リーバイスには、プレミアム•ラインとしてLevi's Vintage Clothing(LVC)があります。過去のリーバイス製品のその年代、生地やディテールの特徴を元にした製品群です。
日本では、復刻の名称で有名かと思います。ヨーロッパや米国では、LVCと一般に呼ばれています。尚、米国のリーバイスのオンライン•ストアでは、LVCは扱っていません。
米国ではLVCは、(一部の)直営店と高級デパートメントストアで取り扱っているだけです。その理由についての考察は機会があれば書きたいと思っています。
ストックしていたLVCの1967年復刻モデルの505と縮ませる前の501STFのリジッド(インディゴ)と並べて撮った写真がありますので、紹介します。
US現行製品の501STFと並べてみました。501は既に穿きだしていましたが、糊落とし前の状態なので、色味的には近いです。
見比べると、後ろ側のウエスト部からの形(バックヨーク)が異なるのが分かるかと思います。白の矢印の線分が501で水色がLVC505です。穿いたときの後ろの高さが505の方が高い(バックヨークが大きい)、上がっているシェープになっています。
ポケットの取り付けの補強のカンヌキ止め(黄色の楕円部)の色が501はオレンジで、505は黒または濃紺の糸を使用しています。ポケットの形は割と似ていますが、505の方が大きいです。
尚、表記サイズは501がウエスト29インチで505はウエスト28インチです。リーバイスのジーンズの顔とも言える弓形のアーキュエイトステッチのシェープや赤タブの取り付け位置も異なります。
製品の種類が違うので、細部のディテールや形が違うのは当たり前ではありますが、こうやって比較してみるのも面白いかと思います。
内側の生地を並べて、比べてみた写真です。よく見ると、505の生地の方が糸の間隔が詰まっています。501は縮むと同じくらいに詰まるのかと思います。
写真の色では、洗濯後の501の方が色が濃い様に見えますが、実際に505と並べて比べた色の差は結構あります。左側の方が実際の色に近いと思います。
渡り幅は、シュリンク後の501はかなり縮みましたが、505の方が現時点では少し細いです。過去のリーバイスのパンフレット等で、501 Shrink to Fitは最初の3回の洗濯位まで縮むと書かれています。もっと縮んでくれる事を期待していますが、この時点でも穿き心地はかなり良く、フィットも悪くありません。
LVC505も下ろして一回穿きました。多分、穿き込むとかなり良い色落ちをするだろうなと予想しているのですが、今の時点ではドレッシーに穿く時に限定しています。両者の値段の差は、軽く3倍以上あります。
日本では、復刻の名称で有名かと思います。ヨーロッパや米国では、LVCと一般に呼ばれています。尚、米国のリーバイスのオンライン•ストアでは、LVCは扱っていません。
米国ではLVCは、(一部の)直営店と高級デパートメントストアで取り扱っているだけです。その理由についての考察は機会があれば書きたいと思っています。
ストックしていたLVCの1967年復刻モデルの505と縮ませる前の501STFのリジッド(インディゴ)と並べて撮った写真がありますので、紹介します。
![]() |
LVC 1967 model 505-0217 |
この製品が使用している生地は、コーンミルズ製のセルビッジ付きのデニムです。LVCのホームページには、オンス数は表記されていませんが、14.5オンスの様です。
生地はさすがに良い感じで、見るからに奇麗に縦落ちするだろうなと分かるものです。
防縮加工済みのリジッドカラーで、糊付きの状態です。
![]() |
LVC505 (left) vs 501STF (right) |
見比べると、後ろ側のウエスト部からの形(バックヨーク)が異なるのが分かるかと思います。白の矢印の線分が501で水色がLVC505です。穿いたときの後ろの高さが505の方が高い(バックヨークが大きい)、上がっているシェープになっています。
ポケットの取り付けの補強のカンヌキ止め(黄色の楕円部)の色が501はオレンジで、505は黒または濃紺の糸を使用しています。ポケットの形は割と似ていますが、505の方が大きいです。
尚、表記サイズは501がウエスト29インチで505はウエスト28インチです。リーバイスのジーンズの顔とも言える弓形のアーキュエイトステッチのシェープや赤タブの取り付け位置も異なります。
製品の種類が違うので、細部のディテールや形が違うのは当たり前ではありますが、こうやって比較してみるのも面白いかと思います。
![]() |
501 STF before and after soak/one wash vs LVC505 |
縮める前だったので501の方がかなり大きいです。右側の写真の501(右)は、糊落とし1回、洗濯1回(乾燥機使用)後です。左の写真と比べてかなり小さくなっているのが分かると思います。
渡り幅は、シュリンク後の501はかなり縮みましたが、505の方が現時点では少し細いです。過去のリーバイスのパンフレット等で、501 Shrink to Fitは最初の3回の洗濯位まで縮むと書かれています。もっと縮んでくれる事を期待していますが、この時点でも穿き心地はかなり良く、フィットも悪くありません。
LVC505も下ろして一回穿きました。多分、穿き込むとかなり良い色落ちをするだろうなと予想しているのですが、今の時点ではドレッシーに穿く時に限定しています。両者の値段の差は、軽く3倍以上あります。
COMMENTS