ヴィンテージのデニム製品は、一品一品がとても個性的です。それぞれ異なる持ち味、個性を備えています。
ヴィンテージを購入する場合、希望するモデル、価格帯、コンディション、色などから候補を絞り込み、自分の希望に最も合った品を選ぶ過程を経ることになります。
現在、ロングホーンインポートのWebストアにある557とストア追加予定の557の2品をご検討いただいているお客様のために、選択の判断材料となる情報を用意しています。
本記事はお客様への2品の比較、判断材料となる付帯情報の提供を兼ねています。
実際にヴィンテージの購入を検討されている方やこれからご検討をされる方にとっても参考となるような情報を加えて記事として投稿します。
ヴィンテージを購入する場合、希望するモデル、価格帯、コンディション、色などから候補を絞り込み、自分の希望に最も合った品を選ぶ過程を経ることになります。
現在、ロングホーンインポートのWebストアにある557とストア追加予定の557の2品をご検討いただいているお客様のために、選択の判断材料となる情報を用意しています。
本記事はお客様への2品の比較、判断材料となる付帯情報の提供を兼ねています。
実際にヴィンテージの購入を検討されている方やこれからご検討をされる方にとっても参考となるような情報を加えて記事として投稿します。
ヴィンテージ品の候補を絞り込む上での、主要な判断材料・ポイント
一般的に購入する候補を絞り込む上で、主に以下の項目が判断材料となると思います。
- モデル・年代
- 価格帯
- サイズ
- シルエット
- コンディション
- 色味・色落ち
- ディテール・その他、プレミアム要素
- 使用用途
- 購入目的
- 市場価値
これらの項目の中から、検討を行ったりすると思います。選び方は人それぞれだと思うので、これはあくまでも一般的な事例です。
基本的に人によって、重視するポイントは異なります。上に挙げたポイントの中でも特に重視するものがあると思います。
モデルと価格帯は関連性が強いです。コンディションと価格も深い関わりがあります。
何を重視するのかによって、選択肢は変わってきます。
今回は具体的な例として、以下のポイントに絞り込んだ上で、そこからの検討、比較となります。
選択・絞り込み済みの事項
- モデルは557/サード
- サイズは36か38
この二つの条件を満たす品は、現時点でロングホーンインポートでは2品あります。
簡単にどちらか決められる場合もありますが、迷うこともある時ももちろんあると思います。
その場合は、上に挙げた項目などを考慮しながら、判断することになります。
以下、今回の候補の557です。両方とも刻印Oです。刻印Oのサードは、557xxと557のディテール上の差がないため、パッチが残っていないと判別ができません。
(生地やステッチの色や織りなどから推定はできますが、角度は高くないです。)
上はパッチが残っており、ロット番号表記が557xxです。下はパッチがないため、557か557xxかは不明です。
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557XX Size 38 |
![]() |
557xx or 557 推定サイズ36 |
今回の場合サイズが異なるところが一つの大きなポイントです。以下各部の実寸サイズ比較です。
身幅や肩幅が557XXサイズ38より小さいので、二品目はサイズ36と推定しています。
袖丈や着丈は逆に比較表右の推定サイズ36の方が少し長いです。
リーバイスのサードには、ロング丈バージョンの558があります。558の可能性も少しありますが、ロングバージョンは通常袖丈が明らかに長いため、557と判定しています。
以下、今回の2品の主な特徴です。
557xx サイズ38
- パッチがほぼ全て残っている
- 557xxの表記が明確に読み取れる
- 色もかなり残っている
- コンディションもかなり良い
557xx or 557xx 推定サイズ36
- パッチが損失しているため、557xx/557の判別ができない
- 557xxと比較すると使用感が感じられる
- 使用感の割には、全体的なコンディションは良い
- サードらしいかっこいい雰囲気と色落ちをしている
写真で見ると、後者はあまりパッとしない感じですが、実物はかなりカッコイイと個人的には思います。
色味比較
比較のため2着を並べて撮った写真です。尚、写真は実際に見て受ける感じとは若干異なります。
さらに参考のために、最初期の501 ビッグE(ダブルネーム相当)とワンウォッシュのビッグE 平行ステッチを加えてみました。
ヴィンテージデニムを並べて写真を撮ると、相対的な差はある程度把握できるのですが、実際の生地の雰囲気や醸し出すオーラなどは写真では伝わりにくいです。
カメラを近づけて撮ると、生地の雰囲気が多少伝わりやすくなります。
557(含む557xx)は、XX系のデニムです。年代も501XXと同年代です。
袖の部分を並べて、アップで撮った写真です。写真の上側が557xx サイズ38の左袖、下が557 推定サイズ36の左袖です。
袖の色味はそれほど大きな差はないように見えます。
この袖の写真は、ヴィンテージXX系デニム生地の織りや雰囲気が多少把握しやすいと思います。
まとめ
価格も判断材料となりますが、ここでは具体的な価格の比較は行いません。
557xxは、パッチ残存であること、色が濃いこと、コンディションも良いので、相応のプレミアムがつき、それが価格差にもなります。
そのため、逆に言うと推定サイズ36は、相対的には価格的に魅力が感じられると思います。
コンディションも一般的には、良好な部類です。
色も比較すると落ちているような印象がありますが、色が落ちきっているわけではありません。
ここからさらに迫力のある色落ちになってきます。
また、サイズ36のサードモデルは非常に希少です。サードはタイトに着ると格好良いです。
しかし、合わせるインナーによってもサイズ選択は変わってきます。
インナーにシャツや薄手のニットを着た場合は、Tシャツやポロシャツと比べると、サイズ感は1サイズ程度差が生じます。
サイズ選択は組み合わせるインナーなどにもよります。
サイズ38もなかなかないサイズです。しかも、パッチが残っている557(含む557xx)は少ないです。
この557xxは、コンディションも非常に良いです。
なかなか難しい選択だと思います。
今回の比較の二品は、どちらもとても魅力的です。どちらを選んでも満足度は高いと思います。
一般的に言えば、予算的に問題がなければ、コンディションの良い方を選ぶ方が無難(?)かもしれません。
悩みだすと、やっぱり難しいですね。
最終的な判断は、その人の考え方、どこを重視するかだと思います。
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