ウールシャツとジーンズ

ジーンズは元来ワークウェアでしたが、60年代頃から若者層に浸透し、カジュアルウェアのボトムズとしての地位を確保しました。今では、老若男女を問わず一般に広く普及しています。

ジーンズはコーディネートの幅も広く、色々なトップスと組み合わせることができます。ジーンズに合うトップスとしてすぐ頭に浮かぶのは、Tシャツやポロシャツです。

代表的なカジュアルウェアのトップスなので、当然、ジーンズとの相性はバッチリだと思います。また、デニムやシャンブレーやそれ以外のカジュアルシャツとも良く合います。

コーディネートの仕方は人それぞれ異なります。私の場合、普段着は、ボトムズはほぼ100％ジーンズ、トップスはTシャツかポロシャツです。

少し肌寒くなってきたので、上着が必要な場合は、ヴィンテージのデニムジャケットをその上に着ています。さらに寒くなる時は、Tシャツの上に長袖の黒のスタンドカラーのニットやセータを着たりします。

また、ちょっとしたミーティング等、多少、フォーマルな状況では、リーバイスの復刻の糊付きバリバリの状態の505にドレスシャツとオールデンのUチップ等の革靴を組み合わせます。季節的に上着が必要であれば、上にブレザーやツイードのジャケットを羽織ります。

アメリカでは、ビジネスでもスーツを着る仕事は、非常に限られた業界のみです。よほどのフォーマリティが要求される様な状況、イベントでない限り、ドレスシャツにジャケットを着れば、下はジーンズでもまったく問題ありません。この様な組み合わせをアメリカに住んでずっとしてきました。

この秋、ペンドルトンのウールシャツを入手しました。自分のワードローブには、今まで全く入っていなかったのですが、手にしてから、驚く程ジーンズと相性が良い事に気がつきました。

写真は、現在メインで穿いている現行USモデル501シュリンクトゥフィット（着用期間約7ヶ月）とヴィンテージ（推定1970年代）のペンドルトン ウールシャツです。

このウールシャツは洗濯することができる加工がされているウールを使用しています。このシャツの生地感とデニムの生地の組み合わせは非常に相性が良いと思います。

またチェックの柄のトップスと無地のジーンズは色のコントラストが効いて映えます。

ウールシャツは暖かいので、秋口から春（夏前まで行けるかも）にかけて使い回しがしやすいトップスだと思います。

少し大きめのサイズであれば、タートルネックのセーター等のニットの上にシャツジャケットの様にして着る事できます。

また、デニムジャケットとも相性が良いです。

左の写真は、60年代のペンドルトンウールシャツとBig-Eの70505です。（両方ともWebストアで販売中です。）ジーンズは上の写真と同じ現行米国流通モデル501STFです。

シルエットも着丈が気持ち短めで、裾がフラットなカッティングされており、タックアウトして（裾を外に出して）着るスタイルのデザインなので、ヴィンテージにも関わらず、今のファッションスタイルにもぴったり合っています。

少しペンドルトンのウールシャツについて調べてみました。

会社の歴史は古く、創業者のトーマス•カイ氏が1863年に渡米したことが会社の起源です。1924年にペンドルトンはウールシャツを市場に投入します。

当初はワークウェアとして受け入れられ、大戦後はハンティングやフィッシング等のスポーツシャツとして人気を博しました。

そして、60年代にはビーチボーイズのファッションとして、西海岸のサーファーの間で大流行したことを知りました。

ペンドルトンとウールシャツの歴史はリーバイスと501の歴史に似てる！と思いました。（当たり前と言ってしまえばそれまでですが。。。）どおりでジーンズとの相性が良いはずだ、と妙に納得できました。

ヴィンテージのペンドルトンのウールシャツはさらに何着か入手しています。Webストアの方でも何着か既に販売していますが、さらに追加する予定です。

ペンドルトンについては、別途、さらに詳しく書く予定です。

上のの写真は、もろに60年代のビーチボーイズのファッションを模倣しています。

New York Times Magazineのペンドルトンに関連した記事から引用した物です。もしかすると元々のソースはペンドルトンかもしれません。