Levi's As America: A Riveting Iconのフィルムパート3の内容を紹介します。
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1940年代に入り、第二次世界大戦が始まり、女性は工場で働くようになります。女性もジーンズを穿き始めるようになりました。
シーンはリーバイストラウス社内に移り、Lynn Downeyさんが、第二次世界大戦中に販売されたデッドストックの501を紹介します。
通常の501と同様にフラッシャーとギャランティーチケットが付いています。
フラッシャーの表記にご注目ください。”For The Duration"と戦時中特有の表記があります。
備考: Durationは、持続、期間というのが一般的ですが、For the durationといった場合は、戦争が終わるまで(耐え忍ぶ)というような意味になります。
戦争中、物資を節約するために米国政府は我々に対して、アーキュエットステッチは、機能として意味はなく、飾りであるため、バックポケットに施すのを認めませんでした。
そのため、我々はリーバイスであることを示すため、手書きでアーキュエットステッチを描きました。
備考:Flasherにもこの手書きのアーキュエットについて以下の様な記載があります。
To help you identify Levi's quickly - we have adopted this characteristic pocket design, used by Levi's since 1873, as a Trade Mark.
The pigments used are harmless and temporary, and will wash out without injury to the fabric in any way.
リーバイスであることを素早く識別できることを助長するため、我々は1873年からトレードマークとして使っているポケットのデザインを対応させることにしました。
使用しているペイント成分は、無害で一時的なものです。洗うと生地を傷つけることなく除去されます。
(訳は以上です。)
(訳は以上です。)
使用する物資を削減するため重要度が比較的低いウォッチポケットのリベットも省略されました。
そして、皆好きではなかったもう一つのリベット、クロッチリベットも省かれました。
Downeyさんがクロッチリベットについての逸話の説明があります。
この話については、別途ブログ記事を投稿しておりますので、よろしければご覧ください。
関連ブログ記事:
リーバイスにとって、戦争は予想していなかった恩恵をもたらしました。
アメリカのGI達がリーバイスを穿いていることで、世界の国々にジーンズの存在を紹介、広めたのです。
戦争が終わり、兵士達が帰ってきました。そして、新しい家族生活を始めました。ベビーブーマーの時代となります。
ベビーブーマー達のスタンダードアイテムは、リーバイス501でした。
高校では、腕力のある生徒達は、他の生徒が穿いているリーバイスの赤タブを切り取って集めたりするのが流行りました。
そして、ジーンズは、反社会的な若者達の象徴的なファッションとなりました。
ジーンズは不良少年が穿くイメージ(結びつき)が強まったため、多くの学校でジーンズの着用が禁止されました。
50年代、一部の人達は、ジーンズを穿いているだけで、オートバイに乗っている反社会的な若者というイメージを強く持つほどでした。
リーバイスは、世間一般の不良が穿くイメージを払拭するため、キャンペーンを開始します。
机の上に広げられた50年代の501について、カウボーイが穿くジーンズの色落ちの傾向と似ているため、オートバイに乗っていた若者が穿いていたのだろうとLynn Downeyさんが説明します。
マーロンブランド主演のThe Wild Oneは、50年代の若者のファッションに大きな影響を与えました。
関連ブログ記事:
アメリカングラフティの衣装デザイナーが、当時、バッドボーイ達のジーンズをカスタムしていた話が紹介されます。
そして、60年代に突入していきます。
パート4に続きます。
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