade in the USA 501は、100ドル以下の価格設定となっています。
新しいMade in the USAのモデルは、コーンデニムでもセルビッジではなく、通常のモデルのように脇割りの縫製であることが特徴です。
身近な(比較的廉価な)価格帯で手に入る米国製と言う新しい位置付けを採用していると思われます。
オンラインストアの製品ラインでも、これまではCollection(コレクション)の中に、Levi's Vintage ClothingやMade and Craftedなどと並んでMade in the USAがありましたが、現在のオンラインストアのコレクションには表示されていません。このことも、米国製をプレミアム位置付けではなく、身近な存在に位置付けていることを表していると思います。

これまでのMade in the USAの主要モデル 501-1995では、生デニムのシュリンクトゥフィットが特徴でしたが、501-2453は、洗い加工が施されているのも特徴です。
「普通の501より少し高くても良いから、アメリカ製が欲しい。」と考えるユーザーは少なからずいると思います。(シュリンクトゥフィットやセルビッジと言うような特徴を知らないユーザーの方が圧倒的に多いと思います。)
シュリンクトゥフィットは、従来からのユーザーとLVCでのプレミアムラインのみに絞り、2017年秋冬からのMade in the USA 501のラインでは、新しいユーザー層を獲得するためにサイズ選択などが容易な洗い加工、廉価な脇割り仕様などを採用した新しい製品戦略を取っていることを示していると考えています。
シュリンクトゥフィットに関するリーバイスの新しい製品戦略などについても、別途、記事を投稿する予定です。
関連記事:
[2017 米リーバイス 秋冬シーズン製品ライン更新情報:501 CTは501 Taperに変更! ##link##]
新しい位置付けのMade in the USAの登場
現在、米国リーバイスのオンラインストアでは、3種類のMade in the USA 501が掲載されています。
色はリンス、ブラック、ユーズド加工されたミディアム・オーセンティックの3色です。生地は、ノールカロライナ州にあるコーンミルズ・ホワイトオーク工場製のコーンデニムを使用しています。注目は、縫製の全工程(from start to finish)はテキサスで行われていると商品説明にあることです。これまでの米国製501の縫製はロスアンジェルスで行われていました。
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Made in the USA 501-2453
新しいMade in the USAのラインの501は、縫製の地域が異なるだけではなく、仕様も異なります。リンス、501-2453をご入手されたロングホーンインポートのお客様から送って頂いた写真を以下に添付、紹介します。
新品時に付属するWhite Oakのペーパータグ、ウエストバンドにホワイトオークのタグ、下に取付けられているMade in the USAのタグは、従来と同じです。
しかし、アウトシームは脇割りです。501STFなどのレギュラーモデルと同じ糸をたくさん使った特徴的な脇割りです。
裾裏は、シングルではなくチェーンステッチであるところは、レギュラー501とは異なりますが、これまでのMade in the USAの特徴だったセルビッジデニムではないことが大きな仕様上の相違点です。
実は501-2453は、2017年秋冬の新モデルではなく、(約半年前の)第1四半期からオンラインストアで取り扱われていました。「テキサス製のMade in USAの501がオンラインストアで販売されています。」とブログの読者の方がご連絡下さり、その存在をしりました。
恐らく、501-2453はテスト・マーケティングの位置付けで2017年春夏ラインに加わり、好評だったため、色などを増やして新Made in the USAラインとして秋冬ラインに加えられたのではないかと推測しています。
501-2453は、楽天のJalanaさんのオンラインストアでもいち早く取り扱っています。レングスも選べます。
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リーバイス LEVI'S 501 MADE IN USA リンス (米国製 アメリカ製 LEVIS ワンウォッシュ コーンデニム ホワイトオーク コーンミルズ 501-2453)
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従来とは異なる位置付けのMade in the USAライン
これまでのMade in the USAは、プレミアムラインとしての位置付けで価格帯も100ドルから200ドルの間の設定となっていました。しかし、2017年秋冬のMade in the USA 501は、100ドル以下の価格設定となっています。
新しいMade in the USAのモデルは、コーンデニムでもセルビッジではなく、通常のモデルのように脇割りの縫製であることが特徴です。
身近な(比較的廉価な)価格帯で手に入る米国製と言う新しい位置付けを採用していると思われます。
オンラインストアの製品ラインでも、これまではCollection(コレクション)の中に、Levi's Vintage ClothingやMade and Craftedなどと並んでMade in the USAがありましたが、現在のオンラインストアのコレクションには表示されていません。このことも、米国製をプレミアム位置付けではなく、身近な存在に位置付けていることを表していると思います。

これまでのMade in the USAの主要モデル 501-1995では、生デニムのシュリンクトゥフィットが特徴でしたが、501-2453は、洗い加工が施されているのも特徴です。
「普通の501より少し高くても良いから、アメリカ製が欲しい。」と考えるユーザーは少なからずいると思います。(シュリンクトゥフィットやセルビッジと言うような特徴を知らないユーザーの方が圧倒的に多いと思います。)
シュリンクトゥフィットは、従来からのユーザーとLVCでのプレミアムラインのみに絞り、2017年秋冬からのMade in the USA 501のラインでは、新しいユーザー層を獲得するためにサイズ選択などが容易な洗い加工、廉価な脇割り仕様などを採用した新しい製品戦略を取っていることを示していると考えています。
シュリンクトゥフィットに関するリーバイスの新しい製品戦略などについても、別途、記事を投稿する予定です。
関連記事:
[2017 米リーバイス 秋冬シーズン製品ライン更新情報:501 CTは501 Taperに変更! ##link##]
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