90年初期 デッドストックの501STFの糊落としを行いました。糊落とし前に5回程穿いています。糊がついた状態で穿くことは、ヒゲやハチノスのアタリの元となるクセをつけやすくなることが目的の一つです。これは、現行品ではかなり効果がありました。しかし、このモデルの場合は、それ程大きな効果はない様に見受けられます。
この違いは、現行品の新品時の状態は糊付がガチガチにされているのに対して、90年初期のモデルの糊付はそれ程強くないことの差によるものだと思います。現行品の様に糊付が強くなければ、まず糊落としを行って、縮めてから穿き始める方が良いと思います。
まず、糊落とし前にサイズを計ってみました。
ウエストは、表記29インチに対して実寸は約31インチでした。インシーム(股下から裾)の長さは、表記と実寸はほぼ同じでした。
このウエストの実寸は表記より2インチ程度大きく、インシームの長さは表記と実寸はほぼ同じと言う関係は、現行モデルも同様の傾向があります。
今回の糊落としの方法は、以前に行った現行501STFブラックの時とほぼ同じやり方です。やり方、手順は以下の通りです。
お湯に浸けて5分後くらいの状態です。
この違いは、現行品の新品時の状態は糊付がガチガチにされているのに対して、90年初期のモデルの糊付はそれ程強くないことの差によるものだと思います。現行品の様に糊付が強くなければ、まず糊落としを行って、縮めてから穿き始める方が良いと思います。
まず、糊落とし前にサイズを計ってみました。
ウエストは、表記29インチに対して実寸は約31インチでした。インシーム(股下から裾)の長さは、表記と実寸はほぼ同じでした。
このウエストの実寸は表記より2インチ程度大きく、インシームの長さは表記と実寸はほぼ同じと言う関係は、現行モデルも同様の傾向があります。
- お風呂にお湯を注ぎます。
- 塩を少々とお酢を半カップ程度お湯に入れてまぜます。
- ジーンズを裏がえしにして、お湯に浸けます。
- お湯の中でジーンズを押さえ込んでのポケットや隙間に残っている空気を抜き、全体がお湯に沈み込むようにします。今回の場合、上部(腰回り部)が浮き上がってしまうので、シャンプーの入れ物を重しに使いました。
- 2時間程そのままの状態でお湯に浸けておく。

2時間後です。染料が溶け出してお湯の色がかなり濃くなっています。現行のリジッドは、これ程色が変わりませんでした。
染料の落ち具合、お湯の色の雰囲気はブラックとかなり似ています。
乾燥させる時に、このお湯の様な色のしずくがたれるのは困るので、お湯を抜いた後、数回水を溜めてすすぎを行いました。
すすぎ後、ジーンズを踏んで軽く水をしぼってから、風呂場でハンガーにかけて干しました。干し方は、写真の様に裏返しのまま、ウエストを上にしています。
左の写真は、翌日、ある程度乾いた状態のものです。内側がほぼ乾燥した後、表返しにして、外側を乾かしました。
実は、左の写真の状態の時、かなり固まっていました。もし、表側に戻して干していたら、恐らくそのままの状態で床に立たせる事ができたと思います。まだ下ろしていないストックの方を糊落としする時は、(話のたねに)表返しにして干して、立たせてみようと思います。
糊落とし後、サイズを計ってみました。ウエストは、約29.5インチでした。約1.5インチ程縮みました。
インシームも1.5インチ位縮みました。
同モデル、同サイズの未使用のものと並べて撮った写真です。写真からでも、一回りからふた廻り程度幅が縮んでいることが分かります。実際に穿いてみると、かなり細くなった感じがします。ただ、穿いていくと、ある程度縮んだところが伸びるので、自分にとってはまだゆとりがあります。
写真で比較した色の感じは、新品時に比べ、目がつまったことで白く見える部分が減って少し色が濃くなった様に見えます。色味の変化は、現行モデル程、大きな変化はありません。
穿いた感じも、現行モデルの場合、糊落としをすると生地がかなりやわらかく感じるのですが、90年初期モデルの場合、あまり差を感じませんでした。これは、糊付けの程度の差だと思います。
まだ本当に穿き始めたばかりですが、この時点まででも同じ501でも、現行モデルとは色々な点で異なるところがあるのが面白いところです。
これからこの90年初期のモデルを現行モデルと一緒にメインで穿く予定です。今後の経過、穿きこんでいく過程での比較等もしていこうと思っています。
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