リーバイスの501は、1890年代から販売されている定番中の定番の製品です。ジーパンと言えば、501を思い浮かべる人も少なくないかと思います。
120年以上の製品の歴史を持つ501は、時代ごとに細かいディテールや素材の変更を経ながらも、ボタンフライ、オーソドックスなストレートのアウトライン、5ポケットと言った普遍的なデザインは変わる事なく、現在に至るまで継続して生産され、世界中で販売されています。
米国リーバイスのオンライン•ストアでは、501 Originalと501 Shrink-to-Fitの2つの製品ラインがあり、こちらも製品ラインごとに複数の種類の501が販売されています。
日米間で共通して販売されている製品もありますが、多くは素材、色、加工、ディテールが異なります。
120年以上の製品の歴史を持つ501は、時代ごとに細かいディテールや素材の変更を経ながらも、ボタンフライ、オーソドックスなストレートのアウトライン、5ポケットと言った普遍的なデザインは変わる事なく、現在に至るまで継続して生産され、世界中で販売されています。
現行製品の501には色々な種類があり、そして、販売されている地域によっても種類が異なります。
リーバイス社は、アメリカ、ヨーロッパ、アジア太平洋の三つの地域に区分けして事業を行っています。地域によって販売製品、商品ライン名が多少異なります。地域ごとに独立した商品企画の元に作られる製品や独自のブランド、商品名で販売されている製品もあります。
リーバイス社は、アメリカ、ヨーロッパ、アジア太平洋の三つの地域に区分けして事業を行っています。地域によって販売製品、商品ライン名が多少異なります。地域ごとに独立した商品企画の元に作られる製品や独自のブランド、商品名で販売されている製品もあります。
リーバイス•ジャパンのオフィシャル•オンライン•ストアを見てみると、501, 501 UPDATE, LVC(Levi’s Vintage Clothing)の501の3つの製品群があり、それぞれの製品群(ライン)ごとにさらに色々な種類の501が用意されています。
米国リーバイスのオンライン•ストアでは、501 Originalと501 Shrink-to-Fitの2つの製品ラインがあり、こちらも製品ラインごとに複数の種類の501が販売されています。
日米間で共通して販売されている製品もありますが、多くは素材、色、加工、ディテールが異なります。
以下に米国と日本の501のバックポケット部を比較した写真を貼付します。左が米国、右が日本で販売されている501です。
ポケットのカンヌキ(水色の線で囲った箇所)に使われている糸の色が、アメリカのものはオレンジ系、日本のものは黒または濃紺系です。
カンヌキの色は、ヴィンテージ(赤耳以前)のジーンズは黒色が使われており、80年代中頃から金色系に色が変更となりました。米国販売の現行製品はその流れに準じています。
日本発売の製品は、ヴィンテージ製品のディテールを意識し、あえて黒色の糸にしていると思われます。カンヌキ両端の内側からのステッチのラインは、米国のものは幅が狭く直線的、日本のものは幅が広めでゆるい曲線を描くようなの入れ方になっています。
ポケット上部に横に入る二本のステッチは、米国はオレンジ、日本は黄色の糸が使われています。また、リーバイスを象徴するバックポケットに入る弓形のライン、アーキュエイトステッチの形も異なります。
カンヌキの色は、ヴィンテージ(赤耳以前)のジーンズは黒色が使われており、80年代中頃から金色系に色が変更となりました。米国販売の現行製品はその流れに準じています。
日本発売の製品は、ヴィンテージ製品のディテールを意識し、あえて黒色の糸にしていると思われます。カンヌキ両端の内側からのステッチのラインは、米国のものは幅が狭く直線的、日本のものは幅が広めでゆるい曲線を描くようなの入れ方になっています。
ポケット上部に横に入る二本のステッチは、米国はオレンジ、日本は黄色の糸が使われています。また、リーバイスを象徴するバックポケットに入る弓形のライン、アーキュエイトステッチの形も異なります。
米国品は以前からの501製品の流れとディテールを継承、踏襲したもの、日本での販売製品(501 UPDATEのモデル)は、ヴィンテージのディテールを取り入れつつ新しさも主張する様な特徴を持ちます。
尚、デザインはモデルによっても異なるので、これはあくまでも一例です。日本で販売されている501のポケット部が全てこのデザインになっているのではありません。また、米国販売の製品についても同様です。また、この様な細部のデザインに付いては、随時変更される可能性があります。
尚、デザインはモデルによっても異なるので、これはあくまでも一例です。日本で販売されている501のポケット部が全てこのデザインになっているのではありません。また、米国販売の製品についても同様です。また、この様な細部のデザインに付いては、随時変更される可能性があります。
パッチは、日本のもの(写真右)は高級感がある革製を採用、米国のもの(写真左)は従来から採用されている紙パッチです。昔から501やリーバイス製品に親しんできたユーザーにとっては、501の紙パッチはなじみ深いものだと思います。
日本では過去の年代を代表する501のディテール、素材を忠実に再現するLevi’s Vintage Clothing(LVC)と言うブランド、一般に復刻と呼ばれる商品群をオンラインショップで販売しています。
LVCは、日本とヨーロッパのリーバイスが主導のブランドで、米国ではLVCは高級デパートや一部の直営ショップでは取り扱っていますが、リーバイスのオンラインショップでは取り扱っていません。
LVCは、日本とヨーロッパのリーバイスが主導のブランドで、米国ではLVCは高級デパートや一部の直営ショップでは取り扱っていますが、リーバイスのオンラインショップでは取り扱っていません。
この辺りのリーバイスの社内での地域間の製品展開の違いや製品戦略についても、日米間の市場や文化の相違やリーバイス社内の事情等も伺え、非常に興味深いところです。
長くなってしまいましたので、ここで一旦終わります。この次の記事で、501の使用生地について書く予定です。
COMMENTS