デッドストックの赤耳を入手しました!
以前に何度か66後期のデッドストックを入手する機会があったにもかかわらず逃してしまった苦い経験があります。
最近は、ヴィンテージもある程度手元に増えてきているので、デッドストックと言っても赤耳だから、、、と妙にさめていたのですが、実際に手にしてみると、すごく感動しました。
それではさっそく紹介します。
フラッシャー、ギャランティーチケット付きです。
ギャランティーチケットは、"FOR OVER 130 YEARS"になっています。
フラッシャーにサイズ選びの目安、推奨が記載されているのですが、その内容が昨日紹介した脇割り80年代前半のものと異なっている事に気がつきました。
赤耳後のモデルでは、ウエスト34インチ以下の場合、1インチ上のサイズを推奨しています。しかし、この赤耳のフラッシャーでは、2インチ上を推奨しています。
赤耳のサイズ推奨内容は、私が持っている80年代以前のポスターやフィッテングガイドの内容と合致します。
どうも、赤耳以前と以後でシュリンクトゥフィットの推奨サイズの内容が異なる様です。このことについては、別途、後ほど具体的に記事にしようと思います。
パッチは501の上に"CARE INSTRUCTION INSIDE GARMENT"の表記があります。これは、66、赤耳、脇割り初期のパッチ表記の特徴です。
Big-E以前のヴィンテージのパッチは、消失してしまっている場合が多いのに対して、66以降のパッチは表記内容も読み取れる状態で残っていることが多く、このパッチ表記がヴィンテージ後期の製品のイメージとして強く頭に残っています。
取り扱い説明タグの表側です。赤耳なので、約10%縮むと書かれた表記になっています。
取り扱い説明タグの裏側です。81年の9月製であることが分かります。下の行の最後の3桁の数字は、フロントボタン裏の刻印と同じ数字が記載されています。
ボタン裏の刻印は、555 です。この写真から、デッドストックの生地の感じも何となく分かります。
フロントの全体写真です。
このモデルは、黒カン、内股(インシーム)シングルステッチ、裾はチェーンステッチです。
これらのディテールは、66から継承している基本的なヴィンテージのディテールです。
83年頃から、黒カンからオレンジ色の糸によるバータック、インシームもダブルステッチ、裾はシングルステッチに変更されていきます。そして、86年に赤耳付きデニムの501は生産終了となります。
耳に赤の糸のラインがあることから、日本では赤耳と呼ばれ、ヴィンテージ501を代表する共通のディテールとして有名です。米国では、Redlineと呼ばれています。
ユーズドのヴィンテージ501だと耳の赤のラインが薄いピンク色になっていたり、色が落ちてしまい、赤のラインが識別できないことも多々あります。
これはデッドストックなので、さすがにくっきりした明確な赤のラインが入っています。
裾裏のステッチの処理はチェーンステッチです。ヴィンテージを代表するディテールの一つです。
自分の手持ちのヴィンテージの501でも裾がオリジナルのチェーンスチッチのものがありますが、チェーンスチッチの処理をデッドストックの状態で見るのは感慨深いものがありました。
裾裏がチェーンステッチだと穿き込んでいくと特有のうねりのある色落ちをするため、色落ちにこだわるユーザーの間で重視されるポイントの一つです。
オリジナルのチェーンスチッチの色落ち具合の例です。(66前期)
この501 赤耳の生地も14オンスになります。毛羽立ちもそれなりに目立つのですが、生地の感じが昨日紹介した80年前半の脇割りのモデルと少し異なります。色味もこちらの方が少し濃いです。
この赤耳と83年製脇割りモデルの生地の色味の違いの比較や細かいディテールの比較を後日行う予定です。
尚、このモデルは、現在準備中のオンラインストで販売する予定です。
後一回りサイズが小さかったら、多分自分で下ろして穿き込むのですが、、、少しと言うか、かなり残念です。このモデルと出会って、赤耳に対する印象が変わりました。マイサイズのデッドストックが無性に欲しくなりました。
赤耳のデッドストックはほとんど見た事がありません。いつかどこかで自分のサイズの赤耳と出会える事を祈っています。
この赤耳のサイズは、ウエスト30インチ、レングス32インチです。比較的、日本人の平均サイズに近い様に思います。サイズが合う方、個人的には超お勧めです!
以前に何度か66後期のデッドストックを入手する機会があったにもかかわらず逃してしまった苦い経験があります。
最近は、ヴィンテージもある程度手元に増えてきているので、デッドストックと言っても赤耳だから、、、と妙にさめていたのですが、実際に手にしてみると、すごく感動しました。
それではさっそく紹介します。
フラッシャー、ギャランティーチケット付きです。
ギャランティーチケットは、"FOR OVER 130 YEARS"になっています。
フラッシャーにサイズ選びの目安、推奨が記載されているのですが、その内容が昨日紹介した脇割り80年代前半のものと異なっている事に気がつきました。
赤耳後のモデルでは、ウエスト34インチ以下の場合、1インチ上のサイズを推奨しています。しかし、この赤耳のフラッシャーでは、2インチ上を推奨しています。
赤耳のサイズ推奨内容は、私が持っている80年代以前のポスターやフィッテングガイドの内容と合致します。
どうも、赤耳以前と以後でシュリンクトゥフィットの推奨サイズの内容が異なる様です。このことについては、別途、後ほど具体的に記事にしようと思います。
パッチは501の上に"CARE INSTRUCTION INSIDE GARMENT"の表記があります。これは、66、赤耳、脇割り初期のパッチ表記の特徴です。
Big-E以前のヴィンテージのパッチは、消失してしまっている場合が多いのに対して、66以降のパッチは表記内容も読み取れる状態で残っていることが多く、このパッチ表記がヴィンテージ後期の製品のイメージとして強く頭に残っています。
取り扱い説明タグの表側です。赤耳なので、約10%縮むと書かれた表記になっています。
取り扱い説明タグの裏側です。81年の9月製であることが分かります。下の行の最後の3桁の数字は、フロントボタン裏の刻印と同じ数字が記載されています。
ボタン裏の刻印は、555 です。この写真から、デッドストックの生地の感じも何となく分かります。
フロントの全体写真です。
このモデルは、黒カン、内股(インシーム)シングルステッチ、裾はチェーンステッチです。
これらのディテールは、66から継承している基本的なヴィンテージのディテールです。
83年頃から、黒カンからオレンジ色の糸によるバータック、インシームもダブルステッチ、裾はシングルステッチに変更されていきます。そして、86年に赤耳付きデニムの501は生産終了となります。
耳に赤の糸のラインがあることから、日本では赤耳と呼ばれ、ヴィンテージ501を代表する共通のディテールとして有名です。米国では、Redlineと呼ばれています。
ユーズドのヴィンテージ501だと耳の赤のラインが薄いピンク色になっていたり、色が落ちてしまい、赤のラインが識別できないことも多々あります。
これはデッドストックなので、さすがにくっきりした明確な赤のラインが入っています。
裾裏のステッチの処理はチェーンステッチです。ヴィンテージを代表するディテールの一つです。
自分の手持ちのヴィンテージの501でも裾がオリジナルのチェーンスチッチのものがありますが、チェーンスチッチの処理をデッドストックの状態で見るのは感慨深いものがありました。
裾裏がチェーンステッチだと穿き込んでいくと特有のうねりのある色落ちをするため、色落ちにこだわるユーザーの間で重視されるポイントの一つです。
オリジナルのチェーンスチッチの色落ち具合の例です。(66前期)
この501 赤耳の生地も14オンスになります。毛羽立ちもそれなりに目立つのですが、生地の感じが昨日紹介した80年前半の脇割りのモデルと少し異なります。色味もこちらの方が少し濃いです。
この赤耳と83年製脇割りモデルの生地の色味の違いの比較や細かいディテールの比較を後日行う予定です。
尚、このモデルは、現在準備中のオンラインストで販売する予定です。
後一回りサイズが小さかったら、多分自分で下ろして穿き込むのですが、、、少しと言うか、かなり残念です。このモデルと出会って、赤耳に対する印象が変わりました。マイサイズのデッドストックが無性に欲しくなりました。
赤耳のデッドストックはほとんど見た事がありません。いつかどこかで自分のサイズの赤耳と出会える事を祈っています。
この赤耳のサイズは、ウエスト30インチ、レングス32インチです。比較的、日本人の平均サイズに近い様に思います。サイズが合う方、個人的には超お勧めです!
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