現在、製造、販売されているリーバイス 501は生地や色など様々な種類のバリエーションがあります。また、地域によっても異なる種類/モデルの501があります。
本記事では、アメリカで販売されている501 Shrink To Fit (STF) リジッドの特徴について紹介します。
501 Shrink-to-Fitは、501伝統の生デニムを使用した米国で販売されるライン(製品群)です。ブラックやカーキなどの色や、セルビッジ付き(ロングデイ)、米国製(501-1995)などのバリエーションがあります。
501の原型である世界最初のジーンズ、XXが誕生した1873年は防縮加工技術が存在していなかったため、デニムは全て生でした。
1930年代後半頃からLee等の競合会社のジーンズは、防縮加工デニムを採用し始めます。1950年代以降は、基本的にリーバイス501を除いて、他社のジーンズはほぼ全て防縮加工デニムを使用する様になります。
1960年代から防縮加工のバージョンの501も登場しましたが、ほとんどの501は生デニムのままでした。
1980年代頃から、防縮加工、洗い加工、カラーデニムなど様々なバリエーションのモデルが501に追加されました。
しかし、米国では現在も伝統の生デニムを使用した501 Shrink-to-Fitのラインは、主力であり続けています。
下は米国リーバイス社の公式オンラインストアの501シュリンクトゥフィットのバナーです。
LEVI'S SHRINK-TO-FITTM のタイトルに、下に説明があります。
ほとんどのデニムは予め縮ませてあります。しかし、我々のシュリンクトゥフィット・ジーンズは、タグに書いてある通りの製品です。生デニムを使用して作られ、時間とともにあなた固有の体型と動きに合った形になっていきます。
訳終わり
上記説明の通り501STFの大きな特徴は、生デニムを使用していることです。生デニムは、初期の段階で洗濯すると大幅に縮みます。
洗濯乾燥して、縮んだ状態で穿くと、着用して体を動かすと引っ張られる部分(ウエストや腿から膝にかけて)にの部分は、縮みが戻ります。
洗って縮み、穿いて部分的に伸びて(縮みが戻って)の、洗濯、着用を繰り返していくにつれ、着用者の体型に合ったフィットになっていきます。
この様な生デニムの大幅に縮む特性を利用して、洗濯着用を繰り返しながら、着用者の体型にフィットさせることを、リーバイスはシュリンクトゥフィットと呼んでいます。
現在製造、販売されているジーンズの多くは、通常のパンツと同様にジップフライです。しかし、501はジッパーではなくボタンフライです。
生デニムと同様に、最初のジーンズXXが誕生した時は、ジッパーはまだ存在していませんでした。
1920年代の後半、防縮加工デニムにジッパーのジーンズ、Lee 101Zが発表され、市場に登場しました。
戦前までは、ボタンフライの方が依然として多かったものの、1950年代頃からほとんどのジーンズは、防縮加工のデニムとジッパーの組み合わせになりました。
ほとんど全ての現代のジーンズは、ジップフライです。
1950年代から1970年代初めまで、リーバイスは生デニムでジップフライの501ZXX、後継モデルの502を製造販売していましたが、生デニムは大幅に縮んだ時にジップフライで不具合が起きがちなので、70年代初めに生デニムのジプフライジーンズは、市場から姿を消しました。
現在の501は、防縮加工デニムを使用したモデルも多くありますが、生デニムを使用したモデル、501STFは今もベストセラーです。
ボタンフライであることは、単なる過去のディテールを継承したなごりではなく、生デニムを使用したシュリンクトゥフィットを実現する上で実用上必要な仕様です。
USモデル 501STFは、楽天などでかなり値ごろ感のある価格で販売されています。501の伝統を現代に引き継ぐ本流の後継モデルでありながら、コストパフォーマンスも非常に優れています。とてもお勧めのジーンズです。

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本記事では、アメリカで販売されている501 Shrink To Fit (STF) リジッドの特徴について紹介します。
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USモデル リーバイス 501STF リジッド |
リーバイス 501 Shrink-to-Fit
501 Shrink-to-Fitは、501伝統の生デニムを使用した米国で販売されるライン(製品群)です。ブラックやカーキなどの色や、セルビッジ付き(ロングデイ)、米国製(501-1995)などのバリエーションがあります。
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- ##hand-o-right## 備考
- 防縮加工の未洗い糊付きデニムを、生デニムと呼ぶ場合がありますが、厳密には生デニムは防縮加工を含め一切加工をしていないもののことです。通常、製品に生(raw)という言葉を使う場合は、加工は一切行っていないものを示します。(例:生酒、生ビール、他)
501STF リジッドの特徴:シュリンクトゥフィット
1930年代後半頃からLee等の競合会社のジーンズは、防縮加工デニムを採用し始めます。1950年代以降は、基本的にリーバイス501を除いて、他社のジーンズはほぼ全て防縮加工デニムを使用する様になります。
1960年代から防縮加工のバージョンの501も登場しましたが、ほとんどの501は生デニムのままでした。
1980年代頃から、防縮加工、洗い加工、カラーデニムなど様々なバリエーションのモデルが501に追加されました。
しかし、米国では現在も伝統の生デニムを使用した501 Shrink-to-Fitのラインは、主力であり続けています。
下は米国リーバイス社の公式オンラインストアの501シュリンクトゥフィットのバナーです。
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Levi Strauss & Co. Online Store 501 Shrink-To-Fit Banner |
MOST DENIM COMES PRE-SHRUNK, BUT OUR SHIRNK-TO-FIT JEANS DO JUST WHAT IT SAYS ON THE TAG. MADE FROM RAW DENIM, THEY FORM TO YOUR UNIQUE BODDY AND MOVEMENTS OVER TIME.訳(意訳):
ほとんどのデニムは予め縮ませてあります。しかし、我々のシュリンクトゥフィット・ジーンズは、タグに書いてある通りの製品です。生デニムを使用して作られ、時間とともにあなた固有の体型と動きに合った形になっていきます。
訳終わり
上記説明の通り501STFの大きな特徴は、生デニムを使用していることです。生デニムは、初期の段階で洗濯すると大幅に縮みます。
洗濯乾燥して、縮んだ状態で穿くと、着用して体を動かすと引っ張られる部分(ウエストや腿から膝にかけて)にの部分は、縮みが戻ります。
洗って縮み、穿いて部分的に伸びて(縮みが戻って)の、洗濯、着用を繰り返していくにつれ、着用者の体型に合ったフィットになっていきます。
この様な生デニムの大幅に縮む特性を利用して、洗濯着用を繰り返しながら、着用者の体型にフィットさせることを、リーバイスはシュリンクトゥフィットと呼んでいます。
ボタンフライ
現在製造、販売されているジーンズの多くは、通常のパンツと同様にジップフライです。しかし、501はジッパーではなくボタンフライです。
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現行リーバイス501STF ボタンフライ部 |
1920年代の後半、防縮加工デニムにジッパーのジーンズ、Lee 101Zが発表され、市場に登場しました。
戦前までは、ボタンフライの方が依然として多かったものの、1950年代頃からほとんどのジーンズは、防縮加工のデニムとジッパーの組み合わせになりました。
ほとんど全ての現代のジーンズは、ジップフライです。
1950年代から1970年代初めまで、リーバイスは生デニムでジップフライの501ZXX、後継モデルの502を製造販売していましたが、生デニムは大幅に縮んだ時にジップフライで不具合が起きがちなので、70年代初めに生デニムのジプフライジーンズは、市場から姿を消しました。
現在の501は、防縮加工デニムを使用したモデルも多くありますが、生デニムを使用したモデル、501STFは今もベストセラーです。
ボタンフライであることは、単なる過去のディテールを継承したなごりではなく、生デニムを使用したシュリンクトゥフィットを実現する上で実用上必要な仕様です。
USモデル 501STFは、楽天などでかなり値ごろ感のある価格で販売されています。501の伝統を現代に引き継ぐ本流の後継モデルでありながら、コストパフォーマンスも非常に優れています。とてもお勧めのジーンズです。
価格:6,990円
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