アバクロは2000年代の前半頃から、こちら(米国)でブームとなり2000年代の後半には、ティーンエイジャーの間で前例がない程の大ブームとなりました。アバクロの製品と言えば、ブランド名が大きくプリントされたTシャツ、大きめのロゴ入りのポロシャツ、バランド名、ロゴマーク等が大きプリントされたフーディーズ等が思い浮かびます。
このバナーのコピーの"Jeans on the RISE"のRISEは、ライズが上がっている事にかけている様ですが、メンズはまだまだローライズだと思います。この件については、別途、記事を投稿する予定です。
昨年、見た時はアバクロのジーンズのラインはカラージーンズ等、ソリッドなカラーのものが目立ちましたが、今回は以前の様なダメージ加工で退色したジーンズが中心でした。
現時点での当該ラインの製品の構成は、フランネルシャツ、長袖のコットンニットのスウェットシャツ、そしてジーンズです。
シャツはNew England Shirt Companyと言う200年の歴史を誇る会社との共同プロジェクト。スウェットの素材は、Contemporaの生地を使用して、50年代を意識したデザイン。ジーンズはコーンミルズの生地を使ったローライズのスキニーです。
左の写真で黄色の枠でハイライトして囲っている様に、コーンデニム(コーンミルズ製デニム)であることを強調しています。
このコーンミルズのデニムを使用したジーンズの価格は160ドルです。
この価格は、米国でのディーゼルと似た価格帯です。アバクロとしても、何とか以前の様なジーンズの市場において、プレミアムブランドのポジションを取り戻したい事の表れだと
思います。
一旦失った市場での位置を取り戻すのは非常に難しいです。アバクロはそれを達成するために、アメリカ製である事、素材にこだわっている事を強調しています。この戦略と取り組みがどうなるのか、注目しています。
若年層に強く、ブランディング、マーケティングに長けたアバクロの戦略と取り組みは、リーバイスにとっても参考になることだと思います。
p.s. :
個人的には、このアバクロのAMERICAN MADEの長袖のスウェットがかなり気になっています。ちょっと買ってみようかと思っています。機会があれば、店頭に行ってみてみようと思います。このAMERICAN MADEは日本でも売っているのでしょうか?
デザインは左のタイプ以外にヘンリーネックとプレーンなネックスリーブもあります。色は、生成りとグレー系です。
もしも日本では取り扱っていなくて、ご興味のある方はお知らせ下さい。
しかし、私の認識ではアバクロのブームのきっかけとなったのはジーンズです。2000年代初め頃、当時としてはかなり際立ったローライズのシルエットに、高品質のデニムを使用し、いかにも凝った目を引くダメージ加工等を加える等、とても特徴のあるジーンズを提供して市場の注目を集めていました。
当時、私も興味を覚えて調べてみたところ、価格帯は安いもので100ドル台の後半、高いものは300ドル弱していました。当時の記憶として、最も高いジーンズは日本製のデニムを使っている事を売り文句にしていました。
実際に店頭に行って実物を見て、試着もしましたが、自分としては、ちょっと。。。、と言う感じでした。期待が高すたのが原因だと思いますが、実物を見て触った時の印象があまり良いとは思えませんでした。ただし、かなり凝っていたのは事実だと思います。私はアバクロの対象顧客ではないので、単なるミスマッチだったと思います。
実のところ、私はアバクロのポロシャツが好きで何着も持っており、今でも着ています。生地もそれなりに質が高く、シルエットや各部のデザインが凄く気に入っています。Tシャツも一枚ですが、気に入って今でも着用しています。
ジーンズの方に話を戻すと、昨年の夏にアバクロのホームページを見て、ジーンズの価格帯が大幅に下がっている事を知り驚いたことについて、当時、ブログにも書きました。
今回、約一年ぶりにアバクロのホームページを見てみると、いきなり下の写真のバナーが目に飛び込んできました。
このバナーのコピーの"Jeans on the RISE"のRISEは、ライズが上がっている事にかけている様ですが、メンズはまだまだローライズだと思います。この件については、別途、記事を投稿する予定です。
昨年、見た時はアバクロのジーンズのラインはカラージーンズ等、ソリッドなカラーのものが目立ちましたが、今回は以前の様なダメージ加工で退色したジーンズが中心でした。
メインのラインの価格帯は、昨年と同様に40ドルから60ドルのレンジでした。
随分下がったな〜と言うのが昨年の印象でしたが、一旦下がった価格帯を戻す事は難しいので、致し方がないところだと思います。しかし、昨日の記事で書いた様にジーンズで50ドル前後の価格帯は一般的には(普及価格帯の中の)高額な部類に属します。
今年のアバクロの秋冬コレクションで目を引いたのが、"AMERICAN MADE"(米国製)のラインの登場です。
シャツはNew England Shirt Companyと言う200年の歴史を誇る会社との共同プロジェクト。スウェットの素材は、Contemporaの生地を使用して、50年代を意識したデザイン。ジーンズはコーンミルズの生地を使ったローライズのスキニーです。
左の写真で黄色の枠でハイライトして囲っている様に、コーンデニム(コーンミルズ製デニム)であることを強調しています。
このコーンミルズのデニムを使用したジーンズの価格は160ドルです。
この価格は、米国でのディーゼルと似た価格帯です。アバクロとしても、何とか以前の様なジーンズの市場において、プレミアムブランドのポジションを取り戻したい事の表れだと
思います。
一旦失った市場での位置を取り戻すのは非常に難しいです。アバクロはそれを達成するために、アメリカ製である事、素材にこだわっている事を強調しています。この戦略と取り組みがどうなるのか、注目しています。
若年層に強く、ブランディング、マーケティングに長けたアバクロの戦略と取り組みは、リーバイスにとっても参考になることだと思います。
p.s. :
個人的には、このアバクロのAMERICAN MADEの長袖のスウェットがかなり気になっています。ちょっと買ってみようかと思っています。機会があれば、店頭に行ってみてみようと思います。このAMERICAN MADEは日本でも売っているのでしょうか?
デザインは左のタイプ以外にヘンリーネックとプレーンなネックスリーブもあります。色は、生成りとグレー系です。
もしも日本では取り扱っていなくて、ご興味のある方はお知らせ下さい。
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