70年代のデッドストック Lee 200の穿き込みを2014年10月後半に開始して、1年4ヶ月少し経過しました。現在の状態と感想を紹介します。
過去2年の間で、手持ちの中のジーンズで最も良く穿いているのが、このLee 200です。過去5ヶ月の間では、ほぼ毎日(週に6日以上の頻度)で穿いています。
全体的に色落ちが始まりつつあります。
フロント上部のアップです。
501ではヒップ周りにかなりゆとりがあるのですが、このLee 200は、ほぼジャストサイズ(小さめ)を選んだこともあり、ヒップ周りにほとんどゆとりがありません。
ヒゲのつき方が特徴的です。
フラッシャーを未使用の写真です。実際に見るよりかなり明るめに写っていますが、生地の雰囲気・状態を把握しやすいと思います。
このLee 200は、右綾ですが、縦落ちの色落ちの傾向が見られます。
明確な縦落ちをすることで定評があるリーバイス66前期と同年代です。リーバイスの501は、右綾デニムです。
個人的には、あまり明確な線状の縦落ちより写真のような感じの色落ちが好きです。(色落ちにはあまりこだわっていません。)
左足の付け根付近が少しほつれてきています。
下は約5ヶ月前の状態です。ステッチがほつれていたところがさらに進行しています。
かなりの頻度で穿いているので、この程度の擦れは仕方ないかと思っています。
裾のチェーンステッチのアタリはかなり明確にできています。
後ろ全体の写真です。
テーパードはきつくなく、自然なストレートシルエットです。
個人的には自然なストレート・シルエットが好きです。シルエットもとても気に入っています。
また、テーパードがきつくないので、プルオンのブーツと組み合わせる時も簡単です。
66では、ブーツを履いた後で、裾を引っ張って広げて下ろすような作業が必要になります。
後ろ上部の写真です。
ウエストバンド、バックヨーク、ポケットなどの縫い目に沿って、生地の起伏とステッチの縫い目に沿って縦に断続的に色落ちするパッカリングが生成されています。
右バックポケットのアップです。
右足の膝裏の状態です。少しハチノスのアタリが出来つつあります。
左の膝裏です。
今回の記事を投稿する前に本品を洗濯しました。
洗濯機と乾燥機を使用しました。ついうっかりフロントボタンを留めて乾燥機にかけてしまいました。
乾燥機をかけた後見てみると、トップボタンのボタンホールがほつれ、さらに周辺の生地の一部もダメージができてしまいました。(泣)
色落ちを追求するレプリカなどでは、ボタンを留めて乾燥機をかけることが多いです。ボタンを留めることで、ボタンフライのアタリができたり、ヒゲなどの色落ちがさらに進行する効果があるためだと思います。
率直なところ、ボタンフライの跡が表にできるアタリは、ボタンを留めて乾燥機にかけることによってできるものです。着用によるものでは、基本的にないです。
ボタンを留めて乾燥機にかけるとボタンホールに対する負荷が非常に高まります。
レプリカを含む現行品は、乾燥機の使用を考慮(前提に)して作られていると、オリジナルのヴィンテージはそうではありません。
3年穿いた90年代初めの米国製501を洗濯し、乾燥機にかける時、ボタンを留めてしまったためにボタンホールのステッチが全てほつれてしまいました。
参考ブログ記事:
90年代初め 米国製501 穿き込み3年後の状態と感想
その時、もう二度とボタンを留めて乾燥機にはかけまいと思ったのですが、そのことをうっかり忘れていたことに気づきました。
前回の反省を活かすことができず、また同じ過ちを繰り返してしまいました。本当にダメだと猛省しています。
一応、まだなんとかボタンが留まります。
このLee 200は、とても気に入っているので、もう二度と乾燥機にはかけないつもりです。
これ以上悪化せずに、現在の状態を維持して欲しいと切に願っています。
本品の生地は、少なくとも米国製501と肩を並べる魅力があります。
色味は、501に比べると青みが強く、若干明るめです。
好みにもよると思いますが、ヴィンテージ・リーバイス501とは、異なる色味をしていて、とても魅力的な色と風合いをしています。
右の裾付近です。私はこのLee 200を普段、ロールアップして穿いています。
ロールアップにより、少しダメージが発生しています。
左の裾付近の写真です。
こちらはそれほど、ダメージがありません。
かなり頻繁に穿いていて、既に1年4ヶ月以上が経過しているにも関わらず、この裾の状態は本当に良好だと思います。
Lee 200は、リーバイスの米国製501よりも、ロールアップすることによるダメージは少ない(耐性が強い)と思います。
正直なところ、生地の丈夫さで定評あるコーンミルズ製14オンスデニムを使用した米国製501よりも、Lee 200の方が生地は丈夫かもしれないと思っています。
この70年代のLee 200は、本当に素晴らしい製品だと思います。
私は基本的に501が好きです。これからもその気持ちは変わりません。
501贔屓の私ですら、この70年代のデッドストック Lee 200を実際に穿いて、その素晴らしさを認めざるを得ません。
Lee 200は、同年代のリーバイス501 66前期やそれより古い年代のヴィンテージ501とは、異なる魅力があります。
少し深めの股上。ジャストサイズを選ぶとヒップ周りは、501よりもすっきりしています。
シルエットは自然なストレート。ナチュラルでとても綺麗なラインです。
特筆すべきは、生地です。着用した時の肌触りが凄く良いです。
穿き込むごとに体に馴染んできます。
穿き心地の良さ、体に馴染んでくる生地の魅力は、米国製501と同レベルかそれ以上です。
66前期かビッグEのデッドストックと比較しても、遜色は全くないだろうと思っています。
自分でも不思議に思うほど、この70年代のLee 200を気に入っています。
スティーブマックイーンが、70年代プライベートでLee 200を愛用していた理由が分かる気がします。
関連ブログ記事:
前回の穿き込み経過は、10ヶ月後の状態でした。5ヶ月前と比べると違いが良く分かります。
70年代 Lee 200 穿き込み開始後 10ヶ月の状態と感想
スティーブマックイーンとLee 101-J
過去2年の間で、手持ちの中のジーンズで最も良く穿いているのが、このLee 200です。過去5ヶ月の間では、ほぼ毎日(週に6日以上の頻度)で穿いています。
全体的に色落ちが始まりつつあります。
フロント上部のアップです。
501ではヒップ周りにかなりゆとりがあるのですが、このLee 200は、ほぼジャストサイズ(小さめ)を選んだこともあり、ヒップ周りにほとんどゆとりがありません。
ヒゲのつき方が特徴的です。
フラッシャーを未使用の写真です。実際に見るよりかなり明るめに写っていますが、生地の雰囲気・状態を把握しやすいと思います。
このLee 200は、右綾ですが、縦落ちの色落ちの傾向が見られます。
明確な縦落ちをすることで定評があるリーバイス66前期と同年代です。リーバイスの501は、右綾デニムです。
個人的には、あまり明確な線状の縦落ちより写真のような感じの色落ちが好きです。(色落ちにはあまりこだわっていません。)
左足の付け根付近が少しほつれてきています。
下は約5ヶ月前の状態です。ステッチがほつれていたところがさらに進行しています。
かなりの頻度で穿いているので、この程度の擦れは仕方ないかと思っています。
裾のチェーンステッチのアタリはかなり明確にできています。
後ろ全体の写真です。
テーパードはきつくなく、自然なストレートシルエットです。
個人的には自然なストレート・シルエットが好きです。シルエットもとても気に入っています。
また、テーパードがきつくないので、プルオンのブーツと組み合わせる時も簡単です。
66では、ブーツを履いた後で、裾を引っ張って広げて下ろすような作業が必要になります。
後ろ上部の写真です。
ウエストバンド、バックヨーク、ポケットなどの縫い目に沿って、生地の起伏とステッチの縫い目に沿って縦に断続的に色落ちするパッカリングが生成されています。
右バックポケットのアップです。
右足の膝裏の状態です。少しハチノスのアタリが出来つつあります。
左の膝裏です。
洗濯・乾燥時の失敗談
今回の記事を投稿する前に本品を洗濯しました。
洗濯機と乾燥機を使用しました。ついうっかりフロントボタンを留めて乾燥機にかけてしまいました。
乾燥機をかけた後見てみると、トップボタンのボタンホールがほつれ、さらに周辺の生地の一部もダメージができてしまいました。(泣)
色落ちを追求するレプリカなどでは、ボタンを留めて乾燥機をかけることが多いです。ボタンを留めることで、ボタンフライのアタリができたり、ヒゲなどの色落ちがさらに進行する効果があるためだと思います。
率直なところ、ボタンフライの跡が表にできるアタリは、ボタンを留めて乾燥機にかけることによってできるものです。着用によるものでは、基本的にないです。
ボタンを留めて乾燥機にかけるとボタンホールに対する負荷が非常に高まります。
レプリカを含む現行品は、乾燥機の使用を考慮(前提に)して作られていると、オリジナルのヴィンテージはそうではありません。
3年穿いた90年代初めの米国製501を洗濯し、乾燥機にかける時、ボタンを留めてしまったためにボタンホールのステッチが全てほつれてしまいました。
参考ブログ記事:
90年代初め 米国製501 穿き込み3年後の状態と感想
その時、もう二度とボタンを留めて乾燥機にはかけまいと思ったのですが、そのことをうっかり忘れていたことに気づきました。
前回の反省を活かすことができず、また同じ過ちを繰り返してしまいました。本当にダメだと猛省しています。
一応、まだなんとかボタンが留まります。
このLee 200は、とても気に入っているので、もう二度と乾燥機にはかけないつもりです。
これ以上悪化せずに、現在の状態を維持して欲しいと切に願っています。
生地について特筆すべき点
本品の生地は、少なくとも米国製501と肩を並べる魅力があります。
色味は、501に比べると青みが強く、若干明るめです。
好みにもよると思いますが、ヴィンテージ・リーバイス501とは、異なる色味をしていて、とても魅力的な色と風合いをしています。
右の裾付近です。私はこのLee 200を普段、ロールアップして穿いています。
ロールアップにより、少しダメージが発生しています。
左の裾付近の写真です。
こちらはそれほど、ダメージがありません。
かなり頻繁に穿いていて、既に1年4ヶ月以上が経過しているにも関わらず、この裾の状態は本当に良好だと思います。
Lee 200は、リーバイスの米国製501よりも、ロールアップすることによるダメージは少ない(耐性が強い)と思います。
正直なところ、生地の丈夫さで定評あるコーンミルズ製14オンスデニムを使用した米国製501よりも、Lee 200の方が生地は丈夫かもしれないと思っています。
感想
この70年代のLee 200は、本当に素晴らしい製品だと思います。
私は基本的に501が好きです。これからもその気持ちは変わりません。
501贔屓の私ですら、この70年代のデッドストック Lee 200を実際に穿いて、その素晴らしさを認めざるを得ません。
Lee 200は、同年代のリーバイス501 66前期やそれより古い年代のヴィンテージ501とは、異なる魅力があります。
少し深めの股上。ジャストサイズを選ぶとヒップ周りは、501よりもすっきりしています。
シルエットは自然なストレート。ナチュラルでとても綺麗なラインです。
特筆すべきは、生地です。着用した時の肌触りが凄く良いです。
穿き込むごとに体に馴染んできます。
穿き心地の良さ、体に馴染んでくる生地の魅力は、米国製501と同レベルかそれ以上です。
66前期かビッグEのデッドストックと比較しても、遜色は全くないだろうと思っています。
自分でも不思議に思うほど、この70年代のLee 200を気に入っています。
スティーブマックイーンが、70年代プライベートでLee 200を愛用していた理由が分かる気がします。
関連ブログ記事:
前回の穿き込み経過は、10ヶ月後の状態でした。5ヶ月前と比べると違いが良く分かります。
70年代 Lee 200 穿き込み開始後 10ヶ月の状態と感想
スティーブマックイーンとLee 101-J
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