理由は穿き心地が良い事、そして生地が丈夫なため、庭仕事や長時間の運転をする時等はこの501を穿くことが圧倒的に多いです。庭仕事はともかく、なぜ長時間の運転でもこれを選ぶ理由は、運転中にお尻の部分が擦れたりすることを考えるとやはり丈夫な生地の方が良いと思うためです。
米国製501は14オンスの生地を使用しています。14オンスは丈夫さと穿き心地のバランスがとれていると実感しています。14オンスは理想との話を聞いていましたが、この米国製501を穿き始めて、確かにそうだと納得できました。
生地の厚さは人による好みやその時代のトレンド(流行)にもよりますが、501は私の知る限り少なくとも60年代後半から米国製501が生産終了した2003年以降しばらくの間までの40年位、またはそれ以上の長期間にわたり14オンスを使用しています。
最近は現行501を含め12.5オンス程度が一般的の様ですが、14オンスの生地を穿くと現行の生地が頼りなく感じてしまったりします。この生地は長年リーバイスに生地を供給してきたコーンミルズ製のデニムです。
色落ちが始まるまでに時間がかかること、色落ちが縦落ちが明確ではなく、ノッペリした色落ちになりやすいことなどから、日本の色落ちにこだわる方々からは不評の様ですが、私はこの生地をとても気に入っています。
前置きが非常に長くなってしまいました。(汗)すみません。それでは進捗状況を説明します。
フロント部全体の写真です。膝から少し上にかけて少し色落ちしています。この写真は、外光がかなり入る明るい室内での撮影のため、全体的に色が明るめで色落ちの箇所が目立ちやすい傾向があります。
色落ちが本格的に進行するまでにはまだしばらく時間がかかると思います。
ヒゲの元となるシワのくせはできていますが、アタリ自体は少しその傾向が見られますが、まだまだこれからです。
後ろからの全体写真です。裾部が擦れて白っぽくなっているのが目立ちます。
生地は穴が空いたりするような状態にはなっておらず、(当然の事ながら)まだまだ大丈夫だと思います。
膝裏のハチノスのアタリは形成されつつあります。今後アタリがどの位明確になるかは、全体的な生地の色残りの状態との関連が強いと予想しています。
同じウエスト、レングスの表記サイズの未使用のデッドストックを隣において撮った写真です。
レングスも結構縮んでいます。
写真ではあまり明確ではありませんが、渡り幅やヒップ周りはかなり細くなってきています。
ウエスト部の大きさの比較の写真です。
両方共表記は同じウエストサイズです。
穿き始める前に実寸を計りましたが、下のデッドストックとほぼ同じでした。
大まかに言って、この時点では未使用時に比べて約10cm程ウエストが縮んでいます。
今回は乾燥機を使用せずに自然乾燥したのですが、思いの外縮みました。
しかし、比較している時点では乾燥後未着用の状態です。この縮みは穿くとすぐにある程度伸びて戻ります。
一つ前のエントリーで洗濯後と穿いた後のサイズ変化について詳しく紹介しています。また、今年の1月に洗濯後のこの米国製501の状態とサイズ変化についての記事もあります。よかったら、これらの記事もご覧になって下さい。
現在、この501を穿いてこの記事を書いています。既に縮みがかなり伸びて戻ってしまっています。(今日の朝に穿いた時は結構タイトな感じで喜んでいたのですが、既にかなり余裕がある状態に戻ってしまいました。残念。)
(追記) 後で、一日着用後のウエストサイズの変化について、写真を含めて本記事に追加する予定でしたが、あまりにも大幅にサイズが変わったので、別記事で紹介します。
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懐かしい!
返信削除この90年代前半の501が最も好きな501でした。
90年代後半の501のデッドストックはたまに見かけますが、前半のものは全く見ないですね。
何かとても良いものを見た気分です。
これからも拝見させていただきます。
kakashi@さん、はじめまして。
返信削除コメントありがとうございます。確かに90年代の前半と後半では前者は圧倒的に少ない気がします。自分はこの501かなり気に入っています。これと現行の501二本をメインにローテーションで穿いていますが、厳密な順番ではなく、穿く頻度はこの501が圧倒的に多いです。
近いうちに、この501を含む現在穿いている501の近況を投稿する予定です。
今後ともよろしくお願い致します。