現行USモデル ラングラー13MWZを穿き始めました。穿き始め二日目の時点での感想を書きます。
13MWZのフラッシャーには、"THE OFFICIAL PRO RODEO COMPETITION JEANS" (公式プロロデオの競技ジーンズ)の記載が入ります。
中央には、"The Original Cowboy Cut Jean"のコピーがあります。
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Wrangler 13MWZ フラッシャー |
中央には、"The Original Cowboy Cut Jean"のコピーがあります。
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フィット・シルエットについて
最初に穿いた時、脚入れ部が細い(ワタリ幅が小さい)ので驚きました。これでは13MWZのスリムフィット版936は、自分には無理ではないかと思いました。
渡り幅は28.5cmで501STFより2.5cmも小さいです。脚入れ部の周りの長さが57cmです。
裾幅は19.5cmで裾に向かって緩やかに絞られています。501と比べると腿の部分が細いのが特徴です。
テーパードも緩めなので、慣れてくると腿から膝にかけては生地がかなり余っているように感じました。
穿いている状態では、13MWZは腿の上部に生地が余っている感じが若干します。13MWZを細くした936は腿の部分の余りが少なくなることで、細身のストレートシルエットが際立つのではないかと思いました。
13MWZは私が穿くと、ヒップ周りが比較的ぴったりした感じになり、ヒップ下は少し余裕があります。501のようにヒップ部の生地が余ってアヒルの尻尾(ダックテール)のよう飛び出す程にはなりません。
[##check## 60年代後半ヴィンテージと現行 501/505の各部サイズ比較]
ウエスト部は後ろ側(腰の真後ろ)に大きなゆとりができる感じになります。座った状態では、腰の後ろに拳がすっぽり入るくらい間が空いています。
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- ##hand-o-right## 備考
- 現行の501は、ウエストに対してヒップ部が大きいのが特徴です。そのため、ヒップ周辺の余った生地が左右に飛び出すダックテールになりがちな傾向があります。ヴィンテージはヒップは大きくありません。
[##check## 60年代後半ヴィンテージと現行 501/505の各部サイズ比較]
ウエスト部は後ろ側(腰の真後ろ)に大きなゆとりができる感じになります。座った状態では、腰の後ろに拳がすっぽり入るくらい間が空いています。
ウエストの余りは、ベルトをすれば問題ないと思います。(私はジーンズはベルトを使わずに穿きます。)13MWZは、ベルト着用が基本的な使い方なのだろうなと改めて思いました。
コインポケット
13MWZのコインポケットは、外側がアウトシームで取り付けられ、ウエストバンドのすぐ下に沿うような開口部の形状になっています。
501のウォッチポケットは独立して取り付けられています。強度・耐久性は13MWZのデザインの方が高いと思いますが、慣れないと使いづらそうです。
インシームとアウトシーム
13MWZのインシームは501の様に表にステッチが露出しないで縫う仕様になっています。この仕様の方がクロッチは擦れにくく、ステッチがダメージを受けることはありません。
逆にアウトシームは、ステッチが表に出る仕様です。リーバイス501と逆です。
乗馬やさらに激しい動きのあるロデオでは、脚の内側は鞍に接触するので擦れやすいです。擦れやすい内側はステッチを露出させず、擦れることのない外側(アウトシーム)はステッチを露出させるデザインとなっています。
ロデオ競技に適したデザインが施されたジーンズであることを物語っている仕様です。
ブロークンツイル・デニム
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- ##hand-o-right## 右綾・左綾デニム
- 通常デニムは、綾織りによる綾目の線が右か左斜めに入るのが特徴です。デニムを内側から見て、左上から右下に斜めに綾目の線が入るものを右綾、右上から左下に線が入るものを左綾と呼びます。(内側から見た方が分かりやすいので、内側から見た説明にしています。外側から見た場合は、逆になります。)
リーバイス 501は、伝統的に右綾デニムを採用しています。Lee 101は70年代初め以前までは左綾デニムを使用しているのが特徴でした。
ラングラーは、誕生時から60年代までは左綾デニムを使用していましたが、70年代初めに専用設計したブロークンデニムを発表、主力ジーンズの11MWZと13MWZブロークンデニムを採用しました。
右綾や左綾のデニムは、綾目によって生地が縮む際にねじれが生じます。洗濯によって縮み、生地がねじれるのがリーバイス501の特徴です。
デニム生地のねじれが生じないように織りの向きを交互に入れ替えているのがブロークンツイルデニムの特徴です。
ブロークンデニムは、ロデオ競技に適したデニムとして70年代初めに登場しました。35年以上経過した現在製造される現行品13MWZでも、ブロークンデニムが使われています。
13MWZのオンス数と生地感について
13MWZは、14.75オンスデニムを使用しています。スペック的には、ヘビーオンスに属します。穿いていても、それほど分厚いという印象はなく、501STFと比べても生地の厚みについて顕著な差は感じていません。
未洗い・糊付きの状態のまま、穿き始めました。糊はガチガチに付いている感じではなくある程度柔らかさがあります。
肌に接触する感じは、501やLee 101と比べると少し肌触りが良くない感じがします。右綾・左綾デニムとの差なのかは不明ですが、ブロークンデニムはなんとなく生地のしなやかさが少し足りないような感じもします。
デニムは穿き込んでいくと体に馴染んでくるのが特徴です。肌触りもどんどん良くなっていきます。ブロークンデニムでも体に馴染んできた時、どんな感じになるのかなど興味深いです。
この13MWZは、一週間から10日程度穿いてから、洗濯する予定です。洗濯後のサイズ、生地感について等の変化や感想を投稿する予定です。
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こんばんは、K.Hです。
返信削除ラングラーのジーンズですが
バックポケットのポリパッチW側が折ぐせがつきやすいです。
(私の座り方が悪い?)
そのうちに硬くなってしまい縫い目の所から折れて取れてしまいますのでご注意を。
K.Hさん、
削除コメントありがとうございます。ラングラーの場合、バックポケットにパッチがついているので確かに座ったときなどに椅子の座面や背もたれに接触しやすいと思います。
乗馬時、パッチは鞍には接触しない位置なのだと改めて思いました。
特に気にせず普通に穿いて、私の場合どうなるか興味深いところです。