90年代初期501の穿き込みを開始し、現在、現行モデルと共に普段着として使用しています。今回、糊落とし後の時点での両モデルの私の感想を書きます。
両501の最も大きな違いは、生地になります。90年代初期モデルは14オンス、現行は12.5オンスのデニムを使用しています。この生地の厚さの差は、穿いた時の印象としても明確に異なるものを感じます。また、前者の生地はかなり毛羽立ちがあるのに対して、後者は毛羽立ちはほとんど見られません。
さらに、両者とも生デニムで糊付がされていますが、前者の糊付はそれ程強くないのに対して、後者は強力な糊付がされているのが特徴的です。現行モデルで糊落としを行った後、穿いた時、ものすごく柔らかくなったことがとても印象的でした。恐らく、現行モデルの生地は12.5オンスと比較的軽めである事から、生地は元来柔らか目なものが、未使用の段階では強力に糊付されているため、糊落とし前後で生地の風合いが大きく変わるものと考えられます。一方、90年代初期モデルでは、糊落とし後の穿いた時の生地の感じはそれ程大きく変わりませんでした。
糊落とし後の両モデルの写真です。
この現行モデルは糊落とし後、濡れた状態で穿いて乾かしました。激しく屈伸等を行ってしまったため、膝部の縮みがほとんど伸びて戻ってしまいました。
膝裏部にはアタリの元になるシワが既に形成され始めています。
90年代初期の方は、シワのクセはそれ程ついていません。しかし、こちらも膝裏部にシワのクセが少し出来つつあります。
写真ではあまり分からないですが、毛羽立ちはかなり残っています。
穿き比べると、90年代初期モデルは生地が厚くて丈夫、現行モデルは生地が薄くて、柔らかいのが特徴的でその差が良く分かります。
両者の穿き心地はかなり異なります。米国製501の生地は穿きこんでいけば、柔らかくなりますが、通常、相当の時間を要します。現行モデルは、色落ちの進行もかなり早いと思われます。
米国内では、従来からの501ユーザーの間では、米国製501の14オンスの生地を懐かしむ声が非常に多くあります。私も実際に両方を穿き比べてみて、なぜなのか分かった気がしました。これは、ジーンズに丈夫さを求める場合、やはり14オンスデニムだと思います。
一方、色落ちの進行の早さ、リファインされたディテール等、現行品はそれなりにファッション的には洗練されていると思います。
両方ともシュリンクトゥフィットですが、フィットしていく体感が大きく異なります。それぞれ特徴があり、その違いを楽しんでいます。
今後、色落ちの進行等、穿きこんでいく過程でどの様な差があるのかも興味があります。これからしばらくの間は、ローテーションを、ブラック-90年代初期-リジッド-90年代初期-ブラック-...の様な順番のローテーションで穿いていく予定です。
両501の最も大きな違いは、生地になります。90年代初期モデルは14オンス、現行は12.5オンスのデニムを使用しています。この生地の厚さの差は、穿いた時の印象としても明確に異なるものを感じます。また、前者の生地はかなり毛羽立ちがあるのに対して、後者は毛羽立ちはほとんど見られません。
さらに、両者とも生デニムで糊付がされていますが、前者の糊付はそれ程強くないのに対して、後者は強力な糊付がされているのが特徴的です。現行モデルで糊落としを行った後、穿いた時、ものすごく柔らかくなったことがとても印象的でした。恐らく、現行モデルの生地は12.5オンスと比較的軽めである事から、生地は元来柔らか目なものが、未使用の段階では強力に糊付されているため、糊落とし前後で生地の風合いが大きく変わるものと考えられます。一方、90年代初期モデルでは、糊落とし後の穿いた時の生地の感じはそれ程大きく変わりませんでした。
糊落とし後の両モデルの写真です。
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現行501リジッド糊落とし後 |
この現行モデルは糊落とし後、濡れた状態で穿いて乾かしました。激しく屈伸等を行ってしまったため、膝部の縮みがほとんど伸びて戻ってしまいました。
膝裏部にはアタリの元になるシワが既に形成され始めています。
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90年代初期米国製501 リジッド糊落とし後 |
写真ではあまり分からないですが、毛羽立ちはかなり残っています。
穿き比べると、90年代初期モデルは生地が厚くて丈夫、現行モデルは生地が薄くて、柔らかいのが特徴的でその差が良く分かります。
両者の穿き心地はかなり異なります。米国製501の生地は穿きこんでいけば、柔らかくなりますが、通常、相当の時間を要します。現行モデルは、色落ちの進行もかなり早いと思われます。
米国内では、従来からの501ユーザーの間では、米国製501の14オンスの生地を懐かしむ声が非常に多くあります。私も実際に両方を穿き比べてみて、なぜなのか分かった気がしました。これは、ジーンズに丈夫さを求める場合、やはり14オンスデニムだと思います。
一方、色落ちの進行の早さ、リファインされたディテール等、現行品はそれなりにファッション的には洗練されていると思います。
今後、色落ちの進行等、穿きこんでいく過程でどの様な差があるのかも興味があります。これからしばらくの間は、ローテーションを、ブラック-90年代初期-リジッド-90年代初期-ブラック-...の様な順番のローテーションで穿いていく予定です。
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