1950年代のLee 101-J 赤タグとリーバイス 革パッチの507XX、1960年代前半の557xx ギャラ入りの各部実寸サイズを比較し、シルエットの特徴などについて考察を行います。
今回比較を行った3モデルです。
異なるモデルの各部のサイズを比較する場合は、基本的に同じ表記サイズで行う必要があります。
今回、比較を行った3モデル、101-J 赤タグと557xxは、タグが残存しており、サイズ40になります。
507xxは、パッチが取り外されていますが、各部の実寸サイズから、サイズ40と推定しています。
尚、同じ表記サイズでも個体差があります。また、測定は測り方による誤差が多少なりともあります。
予めご了解ください。
以下、各部実寸を測定し表にしました。
身幅は、101-Jが3cm程度大きく、507xxと557xxは、ほぼ同じです。
101-Jは、脇の下の部分の幅が広めになっているのが特徴です。脇の下3cm程度下になると数cm絞られます。
101-Jの方が脇の下の周りは広いものの、全体的な胴回りでは、ほぼ似た大きさになります。
この様な差も、着用感、シルエットに違いを感じさせる要因となります。
101-J 赤タグとギャラ入り557xxの各部サイズは、非常に近いです。
上下の袖丈やアームホールを比較すると、101-Jと557xxがとても近い大きさで、507xxは異なります。
ギャラ入り 557xxは、507xxの後継モデルです。
557xxは、101-J各部のデザインやディテール等の特徴を強く意識してデザインされています。
今回測定した各部サイズを見比べると、アームホールの大きさ、上下の袖丈の配分、ウエストバンド幅なども、557xxは101-Jとかなり近いことが分かります。
ディテールだけでなく、各部のサイズやシルエットも101-Jを研究してデザインされたことを、間接的に示していると思います。
リーバイスの506xxと507xxは、アームホールが小さいのが特徴の一つです。
今回比較に使用した507xxは、101-Jと比べて4cm、557xxと比べて4.5cm小さいです。
この測定はアームホールの幅・長さを測ったものです。実際の大きさは、測定値の2倍になります。
4cm~4.5cmの差は、かなり大きいです。
アームホールが小さい方が、腕周りのシルエットはすっきりします。ラングラーの111MJや11MZJも、アームホールを小さくすっきり見せることを意識してデザインされています。
一般的にアームホールが大きい方が、重ね着には適しています。
アームホールの差は、着用時のシルエット、視覚的印象への影響は大きいです。
尚、557の後継モデルの70505は、アームホールが若干小さくなっています。
各部サイズを比較してみても、557xxは101-Jを強く意識してデザインされたことが感じられます。
関連ブログ記事:
1950年代 Lee 101-Jとリーバイス 507xxの比較
リーバイス 557xx ギャラ入りとLee 101-Jの比較
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異なるモデルの各部のサイズを比較する場合は、基本的に同じ表記サイズで行う必要があります。
今回、比較を行った3モデル、101-J 赤タグと557xxは、タグが残存しており、サイズ40になります。
507xxは、パッチが取り外されていますが、各部の実寸サイズから、サイズ40と推定しています。
尚、同じ表記サイズでも個体差があります。また、測定は測り方による誤差が多少なりともあります。
予めご了解ください。
以下、各部実寸を測定し表にしました。
101-Jは、脇の下の部分の幅が広めになっているのが特徴です。脇の下3cm程度下になると数cm絞られます。
101-Jの方が脇の下の周りは広いものの、全体的な胴回りでは、ほぼ似た大きさになります。
この様な差も、着用感、シルエットに違いを感じさせる要因となります。
101-J 赤タグとギャラ入り557xxの各部サイズは、非常に近いです。
上下の袖丈やアームホールを比較すると、101-Jと557xxがとても近い大きさで、507xxは異なります。
ギャラ入り 557xxは、507xxの後継モデルです。
557xxは、101-J各部のデザインやディテール等の特徴を強く意識してデザインされています。
今回測定した各部サイズを見比べると、アームホールの大きさ、上下の袖丈の配分、ウエストバンド幅なども、557xxは101-Jとかなり近いことが分かります。
ディテールだけでなく、各部のサイズやシルエットも101-Jを研究してデザインされたことを、間接的に示していると思います。
リーバイスの506xxと507xxは、アームホールが小さいのが特徴の一つです。
今回比較に使用した507xxは、101-Jと比べて4cm、557xxと比べて4.5cm小さいです。
この測定はアームホールの幅・長さを測ったものです。実際の大きさは、測定値の2倍になります。
4cm~4.5cmの差は、かなり大きいです。
アームホールが小さい方が、腕周りのシルエットはすっきりします。ラングラーの111MJや11MZJも、アームホールを小さくすっきり見せることを意識してデザインされています。
一般的にアームホールが大きい方が、重ね着には適しています。
アームホールの差は、着用時のシルエット、視覚的印象への影響は大きいです。
尚、557の後継モデルの70505は、アームホールが若干小さくなっています。
各部サイズを比較してみても、557xxは101-Jを強く意識してデザインされたことが感じられます。
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