リーバイス 501は、伝統的に防縮加工を含めた加工が施されていない未洗いの生デニムを使用しているのが特徴の1つです。現行モデルの501では、防縮加工や洗い加工が施されたモデルも多くありますが、伝統の生デニムを使った501 Shrink-To-Fit(シュリンクトゥフィット)と言うモデルも継続して製造、販売されています。

生デニムは、水を含むと大幅に縮みます。洗濯などをすると縮み、穿くと部分的に縮みが着用者の体型に合わせて戻ります。この生デニムの特性作用を利用して、縮めて体にフィットしていく501の特徴を、リーバイスはシュリンクトゥフィットと呼んでいます。
ロングホーンインポートで501STF(シュリンクトゥフィット)をご購入くださったお客様から、お風呂に入って縮め、穿いたまま乾かす501シュリンクトゥフィット体験談をメールで頂きました。本ブログの読者の方々に向けた内容となっています。全文を紹介させて頂きます。
「私のリーバイス」ご愛読の皆様はじめまして!(東京オリンピックが開催された年)1964年生まれのおっさんです。
皆さんブログ記事『生デニムの501を穿いてお風呂に入り、穿いたまま乾かす!』をご覧になりましたか?これを読んでぜひ自分でも体験したくなり、この度私も実行してみました!。ジーンズはロングホーンインポート様のお世話になり色々アドバイスをいただきながら手に入れたものです。
この日は気温34℃、室温は31℃に達しておりました。
まずは『混浴』(笑)です。湯温41℃(半身浴)を用意。記事にあった『酢と塩』は「効果の程が疑問」というロングホーンインポートさんのアドバイスで使いませんでした。いきなり熱いお湯に入るのは気が引けたので、まずはジーンズを穿いてシャワーを浴びました。子供の頃からの道徳感か「いかんズボンを穿いたままシャワーを浴びている!」と変な感覚です。
充分ジーンズを濡らしてから湯船に浸かりました。ジーンズの中に空気が入って妙な浮遊感がありましたが風呂の中で正座をするとブクブク空気が抜けて落ち着きました。30分間浸かる予定だったので時間つぶしにラジオを用意し、のぼせ予防に風呂場のドアを開け扇風機の風を入れました(露天風呂感覚です)。
30分後には自分の足先が見えなくなるほどお湯が青くなりました。ジーンズを手でこすったりもしたので手も青くなりました。
湯船から出るともうレングスが縮んでいるのが分かりました。渡り幅も大きく縮み、濡れたジーンズは重くピタリと足に貼りつきました、Shrink-to-FitというよりはWet-to-Fitです。
ある程度水気がなくなるまでの時間は風呂の掃除です。バスタブは染料で青く染まりますがお風呂用洗剤を使って洗うと簡単に落ちました。(妻帯者の方は奥様に叱られないようこの辺は念入りに……)しかしこの位の時間ではジーンズからのしたたりはおさまりません。青いしずくがお風呂の床に点々と広がります。
ブログで「屈伸をして失敗した」とありましたのでなるべくジーンズに無理をかけないよう立ちっぱなしでした。したたりが落ち着くのに20〜30分でしょうか。この時間が一番長く感じられました。長風呂して室温が30℃超です。もう汗だくです、一刻も早く外に出たかったです。
ジーンズを乾かすためにウォーキングをする予定だったので氷水を入れた水筒を持ち、色移りに備えて紺色のTシャツを着て(上から下まで濃紺のいでたちです)外へ出ました。出た当初は曇っていたので風にあたると寒いくらいでした。
濡れたジーンズを穿いたおっさんは不審だろうか?と心配しましたが、すれ違う人は何とも思っていないようでした。
気温が34℃もあるのに全然暑く感じません!汗一つかきませんでした。『猛暑の中のウォーキングにずぶ濡れのジーンズを』これお勧めします。
ポケットとウエスト部分は完全に乾きませんでしたが、歩き始めて小一時間でジーンズは乾いてしまいました(風が結構あったので追い風参考記録)。私は乾いていく過程でみるみるジーンズが縮んでいくと思っていましたがそんなことはなく、シュリンクはお湯に浸かった段階で完了していたようです。
手と足が真っ青になりました。ポケットに手を突っ込んだり、落ちたしずくがサンダルにたまったせいだと思います(石鹸で洗えばすぐ落ちますのでご心配なく)。「こんなに手が青くなるということは○○も青く染まってしまったのでは?」と危惧しましたが青くなるのは外側だけでジーンズの内側は青くなることはありませんでした。
おっさんがうきうきと1時間歩き続けてジーンズを乾かした後、「また1時間かけて家に戻らなければならない」ことに気が付きました。ここからはもう暑くて大変でした、こんな日は皆ハーフパンツを穿いて暑さをやり過ごしています。乾いたジーンズは暑いです(当たり前ですが)汗だくでめまいを感じながらの帰宅となりました。
今回の混浴の結果、レングスは7〜8センチ(約3インチ)ほど縮みました。大きくロールアップしていたものが少しのロールアップで済む程度。ウエストは思ったより縮んだ感じがなく手のひら4枚分?のゆとりが2枚分に減ったという感じです。
「私のリーバイス」のブログがきっかけで今回このような楽しい体験ができました。ロングホーンインポート様にはこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
昔は日本でも手軽に手に入れることができた501STFですが、現在は輸入業者さんに頼るしかありません。ネットで安価に手に入るものもあるようですがサイズ選びが難しく感じました(実寸が表記どおりではありません)。ロングホーンインポート様なら色々と相談しながら自分にジャストのウエスト・レングスを選べますので501STFをお考えの方にお勧めしたいです。
『穿いて・洗って縮めて』を繰り返し、自分の体にフィットした自分だけのジーンズを手に入れられる501STF。お若い方達にもぜひ挑戦してもらいたいです(あっ、必ずしも一緒にお風呂に入る必要はありませんよ。念のため)。
長文失礼いたしました。
(体験談終わり)
とても興味深く拝読しました。ジーンズに対する考え方、感じ方は人それぞれ異なります。また、似たように感じる、共感することなども同様にあります。
ご送付くださった体験談を読んだ感想などを以下に書きます。
ジーンズを穿いてお風呂に入る体験は、本当に行ってみた人にしか分からないことが多くあります。詳しく書いて頂き、非常に似たように思うところ、少し観点・捉え方が違うところもあり、楽しかったです。
最初に『混浴』と言う言葉が使われているのがとても面白いなと思いました。混浴は、男女が入り混じって入浴することです。Oさんにとって、ジーンズは女性なのかな?とふと思いました。(奥様、すみません。私の勝手な解釈です。)
私は、ジーンズは、相棒、パートナーのような感じの捉え方をする時があります。服を着てお風呂に入るというのは、一般的ではないので、ある意味、普通することのない特別な体験をしているという印象は強いです。
ジーンズを穿いたまま水・お湯の中に入ると、内側に空気が残っているので空気を抜き出す作業が必要となります。自分がやった時のことを思い出しました。(私は正座はしませんでした。)
『乾燥機をかけると縮む』と言う印象があるため、乾燥時に縮むような感じがしますが、実際のところ、未加工の綿素材の生地が洗濯すると縮むのは、水分を含んだ時です。
防縮加工で有名なサンフォライズ(Sanforized)のサイトに、引き伸ばされた状態になっていた紡績糸や生地が、洗濯時、水や洗剤が快活剤となり摩擦が軽減されることで、縮みが起きると解説があります。
乾くときではなく、水を含んだ時に大きく縮むことは、ジーンズを穿いてお風呂に入ったり、シャワーを浴びると実感できます。このことも実際に体験してみて分かることの1つです。
ウォーキングで、ジーンズを乾かすアイディアは凄く良いと思いました。濡れたジーンズを穿いて歩いても、暑さを感じなかったと言うお話は、濡れた生地は熱を逃がす効果があるのでなるほどと思いました。言われてみると、頭では理解できますが、これもやってみないと分からないことだと思います。
一時間程度歩き続けたら、ほぼ乾いたというのも、貴重な情報だと思います。サイズ変化についてのお話も参考になりました。お風呂に入って、穿いたまま乾かす場合、ウエストはほとんど縮みません。
今回頂いたお話は、同じように501などのジーンズを穿いたまま、お風呂に入って縮めたことがある方は、なるほどと思うことも多々あるのではと思います。(501でなく、防縮加工未洗いのジーンズも少し縮むので、ラングラー 13MWZや936でお風呂に入って縮めましたというお話を、お客様からご連絡頂いたこともあります。)
機会があれば、是非、皆様もお試しになってみて下さい。一度は、やってみる価値のあることだと思います。
O様、貴重なご体験を文章にとりまとめ、共有して頂き、本当にありがとうございます。重ねて御礼申し上げます。ありがとうございました。

生デニムは、水を含むと大幅に縮みます。洗濯などをすると縮み、穿くと部分的に縮みが着用者の体型に合わせて戻ります。この生デニムの特性作用を利用して、縮めて体にフィットしていく501の特徴を、リーバイスはシュリンクトゥフィットと呼んでいます。
ロングホーンインポートで501STF(シュリンクトゥフィット)をご購入くださったお客様から、お風呂に入って縮め、穿いたまま乾かす501シュリンクトゥフィット体験談をメールで頂きました。本ブログの読者の方々に向けた内容となっています。全文を紹介させて頂きます。
501STF混浴顛末記
「私のリーバイス」ご愛読の皆様はじめまして!(東京オリンピックが開催された年)1964年生まれのおっさんです。
皆さんブログ記事『生デニムの501を穿いてお風呂に入り、穿いたまま乾かす!』をご覧になりましたか?これを読んでぜひ自分でも体験したくなり、この度私も実行してみました!。ジーンズはロングホーンインポート様のお世話になり色々アドバイスをいただきながら手に入れたものです。
この日は気温34℃、室温は31℃に達しておりました。
お風呂に入る
まずは『混浴』(笑)です。湯温41℃(半身浴)を用意。記事にあった『酢と塩』は「効果の程が疑問」というロングホーンインポートさんのアドバイスで使いませんでした。いきなり熱いお湯に入るのは気が引けたので、まずはジーンズを穿いてシャワーを浴びました。子供の頃からの道徳感か「いかんズボンを穿いたままシャワーを浴びている!」と変な感覚です。
充分ジーンズを濡らしてから湯船に浸かりました。ジーンズの中に空気が入って妙な浮遊感がありましたが風呂の中で正座をするとブクブク空気が抜けて落ち着きました。30分間浸かる予定だったので時間つぶしにラジオを用意し、のぼせ予防に風呂場のドアを開け扇風機の風を入れました(露天風呂感覚です)。
30分後には自分の足先が見えなくなるほどお湯が青くなりました。ジーンズを手でこすったりもしたので手も青くなりました。
湯船から出るともうレングスが縮んでいるのが分かりました。渡り幅も大きく縮み、濡れたジーンズは重くピタリと足に貼りつきました、Shrink-to-FitというよりはWet-to-Fitです。
ある程度水気がなくなるまでの時間は風呂の掃除です。バスタブは染料で青く染まりますがお風呂用洗剤を使って洗うと簡単に落ちました。(妻帯者の方は奥様に叱られないようこの辺は念入りに……)しかしこの位の時間ではジーンズからのしたたりはおさまりません。青いしずくがお風呂の床に点々と広がります。
ブログで「屈伸をして失敗した」とありましたのでなるべくジーンズに無理をかけないよう立ちっぱなしでした。したたりが落ち着くのに20〜30分でしょうか。この時間が一番長く感じられました。長風呂して室温が30℃超です。もう汗だくです、一刻も早く外に出たかったです。
猛暑の中へ
ジーンズを乾かすためにウォーキングをする予定だったので氷水を入れた水筒を持ち、色移りに備えて紺色のTシャツを着て(上から下まで濃紺のいでたちです)外へ出ました。出た当初は曇っていたので風にあたると寒いくらいでした。
濡れたジーンズを穿いたおっさんは不審だろうか?と心配しましたが、すれ違う人は何とも思っていないようでした。
気温が34℃もあるのに全然暑く感じません!汗一つかきませんでした。『猛暑の中のウォーキングにずぶ濡れのジーンズを』これお勧めします。
ポケットとウエスト部分は完全に乾きませんでしたが、歩き始めて小一時間でジーンズは乾いてしまいました(風が結構あったので追い風参考記録)。私は乾いていく過程でみるみるジーンズが縮んでいくと思っていましたがそんなことはなく、シュリンクはお湯に浸かった段階で完了していたようです。
手と足が真っ青になりました。ポケットに手を突っ込んだり、落ちたしずくがサンダルにたまったせいだと思います(石鹸で洗えばすぐ落ちますのでご心配なく)。「こんなに手が青くなるということは○○も青く染まってしまったのでは?」と危惧しましたが青くなるのは外側だけでジーンズの内側は青くなることはありませんでした。
おっさんがうきうきと1時間歩き続けてジーンズを乾かした後、「また1時間かけて家に戻らなければならない」ことに気が付きました。ここからはもう暑くて大変でした、こんな日は皆ハーフパンツを穿いて暑さをやり過ごしています。乾いたジーンズは暑いです(当たり前ですが)汗だくでめまいを感じながらの帰宅となりました。
まとめ

「私のリーバイス」のブログがきっかけで今回このような楽しい体験ができました。ロングホーンインポート様にはこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
昔は日本でも手軽に手に入れることができた501STFですが、現在は輸入業者さんに頼るしかありません。ネットで安価に手に入るものもあるようですがサイズ選びが難しく感じました(実寸が表記どおりではありません)。ロングホーンインポート様なら色々と相談しながら自分にジャストのウエスト・レングスを選べますので501STFをお考えの方にお勧めしたいです。
『穿いて・洗って縮めて』を繰り返し、自分の体にフィットした自分だけのジーンズを手に入れられる501STF。お若い方達にもぜひ挑戦してもらいたいです(あっ、必ずしも一緒にお風呂に入る必要はありませんよ。念のため)。
長文失礼いたしました。
(体験談終わり)
体験談を読んだ感想とコメント
とても興味深く拝読しました。ジーンズに対する考え方、感じ方は人それぞれ異なります。また、似たように感じる、共感することなども同様にあります。
ご送付くださった体験談を読んだ感想などを以下に書きます。
ジーンズを穿いてお風呂に入る体験は、本当に行ってみた人にしか分からないことが多くあります。詳しく書いて頂き、非常に似たように思うところ、少し観点・捉え方が違うところもあり、楽しかったです。
最初に『混浴』と言う言葉が使われているのがとても面白いなと思いました。混浴は、男女が入り混じって入浴することです。Oさんにとって、ジーンズは女性なのかな?とふと思いました。(奥様、すみません。私の勝手な解釈です。)
私は、ジーンズは、相棒、パートナーのような感じの捉え方をする時があります。服を着てお風呂に入るというのは、一般的ではないので、ある意味、普通することのない特別な体験をしているという印象は強いです。
ジーンズを穿いたまま水・お湯の中に入ると、内側に空気が残っているので空気を抜き出す作業が必要となります。自分がやった時のことを思い出しました。(私は正座はしませんでした。)
『乾燥機をかけると縮む』と言う印象があるため、乾燥時に縮むような感じがしますが、実際のところ、未加工の綿素材の生地が洗濯すると縮むのは、水分を含んだ時です。
防縮加工で有名なサンフォライズ(Sanforized)のサイトに、引き伸ばされた状態になっていた紡績糸や生地が、洗濯時、水や洗剤が快活剤となり摩擦が軽減されることで、縮みが起きると解説があります。
乾くときではなく、水を含んだ時に大きく縮むことは、ジーンズを穿いてお風呂に入ったり、シャワーを浴びると実感できます。このことも実際に体験してみて分かることの1つです。
ウォーキングで、ジーンズを乾かすアイディアは凄く良いと思いました。濡れたジーンズを穿いて歩いても、暑さを感じなかったと言うお話は、濡れた生地は熱を逃がす効果があるのでなるほどと思いました。言われてみると、頭では理解できますが、これもやってみないと分からないことだと思います。
一時間程度歩き続けたら、ほぼ乾いたというのも、貴重な情報だと思います。サイズ変化についてのお話も参考になりました。お風呂に入って、穿いたまま乾かす場合、ウエストはほとんど縮みません。
今回頂いたお話は、同じように501などのジーンズを穿いたまま、お風呂に入って縮めたことがある方は、なるほどと思うことも多々あるのではと思います。(501でなく、防縮加工未洗いのジーンズも少し縮むので、ラングラー 13MWZや936でお風呂に入って縮めましたというお話を、お客様からご連絡頂いたこともあります。)
機会があれば、是非、皆様もお試しになってみて下さい。一度は、やってみる価値のあることだと思います。
O様、貴重なご体験を文章にとりまとめ、共有して頂き、本当にありがとうございます。重ねて御礼申し上げます。ありがとうございました。
COMMENTS