私はそれまでまったく興味、意識をせずに501を穿き続けていましたが、80年代の501を入手した事がきっかけで、501が時代やモデルによってディテールが異なる事を知り、リーバイスへの興味が非常に高まりました。
そして、リーバイスの歴史や過去の製品についても、調べたり、実際に入手したりしています。
ヴィンテージ•リーバイスについては、製品そのものにも興味がありますが、その時代背景との関わり等について考えたりする事も楽しみの一つです。
少し前の記事で紹介したお勧めのリーバイス関連のビデオ: Levi's As America: A Riveting Iconの続きのパート3とパート4をフォーラムの方に投稿しています。
パート3:大恐慌時代から第2次世界大戦、そして戦後
パート4:激動の60年代から70年代へ
パート4は60年代から70年代の時代の出来事、時代背景の中でのリーバイスについての話です。
ここで紹介されている事はごく一部ですが、60年代についての出来事、事件をちょっと思い浮かべるだけでも、ベトナム戦争、反戦活動、公民権運動、ケネディ大統領暗殺、キング牧師暗殺、等等、まさに激動の時代だったことを改めて感じさせられます。
60年代初め、音楽業界にボブディランが登場、ジーンズを穿いて演奏する事が話題となります。そして、反戦、公民権運動の盛り上がりの中、行われたワシントン大行進の話となります。
ワシントン行進にはこのドキュメンタリー放送当時のリーバイスCEOのMarineau氏も登場し、その時の話をします。
とここまでは、結構真面目な展開なのですが、CEO登場!、開口一番の台詞は、「ワシントン行進に参加した理由は、女の子と出会って楽しいひとときを過ごすためだった」と語って、ずっこけさせてくれます。
彼は1999年から2006年の間CEOだったのですが、ご存知の通り、リーバイスはその期間にアメリカのバレンシア工場を含む北米の全工場を閉鎖してしまいます。と言うことで私はあまり良い印象を持っていません。
このインタビューも人物像、CEOとしての資質の一端を伺わせる様に受け取ってしまいます。
パート1にリーバイス創業一族のBob Haas氏も登場しています。Haas氏は、実直そうな感じで、Marineau氏と対照的な印象を受けました。
この激動の60年代の前半、リーバイスのジーンズは501XX, 501ZXX等、ジャケットは507XX、そして62年に後継モデル557XXが市場に投入されます。そして、パッチはギャラ入りからギャラ無しへ、ジーンズのバックポケットの隠しリベットからバータックへ移行していきます。
66年から67年にかけて、XX表記の廃止、品番変更が行われます。551ZXから品番変更にされ505が誕生、ジャケットは557から70505に変わります。この移行期には変更前後の両方の品番が表記されたダブルネームも存在します。
60年代後半のヴィンテージ501は現在の一般的なモデルの区分けとして、XX(紙パッチギャラ無し、隠しリベット無し)、タイプ物、Big-E、66Eと色々あります。まさに501は時代とともに激動の変化を遂げたとも言えるかと思います。
リーバイスは1960年代初頭から1970年代中頃にかけて急激な大成長を遂げます。事業の上昇に伴い、生産キャパシティも急拡大します。1964年から1974年の期間に、米国内16工場から、63以上の工場へ急速な増加、さらに25の海外生産拠点を設けました。(英語版Wikipediaより抜粋、要訳)
この部分を読んで、「そうか〜、と言うことは507XXは生産キャパ拡大前なんだ。」とか、「生産枠の急速な拡大をしながら品番変更を行ったんだ!。きっとすごく大変だったんだろうな〜。それで、タイプ物もできたんだよな!」とか考えたりすると、さらに興味が湧いてきたりします。
激動の60年代に生まれ、若者とともに生き、当時の文化を創り上げたリーバイスの製品達。現代でもなおその魅力は失われる事なく、さらに増す魅力、その理由は製品が生まれた時代と背景が密接に関わり合っているからではないでしょうか。
そして、リーバイスの歴史や過去の製品についても、調べたり、実際に入手したりしています。
ヴィンテージ•リーバイスについては、製品そのものにも興味がありますが、その時代背景との関わり等について考えたりする事も楽しみの一つです。
少し前の記事で紹介したお勧めのリーバイス関連のビデオ: Levi's As America: A Riveting Iconの続きのパート3とパート4をフォーラムの方に投稿しています。
パート3:大恐慌時代から第2次世界大戦、そして戦後
パート4:激動の60年代から70年代へ
パート4は60年代から70年代の時代の出来事、時代背景の中でのリーバイスについての話です。
ここで紹介されている事はごく一部ですが、60年代についての出来事、事件をちょっと思い浮かべるだけでも、ベトナム戦争、反戦活動、公民権運動、ケネディ大統領暗殺、キング牧師暗殺、等等、まさに激動の時代だったことを改めて感じさせられます。
ワシントン行進にはこのドキュメンタリー放送当時のリーバイスCEOのMarineau氏も登場し、その時の話をします。
とここまでは、結構真面目な展開なのですが、CEO登場!、開口一番の台詞は、「ワシントン行進に参加した理由は、女の子と出会って楽しいひとときを過ごすためだった」と語って、ずっこけさせてくれます。
彼は1999年から2006年の間CEOだったのですが、ご存知の通り、リーバイスはその期間にアメリカのバレンシア工場を含む北米の全工場を閉鎖してしまいます。と言うことで私はあまり良い印象を持っていません。
このインタビューも人物像、CEOとしての資質の一端を伺わせる様に受け取ってしまいます。
パート1にリーバイス創業一族のBob Haas氏も登場しています。Haas氏は、実直そうな感じで、Marineau氏と対照的な印象を受けました。
この激動の60年代の前半、リーバイスのジーンズは501XX, 501ZXX等、ジャケットは507XX、そして62年に後継モデル557XXが市場に投入されます。そして、パッチはギャラ入りからギャラ無しへ、ジーンズのバックポケットの隠しリベットからバータックへ移行していきます。
66年から67年にかけて、XX表記の廃止、品番変更が行われます。551ZXから品番変更にされ505が誕生、ジャケットは557から70505に変わります。この移行期には変更前後の両方の品番が表記されたダブルネームも存在します。
60年代後半のヴィンテージ501は現在の一般的なモデルの区分けとして、XX(紙パッチギャラ無し、隠しリベット無し)、タイプ物、Big-E、66Eと色々あります。まさに501は時代とともに激動の変化を遂げたとも言えるかと思います。
リーバイスは1960年代初頭から1970年代中頃にかけて急激な大成長を遂げます。事業の上昇に伴い、生産キャパシティも急拡大します。1964年から1974年の期間に、米国内16工場から、63以上の工場へ急速な増加、さらに25の海外生産拠点を設けました。(英語版Wikipediaより抜粋、要訳)
この部分を読んで、「そうか〜、と言うことは507XXは生産キャパ拡大前なんだ。」とか、「生産枠の急速な拡大をしながら品番変更を行ったんだ!。きっとすごく大変だったんだろうな〜。それで、タイプ物もできたんだよな!」とか考えたりすると、さらに興味が湧いてきたりします。
激動の60年代に生まれ、若者とともに生き、当時の文化を創り上げたリーバイスの製品達。現代でもなおその魅力は失われる事なく、さらに増す魅力、その理由は製品が生まれた時代と背景が密接に関わり合っているからではないでしょうか。
ブログ拝見してますよ。詩人さん同様、コアな情報有難う御座います。今後とも宜しくお願いします。
返信削除上町さん、
返信削除コメントありがとうございます!!しかも、この記事にコメント下さり、とても嬉しく思います。
私は、ヴィンテージについて、その時の時代背景や文化などについても考えたりするのが好きです。この記事も、自分としては思い入れがあるのですが、あまり皆さんこの手の記事は読んでくださる方が少なくて、ちょっとがっかりしたりしてました。
ただ、人それぞれ考え方や興味も異なるので、仕方のないことなのかもしれません。でも、これからも、こういった記事もおりまぜながら書いて行こうと思っています。
至らないところも多々あるかとおもいますが、今後ともよろしくお願い致します。