秋になり、これからジージャンの出番の機会が多い季節になりました。70505について、いくつかのテーマに分けてこれから書いていきます。まず、第一弾として、種類について紹介します。
70505はパッチの大きさと表記等で大まかに以下の様なモデル(種類)に分かれます。尚、各モデルの時期については推測になります。一部、時期が重複したり、例外もあると思われます。予めご了解下さい。
これら品番変更移行期のモデルは、パッチ表記のみの変更でそれ以外の仕様はサードモデルと同じです。また、パッチはサードモデルで使用されていたものと同じと考えられ、割れやすく、欠損している場合が多く、パッチがないと557と判定されているケースも少なくないと思われます。言い換えると、モデルの区分けはLOT表記を元にしているため品番移行期のものは、パッチがなければ、初期70505か最終557かの判断はしづらいと言えます。
品番変更移行後、パッチはサイズが小さいものに変更されます。また、パッチは2枚重ねになり、割れにくい構造に改良されました。このため、70505の小パッチは現在でも残っている物が多いです。ご参考までに、私の手持ちの中から、撮ったパッチの写真を貼付します。
取り扱い説明タグ(Care Instruction)が付かないタイプのパッチです。サイズは、横が約6.3cm、縦が約3.5cmになります。製造時期は恐らく、67年から68年頃と思われます。同時期の501はタイプ物になります。
私の経験上、取り扱い説明タグなしのパッチのものは、LOTとサイズ表記が印刷されていない、または、消えてしまって読めない物が多くあります。
同じく、取り扱い説明タグなしの小パッチです。こちらはパッチが割れてしまい、一部消失してしまっています。
このパッチのジャケットは、袖先や腰回り等にイエローの綿糸が使われています。恐らく、小パッチの初期の製品と思われます。
また、まれに小パッチでも、仕様がサードモデルそのものもあります。
1969年頃にジーンズは手入れについての記載がされる66モデルが登場しました。同様にジャケットにも、パッチの下に手入れの表記タグが追加されました。
”Hot wash normal cycle - color will bleed - Wash and Tumble Alone. Shrinks Approx. 3%”と書かれています。
70505のディテールの特徴の一つは、フロントポケットのステッチの仕様です。ポケットの取り付け強化のためのバータックの糸の色は、サードモデルではイエローかオレンジの糸を使用しているのに対しフォースモデルでは黒または濃紺の糸になります。また、バータック間に、サードではイエローかオレンジの糸で平行の2本のステッチが渡されているのに対して、フォースでは黒または濃紺の糸が1本渡されています。
70505には、サードモデルと同様にブランケット付き、ロング丈のバージョンがあります。これらについては、別途、比較等を含めた記事を投稿する予定です。
ブランケット付きは、70505-0317になります。
71205は着丈と袖丈が長いロングバージョンです。
70505はパッチの大きさと表記等で大まかに以下の様なモデル(種類)に分かれます。尚、各モデルの時期については推測になります。一部、時期が重複したり、例外もあると思われます。予めご了解下さい。
- 大パッチ (Wネーム): 1966年頃
- 大パッチ (70505-0217 or 70505-0317 LOT表記のみ): 1966年から1967年頃
- 小パッチ (取り扱い説明タグ無し): 1967年から1968年頃
- 小パッチ (同タグ付き): 1969年から1971年
取り扱い説明タグ(Care Instruction)が付かないタイプのパッチです。サイズは、横が約6.3cm、縦が約3.5cmになります。製造時期は恐らく、67年から68年頃と思われます。同時期の501はタイプ物になります。
私の経験上、取り扱い説明タグなしのパッチのものは、LOTとサイズ表記が印刷されていない、または、消えてしまって読めない物が多くあります。
同じく、取り扱い説明タグなしの小パッチです。こちらはパッチが割れてしまい、一部消失してしまっています。
このパッチのジャケットは、袖先や腰回り等にイエローの綿糸が使われています。恐らく、小パッチの初期の製品と思われます。
また、まれに小パッチでも、仕様がサードモデルそのものもあります。
1969年頃にジーンズは手入れについての記載がされる66モデルが登場しました。同様にジャケットにも、パッチの下に手入れの表記タグが追加されました。
”Hot wash normal cycle - color will bleed - Wash and Tumble Alone. Shrinks Approx. 3%”と書かれています。
70505はジーンズの505と同様に防縮加工のデニムを使用しています。この様に、この時期の防縮加工のデニムを採用した製品タグでは約3%縮むと記載されています。
この取り扱い説明タグ付きのパッチでは、LOTとSIZE表記が読み取れるものが多いです。
この洗濯表記タグ付きBig-Eのモデルは、赤タブのBig-EからSmall-eへ移行された1971年までの間に製造されたものです。66期のBig-Eと同時期の製品になります。私の認識として、このモデルでは、オレンジのスパン糸のみが使用されています。
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Front Pocket Stitching Details 557 vs 70505 |
70505には、サードモデルと同様にブランケット付き、ロング丈のバージョンがあります。これらについては、別途、比較等を含めた記事を投稿する予定です。
ブランケット付きは、70505-0317になります。
71205は着丈と袖丈が長いロングバージョンです。
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