今回、非常にコンディションの良い557を入手しました。ヴィンテージデニムでは、コンディションや色について、”極上”、”ワンウォッシュ”、”濃紺”等の表現が使われます。私もそれらの表現を使いますが、コンディションについてはどうしても主観が入ってしまい適切な表現が見当たらなくて悩む事が良くあります。
例えば、ワンウォッシュ程度と言っても、かなり着用されていても洗っていないものも該当する場合があります。極上や濃紺と言う表現はどうしても主観となってしまうので、人によって判断基準や見解が異なると思います。
今回入手した557は着用感はほとんど感じられないもので、自分が今まで見てきたサードモデルでは最も状態の良いものです。手にした時に糊が残っている生地感でした。私の受けた印象としては、洗濯は一度もされていない状態の様に思いました。しかし、臭いが少し気になったので、洗濯しました。洗濯後も糊がまだ残っている感じでパキパキの状態です。
色は、”濃紺”と言えますが、色味を比較するため、手元にある2着のギャラ入りと比較してみました。内一着はロングホーンインポートのブログの方でワンウォッシュかツーウォッシュ程度の濃紺であると紹介したものです。今回新たに入手した557と並べてみた時、ギャラ入りの方が使用感がかなり感じられ(比較した場合の話です)、色もギャラ入りよりも濃いなと思いながら写真を撮りました。
それがこの写真です。実際、右のギャラ入りの方が使用感は感じられますが、色味的にはギャラ入りの黒みがかった色が印象的で、写真での比較では、あまり濃さでも遜色がないように思えます。
2着だけではあまり相対的な色味が分からないので、少し着用感のある557のギャラ入りと濃紺の革パッチとギャラ無し紙パッチ(隠しリベット付き)の501XXを加えて写真を撮ってみました。
紙パッチの501XXもワンウォッシュ程度のコンディションです。
この写真でも557のギャラ入り(上段右)の黒みのある色味が多少なりとも分かるかと思います。上の2枚の写真はフラッシュを使用しています。フラッシュを使った方が実際の色に近い写り方をしていると思います。しかし、フラッシュを使用すると生地の雰囲気や色落ち・使用感が分かりづらいです。
左の写真はフラッシュを使用せずに撮影したものです。自然光だけで撮影すると多少色落ちしたものや着用感が感じられるものは実際の色よりもかなり明るめに写ってしまいますが、生地の雰囲気や色落ち具合については把握しやすくなります。この写真の方が生地の色味や雰囲気の差が分かり易いのでは、と思っています。
実はこれらの写真を撮った時、革パッチの501XXの色が他よりも明るめに写っていて、自分としては納得がいかず、何枚も写真を撮り直しました。何枚撮っても結果はほとんど変わりませんでした。(泣)
「写真では革パッチの生地の魅力が伝えられない!!」と一人で憤慨していましたが、その一方で、「写真に撮るとギャラ入りの生地の色の良さが分かり易いよな〜。」と完全にそう反する様なことを思ったりしていました。
人間の五感は均等に感じるのではなく、ある部分に偏ったりして感じる傾向があります。革パッチのデニムの生地には何とも言えない雰囲気、オーラ、色味があります。これは、単純な色だけでなく、見て感じる感覚的な要素が強いのだと思います。
結局のところ、色の話となると主観的な部分がどうしても入ってしまうのだと改めて思います。しかし、”黒みがかった”XXデニムの特有の色については、多少なりとも写真でもお伝えできるのではと思います。
-->
例えば、ワンウォッシュ程度と言っても、かなり着用されていても洗っていないものも該当する場合があります。極上や濃紺と言う表現はどうしても主観となってしまうので、人によって判断基準や見解が異なると思います。
今回入手した557は着用感はほとんど感じられないもので、自分が今まで見てきたサードモデルでは最も状態の良いものです。手にした時に糊が残っている生地感でした。私の受けた印象としては、洗濯は一度もされていない状態の様に思いました。しかし、臭いが少し気になったので、洗濯しました。洗濯後も糊がまだ残っている感じでパキパキの状態です。
色は、”濃紺”と言えますが、色味を比較するため、手元にある2着のギャラ入りと比較してみました。内一着はロングホーンインポートのブログの方でワンウォッシュかツーウォッシュ程度の濃紺であると紹介したものです。今回新たに入手した557と並べてみた時、ギャラ入りの方が使用感がかなり感じられ(比較した場合の話です)、色もギャラ入りよりも濃いなと思いながら写真を撮りました。
それがこの写真です。実際、右のギャラ入りの方が使用感は感じられますが、色味的にはギャラ入りの黒みがかった色が印象的で、写真での比較では、あまり濃さでも遜色がないように思えます。
2着だけではあまり相対的な色味が分からないので、少し着用感のある557のギャラ入りと濃紺の革パッチとギャラ無し紙パッチ(隠しリベット付き)の501XXを加えて写真を撮ってみました。
紙パッチの501XXもワンウォッシュ程度のコンディションです。
この写真でも557のギャラ入り(上段右)の黒みのある色味が多少なりとも分かるかと思います。上の2枚の写真はフラッシュを使用しています。フラッシュを使った方が実際の色に近い写り方をしていると思います。しかし、フラッシュを使用すると生地の雰囲気や色落ち・使用感が分かりづらいです。
左の写真はフラッシュを使用せずに撮影したものです。自然光だけで撮影すると多少色落ちしたものや着用感が感じられるものは実際の色よりもかなり明るめに写ってしまいますが、生地の雰囲気や色落ち具合については把握しやすくなります。この写真の方が生地の色味や雰囲気の差が分かり易いのでは、と思っています。
実はこれらの写真を撮った時、革パッチの501XXの色が他よりも明るめに写っていて、自分としては納得がいかず、何枚も写真を撮り直しました。何枚撮っても結果はほとんど変わりませんでした。(泣)
「写真では革パッチの生地の魅力が伝えられない!!」と一人で憤慨していましたが、その一方で、「写真に撮るとギャラ入りの生地の色の良さが分かり易いよな〜。」と完全にそう反する様なことを思ったりしていました。
人間の五感は均等に感じるのではなく、ある部分に偏ったりして感じる傾向があります。革パッチのデニムの生地には何とも言えない雰囲気、オーラ、色味があります。これは、単純な色だけでなく、見て感じる感覚的な要素が強いのだと思います。
結局のところ、色の話となると主観的な部分がどうしても入ってしまうのだと改めて思います。しかし、”黒みがかった”XXデニムの特有の色については、多少なりとも写真でもお伝えできるのではと思います。
-->
COMMENTS