本記事は、"入手したヴィンテージ501の耳が閉じていた場合の補正法"の続きです。
これまで501でアウトシームが部分的に閉じていた場合、スチームアイロンで閉じている耳を開いていました。
折グセが強く付いている場合は、さらにアイロン用糊を使用して補正していました。
アイロンを使用した補正法は、比較的簡単に補正でき、その後も特に問題がない(耳が開いたまま)場合と穿いているうちにいつのまにか、また耳が閉じてしまっている場合がありました。
ヴィンテージのデニムジャケットで変な折グセやシワがある場合、洗濯後、濡れた状態でハンガーにかけた時に、気になる部分のシワなどを伸ばして形を整えると、そのまま乾燥してシワや折グセが補正されることが多いです。
この方法は、乾燥後にアイロンをかけて折り癖を矯正するより有効です。
今回、アウトシームの閉じた部分の補正は洗濯乾燥時から行うことに加え、洗濯の前に先に補正を試みることにしました。
バスタブの底に501XXのアウトシームが上に来る様に置いて、指に水を付けて閉じている部分を押して、耳を開きました。(詳しくは一つ前の記事をご覧ください。)
前処理を施した状態(上の写真)で一晩そのままにしました。
下は翌日の状態です。水分が生地全体に行き渡っていました。乾き気味ながら少し湿っぽくなっています。
耳は開いたままで、閉じようとするような感じにはなっていません。ここまでは期待通りです。
このままの状態で、水を注ぎ洗剤を適量混ぜます。水が適度な深さになったら、注水を止め、押し洗いします。
押し洗いした後、1時間程度そのままの状態で放置します。しばらくすると泡は消えていきます。下は1時間少し後の状態です。
耳も閉じることなく開いたままの状態を維持しています。
ジーンズの洗濯で「洗濯する時は、表のままにしますか?それとも裏返しにしますか?」との、ご質問を頂くことが比較的良くあります。
「外側が汚れているようであれば、表のままで洗濯。汗などを書いたりしている場合は、裏返しにして洗う方が良いと思います。」と言うのが私の基本的な考え・回答です。
入手したヴィンテージ・ジーンズの最初の洗濯にもその考えはある程度該当します。
入手したジーンズのコンディション、状態にもよりますが、一般的には表側にした状態で長期間保管されていた場合が比較的多いです。
長期の保管でチリなどが生地の織り目の間などに蓄積している可能性があります。
そのため、基本的には表側のまま洗う方が良いのではないかと思います。(状態によるので、絶対そうだということではないです。)
しかし、耳が閉じている501を洗う場合は、裏返しにして耳を開くようにして洗った方が、補正する観点で言うと多少なりとも有効だと思います。
今回、一回目の手洗いは裏返しで行い、アウトシームの状態も大丈夫そうなので、表側に戻して2回目の手洗いを行いました。
前処理を行っていないと、表側にして洗うと部分的に再び耳が閉じてしまうリスクが高いと思います。
作業的には上に書いた洗濯方法と同様です。押し洗いをして、その後しばらく放置して、水を抜きます。
続いて、水だけを注ぎ、濯ぎを行います。
まずは表側を濯いで、その後、裏返しにして水に浸し、裏側も濯ぎます。
この時アウトシームを見てみると、少し一部浮き気味な箇所がありました。開いた状態になるように指で押して補正しました。
下は、濯ぎ後ハンガーにかけて干したところです。
アウトシームも開いた状態を維持しています。このまま完全に乾くまで待ちます。
生乾きの状態でアウトシームをチェックして、少し浮いているようであれば、その箇所をアイロンがけする予定です。
乾燥後の状態の記事です。
[##check## アウトシーム閉じの補正、洗濯後の501XX]
これまで501でアウトシームが部分的に閉じていた場合、スチームアイロンで閉じている耳を開いていました。
折グセが強く付いている場合は、さらにアイロン用糊を使用して補正していました。
アイロンを使用した補正法は、比較的簡単に補正でき、その後も特に問題がない(耳が開いたまま)場合と穿いているうちにいつのまにか、また耳が閉じてしまっている場合がありました。
ヴィンテージのデニムジャケットで変な折グセやシワがある場合、洗濯後、濡れた状態でハンガーにかけた時に、気になる部分のシワなどを伸ばして形を整えると、そのまま乾燥してシワや折グセが補正されることが多いです。
この方法は、乾燥後にアイロンをかけて折り癖を矯正するより有効です。
今回、アウトシームの閉じた部分の補正は洗濯乾燥時から行うことに加え、洗濯の前に先に補正を試みることにしました。
バスタブの底に501XXのアウトシームが上に来る様に置いて、指に水を付けて閉じている部分を押して、耳を開きました。(詳しくは一つ前の記事をご覧ください。)
前処理を施した状態(上の写真)で一晩そのままにしました。
下は翌日の状態です。水分が生地全体に行き渡っていました。乾き気味ながら少し湿っぽくなっています。
耳は開いたままで、閉じようとするような感じにはなっていません。ここまでは期待通りです。
このままの状態で、水を注ぎ洗剤を適量混ぜます。水が適度な深さになったら、注水を止め、押し洗いします。
押し洗いした後、1時間程度そのままの状態で放置します。しばらくすると泡は消えていきます。下は1時間少し後の状態です。
耳も閉じることなく開いたままの状態を維持しています。
「外側が汚れているようであれば、表のままで洗濯。汗などを書いたりしている場合は、裏返しにして洗う方が良いと思います。」と言うのが私の基本的な考え・回答です。
入手したヴィンテージ・ジーンズの最初の洗濯にもその考えはある程度該当します。
入手したジーンズのコンディション、状態にもよりますが、一般的には表側にした状態で長期間保管されていた場合が比較的多いです。
長期の保管でチリなどが生地の織り目の間などに蓄積している可能性があります。
そのため、基本的には表側のまま洗う方が良いのではないかと思います。(状態によるので、絶対そうだということではないです。)
しかし、耳が閉じている501を洗う場合は、裏返しにして耳を開くようにして洗った方が、補正する観点で言うと多少なりとも有効だと思います。
今回、一回目の手洗いは裏返しで行い、アウトシームの状態も大丈夫そうなので、表側に戻して2回目の手洗いを行いました。
前処理を行っていないと、表側にして洗うと部分的に再び耳が閉じてしまうリスクが高いと思います。
作業的には上に書いた洗濯方法と同様です。押し洗いをして、その後しばらく放置して、水を抜きます。
続いて、水だけを注ぎ、濯ぎを行います。
まずは表側を濯いで、その後、裏返しにして水に浸し、裏側も濯ぎます。
この時アウトシームを見てみると、少し一部浮き気味な箇所がありました。開いた状態になるように指で押して補正しました。
下は、濯ぎ後ハンガーにかけて干したところです。
アウトシームも開いた状態を維持しています。このまま完全に乾くまで待ちます。
生乾きの状態でアウトシームをチェックして、少し浮いているようであれば、その箇所をアイロンがけする予定です。
乾燥後の状態の記事です。
[##check## アウトシーム閉じの補正、洗濯後の501XX]
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