501 ロングデイは、501伝統のセルビッジ付きの生デニムを使用したモデルですが、随所に新しさが感じられる現代の501です。
66前期は、ヴィンテージ501の中では年代が比較的新しく、仕様等も新しさが感じられるモデルです。
今回は、66前期と現行501 ロングデイを比較してみます。
両者を並べて撮った右バックポケット付近の写真です。501-1931 ロングデイ(左)は、バックポケットのステッチはイエローで、紺の生地とのコントラストが明確なのが特徴です。
501 ロングデイは、アーキュエットやポケット周りを含め、ステッチの仕様はヴィンテージの501XXを模倣していながら、新しい501であることを随所に感じます。
66前期と並べてみると特に新しさが際立つ感じがします。
66前期は、オレンジのスパン糸が主に仕様されています。オレンジのステッチは、デニムの色と調和する感じで、あまり目立ちません。
ロングデイと並べると、66前期はクラシックな印象を強く受けます。
下は、フラッシュ無しの写真です。
66前期は実際に見る色より(かなり)明るめに写っています。
フラッシュ無しの写真は、生地の雰囲気を掴みやすいと思います。
66前期はヴィンテージ501の中では、生地の織りも整っているのが特徴です。しかし、現行品と比べると、ヴィンテージ
デニムであることを感じさせてくれます。
フロント右のポケット部の写真です。
ロングデイは、リベットの色が銅色ではなく、ダークブルーのクローム・メタリック調の色をしているのが特徴です。
66前期のリベットは、元は銅色ですが、本品は経年変化で暗めの色になっています。
こうやって比較してみると、リベットの色が意外と似た感じの色調になっているところが面白いです。
この66前期は、ウォッチポケットの縦側のステッチがイエローです。
ロングデイも同様にウォッチポケットの縦のステッチはイエローです。さらに、ウエストバンド下とベルトループもイエローステッチを使用しています。
この部分を見比べても、やはりロングデイは新しさ、66前期はクラッシックな印象を受けます。
66前期とロングデイの脚の部分を並べてみました。ロングデイは、太もも部が細めで、そこから膝まで絞った後、ストーンと落ちるようなシルエットをしているのが特徴です。
脚の部分を重ねてみました。下が66前期、上がロングデイです。
重ねてみると66前期の方が腿(ワタリ幅)が大きい(太く)です。ロングデイは膝から下は、ほとんど絞られていません。
両者を比べると、66前期は太もも部は比較的大きく、裾にかけてテーパードが強くかかっていることが分かります。
ロングデイはスリムストレートとも言えるシルエットです。
裾を合わせてみました。両者の裾幅はほぼ同じです。裾幅は、66前期が19.5cm程度、ロングデイは19cmちょっとです。
この写真も生地の風合いの違いが分かりやすいかと思います。
さらに拡大してみます。ステッチの太さがずいぶん違います。比較してみると、66前期はかなり細く見えます。
単に太ければ、強度があるとは断言できませんが、ロングデイは、強度と耐久性を高めるために太めの糸を使っているのだと思います。
細かいところですが、ピッチ(ステッチの縫い幅)も66の方が少し広いです。
ピッチの数を数えてみると、ピッチ(間隔)に差があることが分かります。
今度は、裾を折り返して上下に並べてみました。
両者ともセルビッジデニム、裾の裏はチェーンステッチの仕様です。
大きな意味で仕様的には同じと言っても、やはりかなり異なって見えます。
ロングデイはアウトシームの折り返し幅が広いです。
この二つを比べてみると、66前期がクラシックな印象を強く受けるのが興味深いです。
ロングデイの新しさが際立っていることも、その様な印象を持つ理由としてあるのではないかと思います。
個人的には、ロングデイのヴィンテージの仕様を模倣しながら、ヴィンテージに似せようとするのではなく、新しさを演出するアプローチは良いと思います。
501 ロングデイは、日本でもリーバイスジャパンが取り扱っています。
現行の501のラインナップの中で、501ロングデイは唯一の生デニムを使用する(除く復刻/LVC)とても魅力的なモデルだと思います。
リーバイスジャパン公式オンラインストアの501ロングデイのページ:
501 レギュラーストレート/リジッドカラー/CONE MILLS 12oz
関連ブログ記事:
魅力的なモデルが揃う2015年秋冬の現行 ジャパン 501ラインナップ
リーバイス 501 66前期について
66前期は、ヴィンテージ501の中では年代が比較的新しく、仕様等も新しさが感じられるモデルです。
今回は、66前期と現行501 ロングデイを比較してみます。
両者を並べて撮った右バックポケット付近の写真です。501-1931 ロングデイ(左)は、バックポケットのステッチはイエローで、紺の生地とのコントラストが明確なのが特徴です。
501 ロングデイは、アーキュエットやポケット周りを含め、ステッチの仕様はヴィンテージの501XXを模倣していながら、新しい501であることを随所に感じます。
66前期と並べてみると特に新しさが際立つ感じがします。
66前期は、オレンジのスパン糸が主に仕様されています。オレンジのステッチは、デニムの色と調和する感じで、あまり目立ちません。
ロングデイと並べると、66前期はクラシックな印象を強く受けます。
下は、フラッシュ無しの写真です。
66前期は実際に見る色より(かなり)明るめに写っています。
フラッシュ無しの写真は、生地の雰囲気を掴みやすいと思います。
66前期はヴィンテージ501の中では、生地の織りも整っているのが特徴です。しかし、現行品と比べると、ヴィンテージ
デニムであることを感じさせてくれます。
フロント右のポケット部の写真です。
ロングデイは、リベットの色が銅色ではなく、ダークブルーのクローム・メタリック調の色をしているのが特徴です。
66前期のリベットは、元は銅色ですが、本品は経年変化で暗めの色になっています。
こうやって比較してみると、リベットの色が意外と似た感じの色調になっているところが面白いです。
この66前期は、ウォッチポケットの縦側のステッチがイエローです。
ロングデイも同様にウォッチポケットの縦のステッチはイエローです。さらに、ウエストバンド下とベルトループもイエローステッチを使用しています。
この部分を見比べても、やはりロングデイは新しさ、66前期はクラッシックな印象を受けます。
66前期とロングデイの脚の部分を並べてみました。ロングデイは、太もも部が細めで、そこから膝まで絞った後、ストーンと落ちるようなシルエットをしているのが特徴です。
脚の部分を重ねてみました。下が66前期、上がロングデイです。
重ねてみると66前期の方が腿(ワタリ幅)が大きい(太く)です。ロングデイは膝から下は、ほとんど絞られていません。
両者を比べると、66前期は太もも部は比較的大きく、裾にかけてテーパードが強くかかっていることが分かります。
ロングデイはスリムストレートとも言えるシルエットです。
裾を合わせてみました。両者の裾幅はほぼ同じです。裾幅は、66前期が19.5cm程度、ロングデイは19cmちょっとです。
この写真も生地の風合いの違いが分かりやすいかと思います。
さらに拡大してみます。ステッチの太さがずいぶん違います。比較してみると、66前期はかなり細く見えます。
単に太ければ、強度があるとは断言できませんが、ロングデイは、強度と耐久性を高めるために太めの糸を使っているのだと思います。
細かいところですが、ピッチ(ステッチの縫い幅)も66の方が少し広いです。
ピッチの数を数えてみると、ピッチ(間隔)に差があることが分かります。
今度は、裾を折り返して上下に並べてみました。
両者ともセルビッジデニム、裾の裏はチェーンステッチの仕様です。
大きな意味で仕様的には同じと言っても、やはりかなり異なって見えます。
ロングデイはアウトシームの折り返し幅が広いです。
この二つを比べてみると、66前期がクラシックな印象を強く受けるのが興味深いです。
ロングデイの新しさが際立っていることも、その様な印象を持つ理由としてあるのではないかと思います。
個人的には、ロングデイのヴィンテージの仕様を模倣しながら、ヴィンテージに似せようとするのではなく、新しさを演出するアプローチは良いと思います。
501 ロングデイは、日本でもリーバイスジャパンが取り扱っています。
現行の501のラインナップの中で、501ロングデイは唯一の生デニムを使用する(除く復刻/LVC)とても魅力的なモデルだと思います。
リーバイスジャパン公式オンラインストアの501ロングデイのページ:
501 レギュラーストレート/リジッドカラー/CONE MILLS 12oz
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魅力的なモデルが揃う2015年秋冬の現行 ジャパン 501ラインナップ
リーバイス 501 66前期について
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