(本記事は2014年5月に投稿した記事を見直し、部分修正を行い再投稿したものです)
ネットで下の写真を見つけました。古そうだけど、いつ頃だろう?と思い、調べてみました。最初に写真を見た時に自分が思った事、その後、分かった事等について以下に結果を書きます。
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『結構古そうな感じがする。パンツは太めのストレート、股上も深め。シャツのデザイン、シルエットも特徴がある。特に袖口に向けて広がっている様な感じになっているのが興味深い。
ジーンズ(デニムパンツ)っぽい感じもするが、フロントの前合わせや股上の深さ等を見るとリーバイスの501でない。いつ頃のものだろう?』
最初に写真を見て、1940年代より前ではないかと思いました。しかし、40年代の後半のファッションには見えない。40年代前半は第二次世界大戦中なので、その年代でもないだろう。となると1930年代か?と思いました。
この写真のタイトルは、"Civilian Conservation Corps--Ferron--Camp F-11 Company 959--Owen Price--Two CCC Buddies"です。
Wikipediaで調べて、CCCについて調べてみました。
Civilian Conservation Corps (CCC)は、1933年から1942年にかけて行われたルーズベルト大統領のニューディール政策の大きな一環をなすプログラムであることを知りました。
CCCは、18から25才の無職で独身の若者を対象にしたプログラムで、1933年から1942年までの9年間で300万人が参加したとの事です。参加者には、住まい、衣類、食料と若干の給料、月30ドル(内25ドルは彼らの実家に仕送りが求められる)が与えられました。
(上記は、Wikipediaの説明を部分的に抜粋し、訳したものです)
CCC参加者の話として、軍のサープラスのユニフォームが与えられた。それらはワンサイズだった。別の参加者は次の様にコメントしている。常に大きいサイズを与えられた。何故かと言うと、CCCに参加する前の若者はろくに食事をとっていないため痩せており、プログラム参加後は体重が増えるから大丈夫だと言われた。参加者の最初の一ヶ月での平均体重の増加は12ポンド(約5.44kg)だった。
説明を読んだ後、改めて写真を見ると、確かに彼らは痩せている感じで、なる程と思いました。
最初に写真を見た時、当時流行した若者のファッションなのか?と思いましたが、服は彼らが選んだ好みのファッションと言うよりは、単に支給されたものを着ていただけの様です。
しかし、支給された衣類を、とてもおしゃれに着こなしているなと思いました。
調べた結果、写真の年代については、1935年と記載されていました。大まかな年代予想は当っていたとも言えますが、調べて初めて知る事が多々あり、とても勉強になりました。
この写真に出会ったことで、Civilian Conservation Corps (CCC)について知る機会となりました。また1930年代の時代背景、当時の若者についてなどについても垣間見ることができました。この様な事も自分にとっては、ヴィンテージの楽しみの一つです。
関連記事:
[95才の女性が1930年代のジージャンをリーバイスに寄贈! ##link##]
ネットで下の写真を見つけました。古そうだけど、いつ頃だろう?と思い、調べてみました。最初に写真を見た時に自分が思った事、その後、分かった事等について以下に結果を書きます。
![]() |
DPLA, Rights: Digital Image c2009 Emery County Archives |
写真を見た第一印象
『結構古そうな感じがする。パンツは太めのストレート、股上も深め。シャツのデザイン、シルエットも特徴がある。特に袖口に向けて広がっている様な感じになっているのが興味深い。
ジーンズ(デニムパンツ)っぽい感じもするが、フロントの前合わせや股上の深さ等を見るとリーバイスの501でない。いつ頃のものだろう?』
この写真はいつ頃撮られたものか?
最初に写真を見て、1940年代より前ではないかと思いました。しかし、40年代の後半のファッションには見えない。40年代前半は第二次世界大戦中なので、その年代でもないだろう。となると1930年代か?と思いました。
Civilian Conservation Corps (CCC)
この写真のタイトルは、"Civilian Conservation Corps--Ferron--Camp F-11 Company 959--Owen Price--Two CCC Buddies"です。
Wikipediaで調べて、CCCについて調べてみました。
Civilian Conservation Corps (CCC)は、1933年から1942年にかけて行われたルーズベルト大統領のニューディール政策の大きな一環をなすプログラムであることを知りました。
CCCは、18から25才の無職で独身の若者を対象にしたプログラムで、1933年から1942年までの9年間で300万人が参加したとの事です。参加者には、住まい、衣類、食料と若干の給料、月30ドル(内25ドルは彼らの実家に仕送りが求められる)が与えられました。
(上記は、Wikipediaの説明を部分的に抜粋し、訳したものです)
写真の説明の概要:
CCC参加者の話として、軍のサープラスのユニフォームが与えられた。それらはワンサイズだった。別の参加者は次の様にコメントしている。常に大きいサイズを与えられた。何故かと言うと、CCCに参加する前の若者はろくに食事をとっていないため痩せており、プログラム参加後は体重が増えるから大丈夫だと言われた。参加者の最初の一ヶ月での平均体重の増加は12ポンド(約5.44kg)だった。
説明を読んだ後、改めて写真を見ると、確かに彼らは痩せている感じで、なる程と思いました。
最初に写真を見た時、当時流行した若者のファッションなのか?と思いましたが、服は彼らが選んだ好みのファッションと言うよりは、単に支給されたものを着ていただけの様です。
しかし、支給された衣類を、とてもおしゃれに着こなしているなと思いました。
調べた結果、写真の年代については、1935年と記載されていました。大まかな年代予想は当っていたとも言えますが、調べて初めて知る事が多々あり、とても勉強になりました。
この写真に出会ったことで、Civilian Conservation Corps (CCC)について知る機会となりました。また1930年代の時代背景、当時の若者についてなどについても垣間見ることができました。この様な事も自分にとっては、ヴィンテージの楽しみの一つです。
関連記事:
[95才の女性が1930年代のジージャンをリーバイスに寄贈! ##link##]
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