リーバイスは販促品として、様々な種類のポスターを世に送り出しています。
70年代のポスターは、芸術家が描いた絵画・イラストを元にしたものが多いのが特徴です。そのほとんどが非常に芸術性が高いなと思っていました。
下はサドルマン・ブート・ジーンズのポスターです。
臨場感あふれるイラスト、人物の表情もとても豊かに描かれています。一度見れば印象に残る絵だと思います。
左下にB.L. WOLFEと名前が入っています。
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リーバイスの元ヒストリアンのLyenn Downeyさん著のImages of America LEVI STRAUSS & Co., Lynn Downey
に以下のような記述があります。
(訳)
1970年代から1980年代の初めにかけて、LS&Co.は、当時、業界で最も才能があると目されるアーティスト達を雇いポスターを作成したことで有名でした。
Victor Moscoso, Alton Kelly/Stanley Mouse, Bruce Wolfe、他才能あるアーティスト達が、リーバイスのブランドとその時代のエッセンスをイメージさせるアートワークを作成しました。
(訳終わり)
70年代前半のWolfe氏のリーバイスポスターと84年の同氏のインディ・ジョーンズの映画ポスターは、リーバイスが、才能あふれるアーティスト達を早い段階で採用していたことを示す事例だと思います。
70年代の後半のポスターでは、”We Put a Little Blue Jean in Everything We Make”のスローガン・テーマのイラストのポスターシリーズがあります。
ここではそのシリーズの一つで”炭鉱(労働者)”と呼ばれるバージョンを紹介します。
最初のジーンズのメインのユーザー層の一つが、炭鉱労働者達でした。
現存する1800年代の終わり頃から1900年代初め頃の初期のジーンズは、炭鉱で発見されたものがほとんどです。
炭鉱労働者とジーンズの関係は深く、歴史のあるものです。
中央上部に70年代後半のリーバイスのスローガン"We Put a Little Blue Jean in Everything We Make”とLEVI'Sの表示があります。
ジーンズの連なる山々を背景に炭鉱の入り口から、台車を馬で引きながらがやってくる人、炭鉱口の上にはツーホースマークのパッチが描かれています。
中央に台車に積まれた衣料品とその隣に腰を下ろして、一服しタバコに火をつけている労働者。着用するジーンズのパッチと赤タブがさりげなくしっかりと描かれています。
休憩中の人物の上には、台車のシャツなどの衣類を馬に積んでいる人々、彼らのところに運んでいく後姿の男性。
穿いているジーンズのポケット部にはアーキュエットステッチが描かれています。
馬に衣類を積んでいる3人の労働者の動きが感じられるリアルさを持ち、さらにそれぞれのポーズもバランスが取れています。
ジーンズの山の中の炭鉱にあるシャツを掘り出して、それを馬に積んで運び出していくというストーリーが一枚の絵に凝縮されています。
さりげなくリーバイスのブランド、製品のアイディンティティを上手に絡めたストーリー性のある絵だと思います。
このポスターシリーズの他の作品も、どれも非常に芸術性が高いです。
ロングホーンインポートのブログに"We Put a Little Blue Jean in Everything We Make”の4種類の絵柄のポスターを紹介しています。
ご興味のある方は、ぜひご覧になってみて下さい。
[1970年代 リーバイス イラスト ポスター シリーズ / ロングホーンインポート##external-link##]
70年代のリーバイスのTVコマーシャルのYouTubeビデオです。最後に"We Put A Little Blue Jean in Everything We Make."のスローガンがナレーションで入っています。
TVコマーシャルも年代によって、それぞれ特徴があります。このコマーシャルはリーバイスの初期の頃のTVコマーシャルです。
80年代にリーバイスは、TVコマーシャルに力を入れ、素晴らしい作品がたくさんあります。魅力的なコマーシャルは、80年代のリーバイスの成長の原動力だったと認識されています。
関連記事:
[伝説となったロス五輪CM ”501 Blues" ##link##]
[1980年代はリーバイスにとって大きな変革期だった ##link##]
70年代のポスターは、芸術家が描いた絵画・イラストを元にしたものが多いのが特徴です。そのほとんどが非常に芸術性が高いなと思っていました。
下はサドルマン・ブート・ジーンズのポスターです。
臨場感あふれるイラスト、人物の表情もとても豊かに描かれています。一度見れば印象に残る絵だと思います。
左下にB.L. WOLFEと名前が入っています。
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- ##hand-o-right## 備考
- 1984年に上映された『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』の映画のポスターは、Bruce Wolfe氏が描いたものです。(ポスターは種類があって、何人かのアーティストが手がけているのですが、添付のメインのポスターがWolfe氏作です。)
リーバイスの元ヒストリアンのLyenn Downeyさん著のImages of America LEVI STRAUSS & Co., Lynn Downey
LS&CO. was famous for its illustrated posters in 1970s and early 1980s and for hiring some of the most talented artists in the business. Victor Moscoso, Alton Kelly/Stanley Mouse, and Bruce Wolfe, among others, all created artwork that expressed both the essence of the Levi's brand and the sensibility of the period in which they were created.(出典:Images of America LEVI STRAUSS & Co. page 108, Lynn Downey )
(訳)
1970年代から1980年代の初めにかけて、LS&Co.は、当時、業界で最も才能があると目されるアーティスト達を雇いポスターを作成したことで有名でした。
Victor Moscoso, Alton Kelly/Stanley Mouse, Bruce Wolfe、他才能あるアーティスト達が、リーバイスのブランドとその時代のエッセンスをイメージさせるアートワークを作成しました。
(訳終わり)
70年代前半のWolfe氏のリーバイスポスターと84年の同氏のインディ・ジョーンズの映画ポスターは、リーバイスが、才能あふれるアーティスト達を早い段階で採用していたことを示す事例だと思います。
70年代後半のポスター
70年代の後半のポスターでは、”We Put a Little Blue Jean in Everything We Make”のスローガン・テーマのイラストのポスターシリーズがあります。
ここではそのシリーズの一つで”炭鉱(労働者)”と呼ばれるバージョンを紹介します。
最初のジーンズのメインのユーザー層の一つが、炭鉱労働者達でした。
現存する1800年代の終わり頃から1900年代初め頃の初期のジーンズは、炭鉱で発見されたものがほとんどです。
炭鉱労働者とジーンズの関係は深く、歴史のあるものです。
中央上部に70年代後半のリーバイスのスローガン"We Put a Little Blue Jean in Everything We Make”とLEVI'Sの表示があります。
ジーンズの連なる山々を背景に炭鉱の入り口から、台車を馬で引きながらがやってくる人、炭鉱口の上にはツーホースマークのパッチが描かれています。
中央に台車に積まれた衣料品とその隣に腰を下ろして、一服しタバコに火をつけている労働者。着用するジーンズのパッチと赤タブがさりげなくしっかりと描かれています。
休憩中の人物の上には、台車のシャツなどの衣類を馬に積んでいる人々、彼らのところに運んでいく後姿の男性。
穿いているジーンズのポケット部にはアーキュエットステッチが描かれています。
馬に衣類を積んでいる3人の労働者の動きが感じられるリアルさを持ち、さらにそれぞれのポーズもバランスが取れています。
ジーンズの山の中の炭鉱にあるシャツを掘り出して、それを馬に積んで運び出していくというストーリーが一枚の絵に凝縮されています。
さりげなくリーバイスのブランド、製品のアイディンティティを上手に絡めたストーリー性のある絵だと思います。
このポスターシリーズの他の作品も、どれも非常に芸術性が高いです。
ロングホーンインポートのブログに"We Put a Little Blue Jean in Everything We Make”の4種類の絵柄のポスターを紹介しています。
ご興味のある方は、ぜひご覧になってみて下さい。
[1970年代 リーバイス イラスト ポスター シリーズ / ロングホーンインポート##external-link##]
70年代のリーバイスのTVコマーシャルのYouTubeビデオです。最後に"We Put A Little Blue Jean in Everything We Make."のスローガンがナレーションで入っています。
80年代にリーバイスは、TVコマーシャルに力を入れ、素晴らしい作品がたくさんあります。魅力的なコマーシャルは、80年代のリーバイスの成長の原動力だったと認識されています。
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[1980年代はリーバイスにとって大きな変革期だった ##link##]
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