Newの表示のある501の商品説明には、”フィットは、膝から裾にかけてスリムになり、よりモダンなシルエットになったレギュラーストレート「501」。”とあります。これは、2013 モデルと同様の説明のためシルエットや仕様も同じと思われますが、”2013 モデル” と言う名前がありませんでした。
2013 モデルの名前の露出が"New", 新規追加では抑えられているな〜との印象を持ちました。
ここまでは、8月10日の記事”リーバイスジャパンの501 2013年モデルのマーケティングについて”にて紹介しております。
それから約2週間後、オンラインストアを見てみると、さらに変化があることに気がつきました。
LEVI’S® E-SHOPがリニューアル。より使いやすく、商品を探しやすくなりました。http://t.co/sKs4GVlDe3
— Levi's® Japan (@Levis_Japan) August 31, 2014
上の写真と同じ501のラインナップを一覧表示するページを見てみると、2週間前には”再入荷”の品には、501 (2013 モデル)の表示が、単に501に変更になっていました。
上の2枚の写真を見比べると、表示されている製品はほぼ同じながら、一覧のページから2013モデルの名前が無くなっているのが興味深い所です。
”再入荷”のモデルの説明ページの方には依然として2013 モデルの名前は残っています。
しかし、少なくとも8月の初めのリニューアル、そしてそれから数週間後のオンラインストアの表示を見ると、リーバイスジャパンが”2013 モデル”の呼称の露出を控える様になってきていると言えます。
これまでも何度か記事に書いている個人的な意見ですが、2013 モデルにおいての"ジーンズ生誕から140周年、501®が変わる。”のコピーは、長年の501ユーザーの自分には非常に強い抵抗感を覚える受け入れ難いものです。
これまでも501は時代ごとにシルエットを微妙に変えています。その時代ごとの流行があるのである程度のレベルで合わせることは自然なことだと思います。
501は誕生時から長年に渡り受け継いで備えている数々の特徴を持っているので、その歴史と普遍性を大切にすべきであって、新しいこと変化をアピールすべきではないと考えます。
モデルチェンジなりの年をつけたネーミングも私は好きではありません。ヴィンテージの様に、ユーザー側が自分たちが識別しやすいように、ある固有の年代のモデルについてニックネーム的に呼ぶのは分かりますが、それをメーカーがモデル名の様に使用するのには疑問を持ちます。
今回の2013 モデルの呼称の露出が控えられる様になってきているのは、個人的には好ましい変化、傾向だと思っています。
501は501なので、単に501と呼ぶのが良いと思います。501 ”何何モデル”等と言うのは、ヴィンテージやオールドの過去の501の様にユーザーにニックネームを付けさせて、市場・ユーザー側で自然と呼ばれる程度の方が良いと思います。
また、今回新たにCONE MILLSのセルビッジの生デニム(リジッド)を使用したモデルが追加されています。(品番 00501-1931)
2013年モデルでは生デニム使用の製品がなかったので、歓迎すべき製品だと思います。
価格は16,200円。価格帯としては微妙な所ですが、セルビッジ付きのデニムと言うことを考えると頑張っている方なのかなと思います。
売れると良いなと思っています。
個人的には、米国モデルと同じ501 Shrink-to-Fitのリジッドを7000円前後の価格で扱えばかなり良い線行くと予想しています。
501 STFがあれば、セルビッジ付きの501はそれより上のレベルを望むユーザーへ、そしてそのさらに上には復刻がある。と言った商品構成になれば、それぞれ製品のポジショニングも明確でバランスもとれると思います。
今後のリーバイスジャパンのさらなる変化と健闘に期待しています。
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