1月5日から米国内で発売開始となった501CTについて検索すると、日本では以下の女性達がブログで、リーバイスジャパンからプレゼントされた501CTを紹介しています。
高橋愛オフィシャルブログ - 501 CT
入夏公式ブログ - Levi's 501 CT
鈴木六夏オフィシャルブログ - 501CT
この三人とも501 CTは、古着をカスタムした限定数501本のジーンズだと語っています。以下は鈴木六夏さんのブログの写真です。
下の写真の501CTは、それぞれの生地の色味も異なり、アーキュエットステッチや生地の感じから、ユーズドの過去の501であることが分かります。
501CTの内タグです。"xxx of 501"から501本の中のシリアル番号が入れられています。
また、paulandwilliamsさんのFlickrに501CTを作成中の(カスタム製作)写真が投稿されています。日付は2014年の4月です。
以下、冒頭で紹介した入夏さんのブログ記事からの引用です。
501CTはユーズドの501のカスタムである。生産数量は501本である。と確認できます。
古着をカスタムした501CTを(も)限定発売するのかな?と思っていました。
ところが、米国リーバイスのWebストアの501CTの写真を見ると、どう見ても新品に見えます。
レディースも3色に分かれ、各色サイズ展開も豊富です。
商品の写真のパッチも新しく、生地の色味、感じも加工された新品であることが分かります。
Webストアの商品説明にもユーズドである様な説明はありません。レングスも32インチで統一されています。
下の写真はWE-ARE-AWESOME.COMと言うサイトが12月1日に投稿した501 CTの記事からのものです。
裾のロールアップから見えるアウトシームが、2013年後半以降の製品に見られる特徴的な脇割りの糸の処理になっています。この写真の製品は現行品がベースであることが分かります。
総合的に考えても、米リーバイスが現在販売中の501CTは、古着をカスタマイズしたものではありません。
一方、上記501CTをプレゼントされた日本の女性達のコメントや制作中の写真は古着のカスタマイズです。
米国では新品、日本では古着のカスタムを販売するのかもしれません。
501本限定で、販売単価が100ドル以下では、売り上げが約5万ドル程度です。リーバイスの年間の売り上げ40億ドルを超えるリーバイスにとって、あまりにも小さいです。
リーバイスの日本国内の売り上げは、100億円を少し下回っており、本社の売り上げ規模と比較すると非常に小さいですが、リーバイスジャパンが日本国内に売るにしても、少なすぎると思います。
古着のカスタムはサンプル・プロトタイプとスペシャル・プロモーション用がメインで、一部を販売するのかもしれません。
古着のカスタムに加えて、日本国内でも新品も発売するのではと予想しています。
日本国内の501CTの販売は2月の予定とのことなので、あと少しすると結果が分かります。
現時点で頭に浮かぶところで、以下の様な疑問点・注目点があります。
米国での501CTの価格帯は、通常の501よりも高めに設定されています。日本での価格帯は、1万円代後半位を予想しています。2万円を超えるとちょっと厳しい気がします。
赤耳後の80年代後半-90年代のユーズドの501の日本での市場価格はかなり低め(どんなに高くても1万円はしない。5000円以下位?)です。
日本での501CTが古着ベースのものだったとして、価格帯によっては、自分で古着を購入して、カスタマイズした方が安上がりになる可能性もあります。
等、興味深いところがあります。
追記:
501CTの発売日と価格が発表になりました。ソースはFASHION PRESSです。具体的な内容なので、リーバイスジャパンからの公式発表と思われます。
発売日:2015年2月20日(金)
また、2月4日から2月16日の間、伊勢丹新宿店でレディースのみ先行発売するそうです。
メンズ
・501CT SHORDICH 15,000円+税
・501CT RENO CREEK 15,000円+税
・501CT DALSTON 14,000円+税
・501CT WHITE LIGHT 13,000円+税
・501CT BRISTOL 13,000円+税
レディース
・501CT Jeans for Women, OLD FAVORITE 14,000円+税
・501CT Jeans for Women, CALI COOL13,000円+税
・501CT Jeans for Women, PRECITA 14,000円+税
・501CT Jeans for Women, ROLLING FOG 13,000円+税
基本的には米国で発売開始になった製品と色揃えなども同じです。よって、ベースは現行品でユーズドではありません。
税別ですが、価格はかなり思い切った設定になっています。特にレディースの方は、メンズよりも安いという本国とは逆の価格設定です。
リーバイス直営店ではなく、伊勢丹新宿店で先行販売することも興味深いところです。
価格設定や販売戦略などについては、明日、追加記事を投稿する予定です。
高橋愛オフィシャルブログ - 501 CT
入夏公式ブログ - Levi's 501 CT
鈴木六夏オフィシャルブログ - 501CT
この三人とも501 CTは、古着をカスタムした限定数501本のジーンズだと語っています。以下は鈴木六夏さんのブログの写真です。
下の写真の501CTは、それぞれの生地の色味も異なり、アーキュエットステッチや生地の感じから、ユーズドの過去の501であることが分かります。
501CTの内タグです。"xxx of 501"から501本の中のシリアル番号が入れられています。
また、paulandwilliamsさんのFlickrに501CTを作成中の(カスタム製作)写真が投稿されています。日付は2014年の4月です。
以下、冒頭で紹介した入夏さんのブログ記事からの引用です。
世界中の古着屋さんを巡って501を集めて、
職人さんが一つずつカスタマイズしたものなんだって。
世界に501本しかないスペシャルな1本をプレゼントして頂けるなんて🙏
とっても嬉しいなぁ
本当にありがとうございます💕
501の王道ストレートデニムが、テーパードになっているから、
すごく綺麗なシルエットに見えるの!
二月から発売するみたいだから、
これは絶対みんなもチェックすべし!
とってもお勧めだよ〜
501CTはユーズドの501のカスタムである。生産数量は501本である。と確認できます。
古着をカスタムした501CTを(も)限定発売するのかな?と思っていました。
ところが、米国リーバイスのWebストアの501CTの写真を見ると、どう見ても新品に見えます。
レディースも3色に分かれ、各色サイズ展開も豊富です。
商品の写真のパッチも新しく、生地の色味、感じも加工された新品であることが分かります。
Webストアの商品説明にもユーズドである様な説明はありません。レングスも32インチで統一されています。
下の写真はWE-ARE-AWESOME.COMと言うサイトが12月1日に投稿した501 CTの記事からのものです。
裾のロールアップから見えるアウトシームが、2013年後半以降の製品に見られる特徴的な脇割りの糸の処理になっています。この写真の製品は現行品がベースであることが分かります。
総合的に考えても、米リーバイスが現在販売中の501CTは、古着をカスタマイズしたものではありません。
一方、上記501CTをプレゼントされた日本の女性達のコメントや制作中の写真は古着のカスタマイズです。
米国では新品、日本では古着のカスタムを販売するのかもしれません。
501本限定で、販売単価が100ドル以下では、売り上げが約5万ドル程度です。リーバイスの年間の売り上げ40億ドルを超えるリーバイスにとって、あまりにも小さいです。
リーバイスの日本国内の売り上げは、100億円を少し下回っており、本社の売り上げ規模と比較すると非常に小さいですが、リーバイスジャパンが日本国内に売るにしても、少なすぎると思います。
古着のカスタムはサンプル・プロトタイプとスペシャル・プロモーション用がメインで、一部を販売するのかもしれません。
古着のカスタムに加えて、日本国内でも新品も発売するのではと予想しています。
日本国内の501CTの販売は2月の予定とのことなので、あと少しすると結果が分かります。
現時点で頭に浮かぶところで、以下の様な疑問点・注目点があります。
- 501CTの価格帯
- 日本での501CTが古着ベースなのか?
- 現行品ベースと両方を販売するのか?
- どの程度の規模のプロモーションを行うのか?
- 市場の反応はどうなるか?
米国での501CTの価格帯は、通常の501よりも高めに設定されています。日本での価格帯は、1万円代後半位を予想しています。2万円を超えるとちょっと厳しい気がします。
赤耳後の80年代後半-90年代のユーズドの501の日本での市場価格はかなり低め(どんなに高くても1万円はしない。5000円以下位?)です。
日本での501CTが古着ベースのものだったとして、価格帯によっては、自分で古着を購入して、カスタマイズした方が安上がりになる可能性もあります。
等、興味深いところがあります。
追記:
501CTの発売日と価格が発表になりました。ソースはFASHION PRESSです。具体的な内容なので、リーバイスジャパンからの公式発表と思われます。
発売日:2015年2月20日(金)
また、2月4日から2月16日の間、伊勢丹新宿店でレディースのみ先行発売するそうです。
メンズ
・501CT SHORDICH 15,000円+税
・501CT RENO CREEK 15,000円+税
・501CT DALSTON 14,000円+税
・501CT WHITE LIGHT 13,000円+税
・501CT BRISTOL 13,000円+税
レディース
・501CT Jeans for Women, OLD FAVORITE 14,000円+税
・501CT Jeans for Women, CALI COOL13,000円+税
・501CT Jeans for Women, PRECITA 14,000円+税
・501CT Jeans for Women, ROLLING FOG 13,000円+税
基本的には米国で発売開始になった製品と色揃えなども同じです。よって、ベースは現行品でユーズドではありません。
税別ですが、価格はかなり思い切った設定になっています。特にレディースの方は、メンズよりも安いという本国とは逆の価格設定です。
リーバイス直営店ではなく、伊勢丹新宿店で先行販売することも興味深いところです。
価格設定や販売戦略などについては、明日、追加記事を投稿する予定です。
リーバイス本家がこういうことをやるとは本当に驚きですね。
返信削除こういうのはフォロワーブランド、日本でおうとマッコイズ、ドゥニーム、ウェアハウスあたりがやるようなことだと持ってました。
公式の写真だけですがかなりテーパードがかかってて違和感がすごいあります。
コメントありがとうございます。私も正直、本当に驚きました。
返信削除一般論ですが、501のような非常に伝統のある製品のシルエット変更をメーカーが自ら行ってしまうことは、中長期的には501のブランドの価値を、ほぼ確実に下げることになります。
普通はしません。それをするとブランドの存在意義・意味が希薄になってしまい、極論ですが市場から無くなってしまったり、無くならないまでも市場における存在感が非常に希薄になります。
短期的には501CTを歓迎するユーザーもいるかもしれません。しかし、長期的にはほぼ確実にマイナスです。
通常、このような製品を投入する場合、スペックは同じでも名前は501でなく、別の名前をつけるのが、本筋・通常です。
あまり盛り上がらず、長くても数年で無くなってくれれば、傷は浅くすみます。しかし、5-10年も続くと本当に危険なことになります。 この話については、別途、記事を書く予定です。