
今月(2017年8月)に501-1995をロングホーンインポートでご購入下さった方から、最初の洗濯後のご感想をメールで頂きました。
この方は、501 66前期などのヴィンテージやLVC、90年代の501、昨年夏に日本で発売された17オンス 501-2358などもお持ちです。
ブログ掲載のご承諾を頂いたので、以下に紹介します。
501-1995の洗濯後の感想
先日届いた501-1995 29インチ、早速ワンウォッシュして穿いてみました。
感想は「思った以上に細い!」正直びっくりしました。
シルエットは大変綺麗です。
時折穿いている501 17oz(中国製 30インチ)も細いと感じていたのですが、1インチの違いを考慮してもほぼ同じ〜若干細めに感じます。66前期の方がだいぶ太めです。
ウエストも、事前にご相談させて頂いたおかげでベルトなしジャストでした。
生地はワンウォッシュの段階で縦筋が少し見え、なかなか良い色落ちが見られそうな予感があります。
ステッチの色も、最近のリーバイスのアーキュエイトステッチ等に使われている妙に悪目立ちする黄色ではなく、日本で販売中のレギュラーモデルと差別化できる点として満足しています。
不満があるとすれば1つだけ…手持ちのLVC 501ZXX 1954モデルもそうなのですが、最近のリーバイスの赤耳モデルは平織りでアタリが出にくい事です。
ヴィンテージ 66前期の赤耳は、乾燥機に入れずに普通に穿くだけでも良いアタリが出そうなくらいゴリゴリの綾耳なので、耳フェチの自分としては、この点だけが残念なところです。耳に洗濯糊をつけるなど、多少小細工をしつつ穿いていこうと思います。
…とは言っても、全体としては大変満足しております。現代の501の実力、これから楽しみです。
元々はドゥニーム、ウエアハウス、フルカウント等のレプリカからこの世界にのめり込み、もう20年以上になりますが、最近は原点のリーバイスに戻ってきた感があります。
66前期、90年代501、17ozモデル等との違いを楽しみながら穿き込んでいこうと思います。
ご感想についてのコメント
ジーンズは、人それぞれ、重視するポイントが違います。サイズ感、穿き方も好みが分かれます。ご感想も人それぞれ異なります。比較する対象となるお持ちのジーンズも異なる場合が多いです。
501-1995は、これまでご購入くださった方は全て高評価をして下さっていましたが、どの様にお感じになるか興味がありました。
頂いたご感想を拝読して、同感できるところが多々ありました。以下、ご感想のポイント・注目点を分けてコメントさせていただきます。
シルエットについて
シルエットは大変綺麗。17オンス 501(中国製 30インチ)と同程度か若干細いとのご感想、とても興味深いです。中国製501は、2358だと推測しています。リーバイスジャパンの取り扱い品なので、洗練されたラインのシルエットだと思います。
501-1995も、洗練されたシルエットをしていると思います。501-2358と同等、またはそれよりも細いというご印象、サイズ選択にもよるのかなと思いました。微妙な差でも、サイズ感、受ける印象は変わりますよね。
66前期のほうがだいぶ太めにお感じになられたとのこと、脚の部分は特にそうではないかと想像しています。
サイズ選択、穿き方はお好みにもよると思いますが、501-1995の場合は、ジャスト位がシルエットの良さが活きるのではと思います。
(ストレートジーンズの穿き方は色々あります。好みも人それぞれです。)
サイズについて
サイズに関しては、この方は普段穿くSTFのサイズはウエスト31か32とのことでした。お持ちのジーンズの実寸サイズなどの情報を頂き、ご相談の上、501-1995のサイズは、表記ウエスト29インチになりました。- [message]
- ##hand-o-right## 備考
- 501-1995は実寸サイズが大きめです。
[ジーンズの適正ウエストサイズの選び方と留意事項 ##link##]
生地について
生地はおっしゃる通り、ある程度は明確な縦落ちをしそうな感じがします。私は1995は持っていますが、穿き込んではいないです。しかし、生地を見た感じでも縦落ちしそうな感じの印象があります。
ステッチの色について
個人的には501-1995の魅力の一つは、ステッチの色使いだと思います。お書きになられている通り、他のモデルと上手に差別化できていると思います。とても品が良いステッチの色の選択だと思います。
セルビッジ(耳)について
ご不満で挙げられた耳に関しては、おっしゃる通り、耳のアタリがあまり明確にできそうもないと私も思っていました。LVCも同様とのこと、納得致しました。
耳のアタリは、日本では長く続いていた(いる)色落ちブームでも重視される大きなポイントだと思います。必須と言っても過言ではないように思います。レプリカブランドでは、綾織が当然(マスト)の仕様ではないかと推測しています。
欧米では日本ほど望ましい色落ちが確立していないこと、耳のアタリに対するこだわり、ニーズが日本ほど強くはないため、平織りになっているように思います。
耳のアタリを明確に出したいと思われる場合は、おっしゃる通りご不満を感じられる点だと思います。
(アタリができないということではないです。)
まとめ
501-1995は現代的な洗練されたところとクラシックな雰囲気を併せ持つので、オリジナルのヴィンテージをお持ちの方でも違いなどを含めて楽しめるのではと思っています。
(感じ方は人それぞれなので、絶対そうなるということではありません。)
また、個人的にもヴィンテージなどもお持ちの方が実際に501-1995を入手してどの様な感想を持つか興味がありました。
シルエットという点では、501-1995は明らかにヴィンテージとは異なると思います。ヴィンテージモデルを模倣するのではなく、現代の洗練したストレートシルエットの501に、伝統のコーンミルズ・ホワイトオーク工場製のセルビッジ生デニムによるシュリンクトゥフィット、主張しない落ち着いた色味のステッチ等、他のモデルと差別化された特徴、味付けがされているのが1995の持ち味だと考えております。
M様、この度はご感想のご連絡、ありがとうございました。また、ブログ記事掲載のご快諾、重ねて御礼申し上げます。
今後、穿きこみの経過、他モデルとの比較などもご連絡下さるとのこと、とても楽しみにしております。
今後共、よろしくお願い致します。
本当にありがとうございました。
COMMENTS