当ブログにおいて、様々な視点から501CT関連の記事を投稿してきました。501CTへの関心もかなり高いと思われるため、この度、実物を取り寄せることにしました。
今回入手した501CTの色は、日本で発表になった発売予定の色には含まれていないインディゴ・リジッドです。
12オンスデニム使用、本品の色味はインディゴの名前の通り標準的なインディゴデニムの色をしています。本品はメキシコ製です。
パッチの素材は革です。ロングデイや他の2013モデルとは若干異なる色と雰囲気があります。少し落ち着いた色をしています。パッチには501® CTと型番表記が入っています。
フラッシャーは、前回の投稿で紹介した米国製501の白ではなく、通常の501のオレンジ系の色をしています。上部に赤地に白抜きの文字でCTを意味する”Customized & Tapered"と表示されています。
中央に501CT。その下に”TAPERED LEG BUTTON FLY"の表示があります。
写真内フラッシャーの右上に見える白いタグにStyle番号(型番)を意味する18170008と表記があります。
Style番号は、通常の00501xxxxではないところが、興味深いところです。501CTは、ロット番号501を使用していますが、Style番号は通常の501の製品ラインとは明確に分けられています。
501CTはその名の通りテーパードであることが大きな特徴です。全体写真からも裾にかけての強目のテーパードが入っていることが分かります。
裾幅は16-16.5cm位です。かなり絞られています。
2013年以降のモデル特有の特徴ある糸が詰まった脇割りです。裾裏の幅も狭目なところは、2013年以降のレギュラー仕様と同じですが、501CTは裾裏のステッチがチェーンステッチとなっています。
テーパードが強いためロールアップする場合、折り返しは小さめの方が自然だと思います。
脇割りの幅は約2.8cmです。
ステッチはオレンジとイエローの2色使いです。通常のレギュラーより、イエローステッチが多く使用されています。
また、クロッチ部はバータックではなく、ヴィンテージの501XXを模倣したスチッチ処理となっています。このステッチ処理は、プレミアムラインのロングデイや501-1995と同じ仕様となっています。
プレミアムバージョンのロングデイ、501-1995と同様にウエストバンド上のステッチはイエローのシングルステッチです。
ベルトループ取り付けのバータックの色がイエローでアクセントになっています。
フロント・トップボタン脇はVステッチです。写真内右中央にバックポケット取り付け用のバータックが黒で入れられているのが見えます。
本品のコインポケットはかなり大きめです。コインポケット裏はシングルステッチです。
ポケット取り付けのリベットは、ロングデイや501-1995に使用されているクロームタイプではなく、通常の銅色です。
この写真で見ると、通常の501と雰囲気は変わりません。バックポケットのアーキュエットステッチは浅めです。
アーキュエットステッチの色はイエローです。現行製品では、レギュラーはオレンジ、プレミアムはイエローが使用されています。501CTはステッチなどの仕様はプレミアムラインと同じものが多いです。
ここで注目は、バックポケットの取り付け強化のバータックが黒色で入れ方が80年代前半の赤耳以前のモデルと同様の仕様、通称”黒カン”となっていることです。
ロングデイはバータックの色がイエローです。501-1995は黒カンです。ここでも、501CTはプレミアムバージョンの501-1995と同じステッチ仕様となっています。
以上が501CTの主な仕様上の特徴です。上位のプレミアムバージョンと共通する仕様が多く見られます。
仕様的に見て、501のライン上の位置付けはプレミアムに近いと思います。
価格的にはプレミアムとレギュラーの間でも、レギュラーに近い方なので、仕様から見るとコストパフォーマンス的には高い設定にしていると思います。
以下、表記サイズと各部の実寸サイズの表です。
ウエストは表記サイズに対して実寸サイズは、約2インチ程度大きくなっています。レングスは、表記サイズと比べ実寸は若干小さいものの、ほぼ同レベルの範囲と言えます。
501CTの説明には、ゆとりのあるウエストであることが謳われています。注目すべきはヒップもかなり大きめになっていることです。
ワタリ幅も少し大きめです。そこから、膝、裾にかけては強目のテーパードがかけられているのが、実寸サイズからも分かります。
股上はレギュラーより若干深めです。
テーパードのシルエットの場合、上側はボリューム感を出すようにするのが通常です。501CTもウエストからヒップは大きめです。
尚、ジーンズは個体差があります。また、計測の仕方で変わります。誤差もあります。その旨、ご了承ください。
また、ジーンズは着用した時のシルエットの印象・感じは、単に各部の数字では表せないところがあります。
パッチ素材はレギュラーの501が紙に対して、501CTは革を使用しています。上で紹介したように501CTのステッチディテールは、プレミアムラインと共通のものが多いです。
ステッチの色使いも501CTがカラフルな2色使いに対して、レギュラーの501はオレンジ中心のクラシック・スタンダードな雰囲気です。
通常の501の裾幅は約20.5cm前後です。下は501シュリンクトゥフィットとの裾幅の比較写真です。かなり幅に差があることが写真からもお分かりいただけるかと思います。
今回紹介した501CTは、現時点で日本で販売予定にないインディゴ・リジッドです。日本では、リジッドを希望する人も多いと思うのですが、なぜか販売予定の色に入っていません。
その代わりブリストルと呼ぶ濃紺の色のバージョンが販売予定となっています。
各部のサイズを見る限り、上部はゆとりをかなり持たせ、下に向かうにつれかなり絞った強目のテーパードのシルエットです。
超定番の501のシルエットを変更した501CTが市場でどのような反応を受けるのか、注目しています。現時点での日本での注目度はかなり高いと思います。
皆さんは、501CTどの様に思われますか?
お知らせ:本記事で紹介した501CT インディゴ・リジッドは、ロングホーンインポートWebストアで販売します。本品のみの特別販売です。
2月20日頃までであれば、サイズ変更交換することができる可能性がございます。501CTのインディゴ・リジッドにご興味があり、異なるサイズをご希望される場合は、お問い合わせください。
以下、Webストアの商品ページです。よろしくお願い致します。
ロングホーンインポートWebストア:
501CT 日本未発売色! インディゴ・リジッド 31W-32L 現品限り特別価格品
501CT USモデル 日本未発売色 BELGRAVIA
501CT 日本未発売色! インディゴ・リジッド
501CT USモデル ブリストル・リジッド
今回入手した501CTの色は、日本で発表になった発売予定の色には含まれていないインディゴ・リジッドです。
12オンスデニム使用、本品の色味はインディゴの名前の通り標準的なインディゴデニムの色をしています。本品はメキシコ製です。
パッチ
パッチの素材は革です。ロングデイや他の2013モデルとは若干異なる色と雰囲気があります。少し落ち着いた色をしています。パッチには501® CTと型番表記が入っています。
フラッシャー
フラッシャーは、前回の投稿で紹介した米国製501の白ではなく、通常の501のオレンジ系の色をしています。上部に赤地に白抜きの文字でCTを意味する”Customized & Tapered"と表示されています。
中央に501CT。その下に”TAPERED LEG BUTTON FLY"の表示があります。
写真内フラッシャーの右上に見える白いタグにStyle番号(型番)を意味する18170008と表記があります。
Style番号は、通常の00501xxxxではないところが、興味深いところです。501CTは、ロット番号501を使用していますが、Style番号は通常の501の製品ラインとは明確に分けられています。
シルエット
501CTはその名の通りテーパードであることが大きな特徴です。全体写真からも裾にかけての強目のテーパードが入っていることが分かります。
裾幅
裾幅は16-16.5cm位です。かなり絞られています。
インシームと裾裏のステッチ処理
2013年以降のモデル特有の特徴ある糸が詰まった脇割りです。裾裏の幅も狭目なところは、2013年以降のレギュラー仕様と同じですが、501CTは裾裏のステッチがチェーンステッチとなっています。
テーパードが強いためロールアップする場合、折り返しは小さめの方が自然だと思います。
脇割りの幅は約2.8cmです。
フロント上部
ステッチはオレンジとイエローの2色使いです。通常のレギュラーより、イエローステッチが多く使用されています。
また、クロッチ部はバータックではなく、ヴィンテージの501XXを模倣したスチッチ処理となっています。このステッチ処理は、プレミアムラインのロングデイや501-1995と同じ仕様となっています。
プレミアムバージョンのロングデイ、501-1995と同様にウエストバンド上のステッチはイエローのシングルステッチです。
ベルトループ取り付けのバータックの色がイエローでアクセントになっています。
フロント・トップボタン脇はVステッチです。写真内右中央にバックポケット取り付け用のバータックが黒で入れられているのが見えます。
本品のコインポケットはかなり大きめです。コインポケット裏はシングルステッチです。
ポケット取り付けのリベットは、ロングデイや501-1995に使用されているクロームタイプではなく、通常の銅色です。
バック部
この写真で見ると、通常の501と雰囲気は変わりません。バックポケットのアーキュエットステッチは浅めです。
アーキュエットステッチの色はイエローです。現行製品では、レギュラーはオレンジ、プレミアムはイエローが使用されています。501CTはステッチなどの仕様はプレミアムラインと同じものが多いです。
ここで注目は、バックポケットの取り付け強化のバータックが黒色で入れ方が80年代前半の赤耳以前のモデルと同様の仕様、通称”黒カン”となっていることです。
ロングデイはバータックの色がイエローです。501-1995は黒カンです。ここでも、501CTはプレミアムバージョンの501-1995と同じステッチ仕様となっています。
以上が501CTの主な仕様上の特徴です。上位のプレミアムバージョンと共通する仕様が多く見られます。
仕様的に見て、501のライン上の位置付けはプレミアムに近いと思います。
価格的にはプレミアムとレギュラーの間でも、レギュラーに近い方なので、仕様から見るとコストパフォーマンス的には高い設定にしていると思います。
501CT各部実寸サイズ
以下、表記サイズと各部の実寸サイズの表です。
ウエストは表記サイズに対して実寸サイズは、約2インチ程度大きくなっています。レングスは、表記サイズと比べ実寸は若干小さいものの、ほぼ同レベルの範囲と言えます。
501CTの説明には、ゆとりのあるウエストであることが謳われています。注目すべきはヒップもかなり大きめになっていることです。
ワタリ幅も少し大きめです。そこから、膝、裾にかけては強目のテーパードがかけられているのが、実寸サイズからも分かります。
股上はレギュラーより若干深めです。
テーパードのシルエットの場合、上側はボリューム感を出すようにするのが通常です。501CTもウエストからヒップは大きめです。
尚、ジーンズは個体差があります。また、計測の仕方で変わります。誤差もあります。その旨、ご了承ください。
また、ジーンズは着用した時のシルエットの印象・感じは、単に各部の数字では表せないところがあります。
レギュラーの501 STFと比較
501CTのインディゴ・リジッドは、標準的なインディゴブルーです。501 Shrink-to-Fitと並べて見ても、それほど大きな色味の差はありません。パッチ素材はレギュラーの501が紙に対して、501CTは革を使用しています。上で紹介したように501CTのステッチディテールは、プレミアムラインと共通のものが多いです。
ステッチの色使いも501CTがカラフルな2色使いに対して、レギュラーの501はオレンジ中心のクラシック・スタンダードな雰囲気です。
通常の501の裾幅は約20.5cm前後です。下は501シュリンクトゥフィットとの裾幅の比較写真です。かなり幅に差があることが写真からもお分かりいただけるかと思います。
今回紹介した501CTは、現時点で日本で販売予定にないインディゴ・リジッドです。日本では、リジッドを希望する人も多いと思うのですが、なぜか販売予定の色に入っていません。
その代わりブリストルと呼ぶ濃紺の色のバージョンが販売予定となっています。
各部のサイズを見る限り、上部はゆとりをかなり持たせ、下に向かうにつれかなり絞った強目のテーパードのシルエットです。
超定番の501のシルエットを変更した501CTが市場でどのような反応を受けるのか、注目しています。現時点での日本での注目度はかなり高いと思います。
皆さんは、501CTどの様に思われますか?
お知らせ:本記事で紹介した501CT インディゴ・リジッドは、ロングホーンインポートWebストアで販売します。本品のみの特別販売です。
2月20日頃までであれば、サイズ変更交換することができる可能性がございます。501CTのインディゴ・リジッドにご興味があり、異なるサイズをご希望される場合は、お問い合わせください。
以下、Webストアの商品ページです。よろしくお願い致します。
ロングホーンインポートWebストア:
501CT 日本未発売色! インディゴ・リジッド 31W-32L 現品限り特別価格品
501CT USモデル 日本未発売色 BELGRAVIA
501CT 日本未発売色! インディゴ・リジッド
501CT USモデル ブリストル・リジッド
こんにちは
返信削除501CTはSTFのようにいわゆる育てるようなことはできるのでしょうか?
こんにちは。コメントありがとうございます。Bristol(ブリストル)やここで紹介したインディゴ・リジッドの場合は、濃紺の色味なので、穿き込んでいくにつれ色味は変化していきます。色落ちの観点では、着用者の穿き方によっては、ヒゲができたりすることもあると思います。全体的な色落ちがどのようになるのかは、生地にもよります。
返信削除STFの場合は、ご存知の通りい生デニムなので、糊落としをしたり、縮んだ状態で穿くことによるシュリンクトゥフィットを体験できます。STFの場合は色落ちだけでなくフィットなどの変化も楽しめます。また、生の状態でしばらく穿いたり、まずは糊落としをしてから穿くなど、育て方のバリエーションも多様です。
501CTでも穿き込む楽しさはあると思います。楽しみ方の選択肢はSTFの方があります。
はじめまして。
返信削除防縮加工のリジッドというのは乾燥機に入れても大して縮まないのでしょうか。(とくにレングス)
最近、501CTのリジッド(ホワイトオーク)を購入したのですが、レングスが縮み過ぎてアンクル丈になってしまったので...
この記事の商品の購入を考えているんですがそこだけが気になっています。
はじめまして。コメントありがとうございます。
返信削除防縮加工が施されている未洗いデニムも、リジッドと呼びますが、生デニムと比べると縮み幅は大幅に少ないです。一般的な目安としては、生デニムは10%、防縮加工未洗いのデニムは3%です。単純な計算をすると、例えばレングス30インチの場合、生デニムは3インチ程度、後者は1インチ弱程度縮むことになります。
乾燥機をかけると大幅に縮む場合もありますが、防縮加工が施されたデニムであれば、通常は大きくは縮みません。しかし、防縮加工と一言で言っても、いろいろなものがあります。
リーバイスの場合は、大幅に縮むことはありません。
501CTのリジッド(ホワイトオーク)と言うことは、生デニムになります。
本品は、手元にありますが、典型的な防縮加工のデニムで、糊が残ってガチガチというほどでもないので、大きく縮むことはないと予想します。
返信ありがとうございます。
削除参考にさせてもらいます。