最近入手したヴィンテージ501を紹介します。
かなり穿き込まれた感じで、色も全体的に落ちています。写真では分かりづらいかもしれませんが、激しく縦落ちしています。左右とも上から下まできれいに耳のアタリがついています。ヒゲも多少でています。
裾もオリジナルと思われる黄色の綿糸のチェーンステッチで、良い感じのうねりがでています。
フロントボタン脇はVステッチです。
フライボタンは足長Rです。
ステッチの糸が黄色の綿糸とオレンジのスパン糸の両方が使われています。
フロントボタン裏の刻印は6、腰裏上はシングルステッチです。
クロッチ部のバータックは少しだけずれがあります。この箇所も二色の糸が使われています。
後ろからの写真。パッチがとれてしまっています。右ひざ後ろ部に穴、ほつれがあるのが分かります。
右ひざ裏のほつれの拡大写真です。
右バックポケットの拡大写真です。縦落ちがここでも見られます。
赤タブは欠損していて、文字は読み取れません。
ポケット下部のはじがほつれています。また、ポケット取り付け外側のステッチの写真左側はほつれかけています。
左ポケットです。
すこし汚れが見られます。ポケット下部がほつれ始めていて穴が空きそうになっています。
ポケット取り付け外側、正面右のステッチがはずれかけています。ポケット部のダメージは写真で見るよりもありました。
クロッチ部は2カ所ほつれて穴が開きつつある箇所があります。そして、両側ともすれがあります。
全体的に見るとかなり穿き込まれており、色落ちも相当しています。これだけ穿き込まれていれば、多少なりともダメージがあるのは仕方ないと思います。
自分の場合、この位穿き込んだ場合は、正面の膝部に穴が開きます。やはり穿き手によってダメージの箇所、コンディションが異なるな〜、と思いました。私が穿いていた90年後半の501と並べてみました。
比べてみると、かなり穿き込まれているなと思っていましたが、自分の穿いていた方が穿き込まれているように思います。
こうやって並べてた写真だけを見ると、90年代の501の色落ちも悪くない様に思えます。しかし、実物を見ると、縦落ちの差はかなりあります。
一方で、アーキュエットのシェープや全体的なシルエット、雰囲気はこの写真では似た部分もある様に思えます。
少し拡大(接写)した写真です。似てる様な似てない様な感じです。比べてみると、単品で見たり穿いたりするのとは違う発見や感じがあります。
尚、穿いた感じでは、股上の深さが90年代の方が(かなり)あり、ヴィンテージの方は思いのほかローライズです。
私の手持ちのもう一本のヴィンテージ501 Big-E(右)と並べてみました。この501もVステッチ、腰裏シングルです。パッチは残っているのですが、残念ながらLOT表記の部分は読み取れません。
ほぼ同年代と思われますが、アーキュエットのシェープが異なるところが特徴的です。
以前紹介した557XXと並べた写真です。どの程度の色残りかの目安にもなるかと思います。年代的には557の方が古い(60年代前半)です。
同年代の70505と並べた写真です。この70505は、特別企画第1弾として紹介した物です。年代的には左の501の方が少し古いかもしれません。
この501はサイズとしては、ほぼ自分のサイズです(ちょっと丈が短めですが)。色落ちも申し分ないです。率直なところ、ヴィンテージ特有の色落ちは、ヴィンテージでしか味わえない物だと思います。
ただ、穴が空き気味のところがあったり、バックポケットのステッチ部に補修が必要なところがあります。補修は今まで一度もしたことがないので、少し不安です。
補修の技術レベルは日本の方が格段に良いと聞いているので、日本に行く際に持っていって補修しようと思っています。
穿いた感じでは、穴の部分等は特に気にはならないのですが、補修の事を考えると気分が落ち込みます。
ジーンズの補修についての知識と経験がないからだと思いますが、なぜかとても不安を覚えます。と言うことで、この501は恐らく補修するまで家の中で少し穿いたりする使い方になりそうです。
自分の場合、ヴィンテージは、たとえコンディションが良くても気をつかってしまいます。ましてや、コンディションに不安があると、ものすごく気になります。その点、現行品はまったく気にする必要がないので、気分がとても楽です。
と言うことで、ヴィンテージ•ジーンズを手に入れたものの、相変わらず現行のシュリンクトゥフィットをメインで穿いています。
かなり穿き込まれた感じで、色も全体的に落ちています。写真では分かりづらいかもしれませんが、激しく縦落ちしています。左右とも上から下まできれいに耳のアタリがついています。ヒゲも多少でています。

フロントボタン脇はVステッチです。

ステッチの糸が黄色の綿糸とオレンジのスパン糸の両方が使われています。
フロントボタン裏の刻印は6、腰裏上はシングルステッチです。

クロッチ部のバータックは少しだけずれがあります。この箇所も二色の糸が使われています。




ポケット下部のはじがほつれています。また、ポケット取り付け外側のステッチの写真左側はほつれかけています。

ポケット取り付け外側、正面右のステッチがはずれかけています。ポケット部のダメージは写真で見るよりもありました。

クロッチ部は2カ所ほつれて穴が開きつつある箇所があります。そして、両側ともすれがあります。
全体的に見るとかなり穿き込まれており、色落ちも相当しています。これだけ穿き込まれていれば、多少なりともダメージがあるのは仕方ないと思います。
自分の場合、この位穿き込んだ場合は、正面の膝部に穴が開きます。やはり穿き手によってダメージの箇所、コンディションが異なるな〜、と思いました。私が穿いていた90年後半の501と並べてみました。

こうやって並べてた写真だけを見ると、90年代の501の色落ちも悪くない様に思えます。しかし、実物を見ると、縦落ちの差はかなりあります。
一方で、アーキュエットのシェープや全体的なシルエット、雰囲気はこの写真では似た部分もある様に思えます。

尚、穿いた感じでは、股上の深さが90年代の方が(かなり)あり、ヴィンテージの方は思いのほかローライズです。

ほぼ同年代と思われますが、アーキュエットのシェープが異なるところが特徴的です。

同年代の70505と並べた写真です。この70505は、特別企画第1弾として紹介した物です。年代的には左の501の方が少し古いかもしれません。


ただ、穴が空き気味のところがあったり、バックポケットのステッチ部に補修が必要なところがあります。補修は今まで一度もしたことがないので、少し不安です。
補修の技術レベルは日本の方が格段に良いと聞いているので、日本に行く際に持っていって補修しようと思っています。
穿いた感じでは、穴の部分等は特に気にはならないのですが、補修の事を考えると気分が落ち込みます。
ジーンズの補修についての知識と経験がないからだと思いますが、なぜかとても不安を覚えます。と言うことで、この501は恐らく補修するまで家の中で少し穿いたりする使い方になりそうです。
自分の場合、ヴィンテージは、たとえコンディションが良くても気をつかってしまいます。ましてや、コンディションに不安があると、ものすごく気になります。その点、現行品はまったく気にする必要がないので、気分がとても楽です。
と言うことで、ヴィンテージ•ジーンズを手に入れたものの、相変わらず現行のシュリンクトゥフィットをメインで穿いています。
AGRさん
返信削除Bull Headです。
このパンツはタイプ物の中期のプロダクツですね?
アーキュエイトの糸と形状での判断です。
クロッチのダメージは結構、足が速いので早めにリペア
してくださいね?
ところで当HPが不具合でレスできません・・・
原因修復までしばしかかりそうです。
そこで以前いただいたパッチの回答をさせて頂きます。
>詩人さんが掲載されていたブロッターもBull Headさん経由のものとは!(驚)
>しかし店舗向けのボードと言い、それ以外の希少な宣伝媒体を良く集められましたね!!
ここ数年はインターネット環境が紙媒体等をコレクトしやすくしましたが
どうしても『にわかコレクター』の手に渡り長年コレクトしてきた人よりも
商売ベースで考える人たちに買われてしまう傾向が強くなりました・・・
僕の場合はアメリカ等に出かけたときにチマチマとコレクトしてきました。
僕は素人ですから、見つけたときの喜びは非常に大きなものがあります。
今はお金さえ出せば変える時代になり、少々寂しい気持ちです。
このような理由から僕は一切金額の話等はしないようにしてきているんです。
>どうやって集められたのかとても興味があります。
>ヴィンテージ コレクターとしての長いご経験と探索、収集の賜物だと思います。
>私ごとき初心者では何年かかる事やら。。。1枚で良いからボードは欲しいです。
>まあ、その前に501XXですが、、、キリがなくなってきますね。
SIGN BOARDは販売店にだけ配られているため、なかなか入手困難なものになります。
年数や点数を気にせず気長に探してみてくださいね。
XXは世界で一番数多く生産されたプロダクツですので、そんなに難しくないと思います。
ネットオークションで買うよりも、本当は実際に手にとって購入することを
お勧めいたします。
>60年代の初期にギャラ入りからギャラ無しにパッチ表記が変更になりました。
>変更当初のパッチは、557/559では"Made in USA”の表記も無いもので、
>その後からMade in USAの表記が追加されたと認識しております。
>501XXのギャラ無しの当初はMade in USAも無かったのでしょうか?ネット等で見る限り
>ギャラ無しはMade in USA表記されているものしかありませんでした。
>それと最近入手した501 Big-EのパッチにMade in USAの表記がありませんでした。
>以前お話しした501 Big-Eもありません。
>オークション出品や古着屋で販売中のものでも同様に表記無しのものを何本か見ました。
>Big-E以外にタイプものでも見かけた様に記憶しています。
>これらはパッチのバリエーションなのでしょうか?
>それとも、当時、一部の501は海外生産されていたためなのでしょうか?
基本的にギャラ入りではMADE IN USA表記はありません。
ギャラ無しになって暫くして表記が入りますが、E期に一度表記無しとなります。
これは極東仕様とは関係なくUSメイドでも表記無しが出回る時期です。
501のアメリカ以外での生産に関しては賛否両論があり、アウトソーイングする
のにも非常に長い間、論議が続けられました。
極東仕様はトップボタン裏が16と8が多いので判別するにそんなに難しくありません。
こんなんで約に立つかな???
Bull Headさん、
返信削除コメントありがとうございます!!BBSの方、投稿されないのでとても気になっていました。正直、話題があまり楽しい方ではない方向へ行ってしまい、なおかつ、お仕事も忙しい状態で体調も芳しくないのでは投稿する気にもなれないかもれしれないなと思いつつも、どうしていらっしゃるのかと思っていました。
この501についてのコメントとても参考になります!!アーキュエットの糸と形状がポイントなんですね。形が後のモデルに似ている一方で、糸は素人目には3種類使われている様に思えました。後のモデルでは、2色か1色なので、タイプ物かWネーム等のBig-E前期かとは想像していました。言われてみてなるほどと思うところや、見方の参考にもなりました。ありがとうございます!!
Bull Headさんのようにヴィンテージ•ブーム前からヴィンテージ品を収集されてきて、ヴィンテージに対する愛情もなみなみならるものを持ってらっしゃる方からすると、お金さえ出せば容易に手に入れられる様な状況は嘆かわしいと思われるお気持ちは察する事はできます。かくいう私は、完全に後者の部類に属していることは認識しております。
ただ、ご自分の足を使って色々なところに出向いて、こつこつと収集してきたご経験、宝物にであった時の喜びと言うものは、後者の者には得られない体験と思い出だと思います。これは、お金では買える事ができない貴重なことだと思います。正直、私は80年代なり90年前半頃にヴィンテージに出会っていれば、きっとすごく楽しい思い出とひとときを過ごせたのではと思い、残念と言うか、後悔と言うか、悔しい様な思いがあります。まあ、それこそ、文字通り、後悔先に立たずです。
宣伝用の媒体の入手は本当に大変な手間と労力、そして情熱が求められると思います。(と運もあるでしょうが、それは呼び込むと解釈します)なかなか手に入るものではないだけに、見つけた時の喜びもひとしおの事と思います。それでも、どうやって?、と言う疑問がわき起こります。今は、お答え下さらなくて結構です。
サインボードはオークションでも出品されているのを見かけたりもしますが、非常に高額な金額が提示されています。まさに、お金があれば手に入れられる状況です。私はサインボード等は、オークションでなく、足を使って探して見つけ出して獲得すべきたぐいの物だと思っています。その観点で言えば、他のヴィンテージもそうだとも言えますが。。。
ジーンズはオークションではなく、やはり手にして見てから購入するのが良いと痛感します。ただ、私の場合、環境的にそれが難しいのが、大きな制約となっています。先日、初めてフリーマーケットに行ってきました。しかし、そのフリマではヴィンテージは皆無でした。フリマも色々ある様なので、Thrift系の方に行ってみようと思っています。
パッチの件、大変興味深いお話、ありがとうございます。とても参考になります。ギャラ入りにはUSA表記はないですよね。私も後で気づきましたが、お恥ずかしい限りです。ギャラ無し後、表記か加えられたのにも関わらず、E期に再度、表記無しが登場するのはとても興味深いです。どの様な背景、理由があったのだろうか?と想像をかき立てられます。
いろいろ本当にありがとうございました。至らないところも多々ありますが、今後ともよろしくお願い致します。