ジーンズについての嗜好は人によって異なります。しかし、ある程度世代による傾向があります。
70年代、80年代、90年代、2000年代、2010年代、それぞれの年代で、流行やブランドのイメージは異なります。
10代、20代をどの年代で過ごしたかは、ジーンズやブランドに対する嗜好や考え方、意識への影響が少なくないと思います。
例えば、10代や20代を80年代に過ごした人にとっては、米3大ジーンズブランド、特にリーバイスはアメリカ文化の象徴的存在と考える・イメージを抱く人は少なくないと思います。
90年代は、ヴィンテージブーム、そして復刻やレプリカブランドが登場し人気を得た時代です。
一般的に、90年代に10代だった人には、ヴィンテージは憧れであっても、金額面で通常は、対象外だったと思います。
10代でヴィンテージに興味、または、ヴィンテージが好きな人は、復刻やレプリカを選ぶことが多かったと想像します。
20代でもヴィンテージは高値の花、憧れであっても、経済的に手が届きづらい価格だったと思います。(20代前半と後半でも違うと思います。)
90年代、特に後半は、ファッションに敏感な若者に、復刻やレプリカが支持されやすい市場環境にあったと思います。
日本は世界的に見ても、物作りに優れています。また、細かいことにも注意を払います。
ヴィンテージリーバイスを見本にして、ヴィンテージの特徴を掴んだ製品を作ることは、日本人に適しています。
また、購入する側も細かいディテールや色落ちに拘ります。
復刻以上にレプリカブランドを支持する人がいて、不思議ではありません。
90年代の後半は、レプリカブランドもブームとなったとのことです。
(私自身は、その当時、ジーンズは501を穿いていましたが、特にジーンズの流行について関心はありませんでした。)
2000年代に入って、日本では、復刻は人気だったものの、リーバイス本社の業績は厳しい状況で、相次いで工場を閉鎖していきます。
2002年には、バレンシア工場を閉鎖してしまいます。そして、2003年末で米国内工場を全て閉鎖となります。
この米国内工場全閉鎖のニュースは、一般誌でも取り上げられるほどの衝撃的なニュースでした。
80年代に、リーバイスを愛用していた人にとっては、本当にショックな出来事だったと思います。また、80年代だけでなく、それ以降もリーバイスを愛用していた人にとっても同様だと思います。
リーバイス米国工場閉鎖のニュースを知って、『リーバイスは終わった。』、『米国で作らない501は、501でない。』、と思った人も少なからずいると思います。そして、今もそう思っている人もいると思います。
私も工場閉鎖のニュースを、新聞ウォールストリートジャーナルで読んだ時、非常にショックを受けました。その時のなんとも言えない、虚しい気持ちになったことは、今でも覚えています。
その一方で、当時の私は501は、工場が海外に移っただけで、501自体が大きく変わったとは思っていませんでした。
501は変わらないものだと思っていたからです。
2000年代前半はリーバイス本社の業績は低調でした。そして、2000年代後半からは、リーバイスジャパンの業績が低調になります。
90年代にレプリカの愛好家だった人にとっては、2000年代以降、リーバイスは落ち目の会社だとの認識・イメージを持っている人は少なくないと思います。
リーバイス本社に関しては、2000年代の半ば以降、業績は回復しています。
そして、現在2010年代の半ば、10代後半から20代前半の世代の人で、リーバイスに関心を持つ人は、日米ともに増えているのではないかとの印象を強く持っています。
アメリカのファッションに敏感な若い女性は、リーバイスに関心を持つ人が増えています。
関連ブログ記事:
VOGUEのリーバイス501の記事の背景と注目点
米女性ファッション誌Vogueの501についてのブログ記事
また、リーバイスのストアのコメントも、以前と比べ、若い男性のコメントもかなり増えてきた印象があります。
数年前は、501への若い世代のコメントが非常に少なかったです。
日本においても、若い世代のリーバイスへの関心は高まってきているのではとの印象を持っています。
私のツイッターのアカウントをフォローしてくださっている人のプロフィールやツイートを見ても、リーバイスやヴィンテージに興味がある若い人が少なからずいることが分かります。
Yahoo知恵袋を見ても、3年前と最近のQ&Aでは、随分、変わってきています。
3年前に、リーバイスの復刻やレギュラーについての質問に、ほとんどと言っていいほど、リーバイスに対して酷評してレプリカを強く勧める回答が入っていました。
今は、3年前に比べると、リーバイスへの酷評(特に色落ちや復刻のディテールの再現度について)はかなり減ってきていると思います。
また、米国製501は、色落ちが悪いと酷評されていました。
最近は、色落ち以外への関心や米国製501の高評価も増えてきているように思います。
70年代、80年代、90年代、2000年代、2010年代、それぞれの年代で、流行やブランドのイメージは異なります。
10代、20代をどの年代で過ごしたかは、ジーンズやブランドに対する嗜好や考え方、意識への影響が少なくないと思います。
例えば、10代や20代を80年代に過ごした人にとっては、米3大ジーンズブランド、特にリーバイスはアメリカ文化の象徴的存在と考える・イメージを抱く人は少なくないと思います。
90年代は、ヴィンテージブーム、そして復刻やレプリカブランドが登場し人気を得た時代です。
一般的に、90年代に10代だった人には、ヴィンテージは憧れであっても、金額面で通常は、対象外だったと思います。
10代でヴィンテージに興味、または、ヴィンテージが好きな人は、復刻やレプリカを選ぶことが多かったと想像します。
20代でもヴィンテージは高値の花、憧れであっても、経済的に手が届きづらい価格だったと思います。(20代前半と後半でも違うと思います。)
90年代、特に後半は、ファッションに敏感な若者に、復刻やレプリカが支持されやすい市場環境にあったと思います。
日本は世界的に見ても、物作りに優れています。また、細かいことにも注意を払います。
ヴィンテージリーバイスを見本にして、ヴィンテージの特徴を掴んだ製品を作ることは、日本人に適しています。
また、購入する側も細かいディテールや色落ちに拘ります。
復刻以上にレプリカブランドを支持する人がいて、不思議ではありません。
90年代の後半は、レプリカブランドもブームとなったとのことです。
(私自身は、その当時、ジーンズは501を穿いていましたが、特にジーンズの流行について関心はありませんでした。)
2000年代に入って、日本では、復刻は人気だったものの、リーバイス本社の業績は厳しい状況で、相次いで工場を閉鎖していきます。
2002年には、バレンシア工場を閉鎖してしまいます。そして、2003年末で米国内工場を全て閉鎖となります。
この米国内工場全閉鎖のニュースは、一般誌でも取り上げられるほどの衝撃的なニュースでした。
80年代に、リーバイスを愛用していた人にとっては、本当にショックな出来事だったと思います。また、80年代だけでなく、それ以降もリーバイスを愛用していた人にとっても同様だと思います。
リーバイス米国工場閉鎖のニュースを知って、『リーバイスは終わった。』、『米国で作らない501は、501でない。』、と思った人も少なからずいると思います。そして、今もそう思っている人もいると思います。
私も工場閉鎖のニュースを、新聞ウォールストリートジャーナルで読んだ時、非常にショックを受けました。その時のなんとも言えない、虚しい気持ちになったことは、今でも覚えています。
その一方で、当時の私は501は、工場が海外に移っただけで、501自体が大きく変わったとは思っていませんでした。
501は変わらないものだと思っていたからです。
2000年代前半はリーバイス本社の業績は低調でした。そして、2000年代後半からは、リーバイスジャパンの業績が低調になります。
90年代にレプリカの愛好家だった人にとっては、2000年代以降、リーバイスは落ち目の会社だとの認識・イメージを持っている人は少なくないと思います。
リーバイス本社に関しては、2000年代の半ば以降、業績は回復しています。
そして、現在2010年代の半ば、10代後半から20代前半の世代の人で、リーバイスに関心を持つ人は、日米ともに増えているのではないかとの印象を強く持っています。
アメリカのファッションに敏感な若い女性は、リーバイスに関心を持つ人が増えています。
関連ブログ記事:
VOGUEのリーバイス501の記事の背景と注目点
米女性ファッション誌Vogueの501についてのブログ記事
また、リーバイスのストアのコメントも、以前と比べ、若い男性のコメントもかなり増えてきた印象があります。
数年前は、501への若い世代のコメントが非常に少なかったです。
日本においても、若い世代のリーバイスへの関心は高まってきているのではとの印象を持っています。
私のツイッターのアカウントをフォローしてくださっている人のプロフィールやツイートを見ても、リーバイスやヴィンテージに興味がある若い人が少なからずいることが分かります。
Yahoo知恵袋を見ても、3年前と最近のQ&Aでは、随分、変わってきています。
3年前に、リーバイスの復刻やレギュラーについての質問に、ほとんどと言っていいほど、リーバイスに対して酷評してレプリカを強く勧める回答が入っていました。
今は、3年前に比べると、リーバイスへの酷評(特に色落ちや復刻のディテールの再現度について)はかなり減ってきていると思います。
また、米国製501は、色落ちが悪いと酷評されていました。
最近は、色落ち以外への関心や米国製501の高評価も増えてきているように思います。
AGRさんおはようございます。
返信削除先日は非常に深いコメントありがとうございました。
確かに復刻という言葉を使用してしまうと元との比較が生まれ
結果酷評という評価をされる方もいらっしゃるかと思います。
このサイトで現行501への考えの改め、そして復刻品への考え
自分なりに購入してみて(自分は俗に言うレプリカも所持していますが)
なるほど言うほど悪くないという結果になりました。
いや、むしろリーバイスらしさが見える商品になっていると思います。
色落ちが悪いとかディティールがこうっていうのは二の次の考えなので自分の場合。
STFという言葉の起源を生んだのは事実ですし
それがすでにブランド化しているような気もします。
ロングデイに関しても確実に現代のジーンズとしてのシルエットを兼ね備えた物であるとも思いました。
最終的には色落ちに目が向けられる傾向にありますが、十分に現行の物も評価に値する物だなと個人的に思いました。
TARROさん、こんにちは。
返信削除コメントありがとうございます。
TARROさん、現行品のロングデイ、復刻、オリジナル、レプリカを全てお持ちで、実際に穿いていらっしゃるので、それぞれの持ち味、特徴を良く理解されていると思います。
拝読して、コメントの端々に、それぞれの持ち味を理解されていらっしゃるなと思いました。
実際のところは、ほとんどの人は、所有するジーンズは、あるブランドや製品に偏りがちです。TARROさんほど、それぞれの良さを客観的に評価できる人は、あまりいないのではと思います。
私の場合は、ヴィンテージと現行品、そして一部、復刻を持っている上での、個人的な意見としては、ヴィンテージと復刻を同列に扱う意識は全くありません。復刻のディテールの再現性についても、私はあまり気になりません。
色落ちに対する関心は、依然として高い様ですよね。
ただ、最近はシュリンクトゥフィットやシルエットについての興味を持つ人も増えてきている様に感じます。