”90年代501 糊落としでの失敗談”のメールを頂いた後、アルカリ剤による洗濯、使用する洗剤、お酢を使うことなどについても調べたりしました。
洗濯や糊落としの方法は、いろいろなやり方があります。また、洗剤や洗濯補助剤も様々な種類があります。
ここでは、デニムの洗濯に使用する洗剤・補助剤などについて、調べた内容や考えをまとめてみます。
洗濯方法や使用する洗剤は、用途・目的によっても選択肢が変わってくると思います。
先に申し上げると、洗剤についての話は、化粧品や皮革の手入れ用品と似たようなところがあります。
製品の特徴やメーカーの考えも色々あります。そして、ユーザーの好み考え方も色々あります。
ここでは、できるだけ中立的な立場、偏らないように書く様に努めますが、考え方などによって見方が異なる部分があることは避けられない側面があることをご了解いただければと思います。
洗濯する場合は、水洗いでない限り、洗浄剤を使用します。洗剤は合成洗剤と石鹸の二種類に分けられます。
どちらも汚れを落とす洗浄に使用する目的で使用されます。また、両者とも界面活性剤の性質と作用を利用しています。
合成洗剤は、化学合成による合成界面活性剤が主原料です。また、合成洗剤には蛍光(増白)剤、酵素、柔軟剤などが含まれているものが多いです。
最近は、石鹸と合成界面活性剤の両方を使用した”複合石鹸”もあります。合成洗剤の一種です。
石鹸は天然油脂とアルカリで作られています。
以下、Wikipediaの石鹸の冒頭部の説明を引用します。
合成洗剤は石油を原料とした合成界面活性剤に添加物が加えられているもの。石鹸は天然の成分のみで作られた界面活性剤が元です。
石鹸は天然成分が元になっており、自然分解されるため、環境にも優しいのが特徴です。
石油を化学合成して添加物が加えられている合成洗剤と天然成分でできている石鹸、どちらも洗浄が目的で使用するものです。
個人的な考えとしては、成分について考えたり、環境面に対する影響を考えると、やはり石鹸が良いと思います。
尚、どのようなものでもそうですが、特性があります。特性を理解した上で、使うとより効果的です。
石鹸を使用する場合に考慮すべき特性を以下に記します。
石鹸はアルカリ性のため、酸性物質があると中和されてしまいます。中和されると洗浄力が落ちます。
食べ物の汚れは酸性が多いです。衣類を着ることによる皮脂の汚れも脂肪酸によるものです。
しかし、一般的に衣類の汚れの酸性はそれほど濃く(強く)ないので、通常のよごれであれば、問題なく落ちます。
アルカリ剤は、脂肪酸を乳化して溶かす性質があります。油汚れにも効果的です。
汚れがひどい場合は、アルカリ剤を含む石鹸かアルカリ剤による洗濯を加えると効率的です。
(アルカリも特性があるので、特性を考慮した使用をお勧めします。)
お酢は酸性なので、石鹸による洗濯をする場合に、お酢を入れるとアルカリ性が中和され、洗浄効果が薄れてしまう(無くなる)ので、石鹸での洗濯にお酢をいれるのは厳禁です。
水にはミネラル成分が含まれています。石鹸はミネラル分が多い水だと石鹸カスが発生してしまいます。
日本の水はミネラル分が少ない傾向があるので、特に問題はないと思いますが、硬水の地域などであれば、アルカリ助剤入りの石鹸が向いています。
補足:私の住んでいる地域(テキサス州)の水は、ミネラルが多く含まれています。
石鹸の原料の脂肪酸は、20度以下の冷水には溶けにくい性質があります。
ここは個人的な意見・感想を書きます。調べてみると、やはりデニムの洗濯には石鹸が良いと思います。
洗濯用の石鹸でも色々な種類があります。
液体石鹸と粉石鹸。アルカリ剤などが入っているものと無添加のものなどに分かれます。
目的、用途や状況に応じて、より適当と思われるものを選ぶとさらに効果、満足度が高くなると思います。
日本には、様々なメーカーから石鹸が販売されています。
アメリカでは、ドクターブロナー
が有名です。評判も非常に良いです。
ずっと使ってみようと思っていたのですが、本記事を書いて、試してみることを決めました。
洗濯や糊落としの方法は、いろいろなやり方があります。また、洗剤や洗濯補助剤も様々な種類があります。
ここでは、デニムの洗濯に使用する洗剤・補助剤などについて、調べた内容や考えをまとめてみます。
洗濯方法や使用する洗剤は、用途・目的によっても選択肢が変わってくると思います。
先に申し上げると、洗剤についての話は、化粧品や皮革の手入れ用品と似たようなところがあります。
製品の特徴やメーカーの考えも色々あります。そして、ユーザーの好み考え方も色々あります。
ここでは、できるだけ中立的な立場、偏らないように書く様に努めますが、考え方などによって見方が異なる部分があることは避けられない側面があることをご了解いただければと思います。
石鹸と合成洗剤
洗濯する場合は、水洗いでない限り、洗浄剤を使用します。洗剤は合成洗剤と石鹸の二種類に分けられます。
どちらも汚れを落とす洗浄に使用する目的で使用されます。また、両者とも界面活性剤の性質と作用を利用しています。
合成洗剤は、化学合成による合成界面活性剤が主原料です。また、合成洗剤には蛍光(増白)剤、酵素、柔軟剤などが含まれているものが多いです。
最近は、石鹸と合成界面活性剤の両方を使用した”複合石鹸”もあります。合成洗剤の一種です。
石鹸は天然油脂とアルカリで作られています。
以下、Wikipediaの石鹸の冒頭部の説明を引用します。
石鹸(石鹼、せっけん)とは一般に汚れ落としの洗浄剤を指し、より化学的には高級脂肪酸の塩の総称である。
工業的に動植物の油脂から製造され、特に純石鹸(じゅんせっけん)と呼ぶ場合は、脂肪酸ナトリウムや脂肪酸カリウムだけで、添加物を含まない石鹸を指すが、多くは炭酸塩や香料などの添加物を含む。
界面活性剤であり、油や油を含む汚れを水に分散させる作用により洗浄能力を持つ。また、細菌の細胞膜やウイルスのエンベロープを破壊するため、一部の病原体に対して消毒効果を発揮する。
合成洗剤は石油を原料とした合成界面活性剤に添加物が加えられているもの。石鹸は天然の成分のみで作られた界面活性剤が元です。
石鹸は天然成分が元になっており、自然分解されるため、環境にも優しいのが特徴です。
石油を化学合成して添加物が加えられている合成洗剤と天然成分でできている石鹸、どちらも洗浄が目的で使用するものです。
個人的な考えとしては、成分について考えたり、環境面に対する影響を考えると、やはり石鹸が良いと思います。
尚、どのようなものでもそうですが、特性があります。特性を理解した上で、使うとより効果的です。
石鹸を使用する場合に考慮すべき特性を以下に記します。
石鹸はアルカリ性
石鹸はアルカリ性のため、酸性物質があると中和されてしまいます。中和されると洗浄力が落ちます。
食べ物の汚れは酸性が多いです。衣類を着ることによる皮脂の汚れも脂肪酸によるものです。
しかし、一般的に衣類の汚れの酸性はそれほど濃く(強く)ないので、通常のよごれであれば、問題なく落ちます。
アルカリ剤は、脂肪酸を乳化して溶かす性質があります。油汚れにも効果的です。
汚れがひどい場合は、アルカリ剤を含む石鹸かアルカリ剤による洗濯を加えると効率的です。
(アルカリも特性があるので、特性を考慮した使用をお勧めします。)
お酢は酸性なので、石鹸による洗濯をする場合に、お酢を入れるとアルカリ性が中和され、洗浄効果が薄れてしまう(無くなる)ので、石鹸での洗濯にお酢をいれるのは厳禁です。
ミネラル・硬水に弱い
水にはミネラル成分が含まれています。石鹸はミネラル分が多い水だと石鹸カスが発生してしまいます。
日本の水はミネラル分が少ない傾向があるので、特に問題はないと思いますが、硬水の地域などであれば、アルカリ助剤入りの石鹸が向いています。
補足:私の住んでいる地域(テキサス州)の水は、ミネラルが多く含まれています。
冷水では溶けにくい、温水を使用した方が良い
石鹸の原料の脂肪酸は、20度以下の冷水には溶けにくい性質があります。
適量を使用する
石鹸が少なすぎると洗浄力が低下します。多すぎると溶け残ったり、すすぎで石鹸の成分が残ったりすると黄ばみの原因になります。
しかし、逆に考えると、用途に応じて調節できるとも言えます。
それほど汚れていないのであれば、石鹸は少なめでも良いと思います。多めにした場合は、すすぎを入念に行えば、大丈夫だと思います。
まとめ
ここは個人的な意見・感想を書きます。調べてみると、やはりデニムの洗濯には石鹸が良いと思います。
洗濯用の石鹸でも色々な種類があります。
液体石鹸と粉石鹸。アルカリ剤などが入っているものと無添加のものなどに分かれます。
目的、用途や状況に応じて、より適当と思われるものを選ぶとさらに効果、満足度が高くなると思います。
日本には、様々なメーカーから石鹸が販売されています。
アメリカでは、ドクターブロナー
ずっと使ってみようと思っていたのですが、本記事を書いて、試してみることを決めました。
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