1939年に、リーバイスは女性向けにデザインされた5ポケットの一番最初のジーンズを発表しました。この最初期の701は当時の501と同様にシンチバック、上端がカーブしたブロックデザイン、幅広のストレートレッグ等の特徴を備えていました。1950年代には701はシンチバックは廃止となりましたが、1939年の雑誌Vogueで特集されたDude Ranch(観光牧場)ファッションの写真にあるような極だったハイウエストのスタイルは継承されました。Levis Vintage Clothing 1950年代 701は、明るいミッドシェードのインディゴ10オンスのピンク耳デニムを使用して作られています。赤タブ、スペードシェープのバックポケット、長めのTalonジッパーフライ、隠しリベットを備えています。
LVCの英語のサイトの1950S 701 JEANSの商品説明を訳したものです。
ここで紹介するのは、私が一時期所有していた片面タブの701です。年代としては片面タブを使用しているため1952年頃、またはそれ以前と思われます。
尚、701は701XXと称される場合が多いですが、少なくとも50年代以降のモデルの場合、パッチ表記は701でXXはつきません。復刻のパッチでもそうなっています。
(追記:リーバイスのビデオで最初期の701をヒストリアンのDowneyさんがしているものを見つけました。その中で、701は10オンスの非常に柔らかいデニムを使用しているとの説明があります。調べてみるとどうやら当時の501も10オンスのデニムなので、厚さ自体は変わらない(当時の501に比べてライトオンスと言うことではない)ことが分かりました。ただし、生地は非常に柔らかく風合いはかなり異なります。)
タブはBig-Eの片面です。
50年代前半以前の701のジッパーはCONMARを使用してるものが多いです。片面タブの場合、CONMAR以外はまだ確認できていません。
最初期の501ZXXもCONMARのものが多い様です。
フロント部はVステッチです。この701のステッチはイエローとオレンジの2色使いです。
ボタン裏刻印はドットタイプです。バタン裏の形状がフラットなので、年代としては50年代の初め、恐らく片面タブ最終の1952年頃と推定しています。
隠しリベットの形状は角が取れた古めのタイプです。
701はマリリンモンローがお気に入りだったことでも知られています。
上記、LVCの説明にもありますが、股上が非常に深いのが印象的です。私の入手したものはウエスト約28インチでしたが、股上は35cm位ありました。腰履きなり、あえて
ルーズに穿くアイディアもありますが、シルエット的な問題が現在の異様な程の低価格の主な理由だと思います。
しかし、年代的な価値、ディテール、生地の色味等、魅力もあります。そのため、とても買い得なヴィンテージ・デニム品です。
(追記:リーバイス社の資料から、701のボタンフライからジップフライへの変更は40年代に行われたとあります。最初期の701は少し深い股上との事なので、恐らくジップフライに変更した戦後直後のモデルから股上が非常に深くなったと推測しています。)
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LVCの英語のサイトの1950S 701 JEANSの商品説明を訳したものです。
ここで紹介するのは、私が一時期所有していた片面タブの701です。年代としては片面タブを使用しているため1952年頃、またはそれ以前と思われます。
尚、701は701XXと称される場合が多いですが、少なくとも50年代以降のモデルの場合、パッチ表記は701でXXはつきません。復刻のパッチでもそうなっています。
ヴィンテージ・リーバイス 701 片面タブ(1952年以前) pic.twitter.com/1Qk6kTkpVnバックポケット部の写真です。アーキュエットはイエロー、ポケット取り付けはオレンジのステッチを使用しています。生地は柔らかい風合いのデニムです。この701もピンク耳のデニムでした。上記LVCの説明では、10オンスデニムを使用しているとの事です。尚、LVC/復刻のデニムのオンス数は必ずしもオリジナルと同じでない場合がしばしば(かなり)あります。
— AGR/私のリーバイス (@LonghornImport) August 7, 2013
(追記:リーバイスのビデオで最初期の701をヒストリアンのDowneyさんがしているものを見つけました。その中で、701は10オンスの非常に柔らかいデニムを使用しているとの説明があります。調べてみるとどうやら当時の501も10オンスのデニムなので、厚さ自体は変わらない(当時の501に比べてライトオンスと言うことではない)ことが分かりました。ただし、生地は非常に柔らかく風合いはかなり異なります。)
タブはBig-Eの片面です。
50年代前半以前の701のジッパーはCONMARを使用してるものが多いです。片面タブの場合、CONMAR以外はまだ確認できていません。
最初期の501ZXXもCONMARのものが多い様です。
フロント部はVステッチです。この701のステッチはイエローとオレンジの2色使いです。
ボタン裏刻印はドットタイプです。バタン裏の形状がフラットなので、年代としては50年代の初め、恐らく片面タブ最終の1952年頃と推定しています。
隠しリベットの形状は角が取れた古めのタイプです。
701はマリリンモンローがお気に入りだったことでも知られています。
マリリンモンロー乗馬シーン。ジーンズは701? 彼女は本当にオーラが凄い!!さすが歴史に残るだけの何かがあると彼女の写真を見るたびに思います。 #マリリンモンロー pic.twitter.com/h4FIHCge1e現在市場で取引されているヴィンテージ701の価格はかなり低めです。生地はそれなりに良い色をしています。また、片面の701は色落ちも良いと聞いた事があります。個人的には色は悪くないのですが、生地の風合いが柔らかいのがちょっとな〜と思いました。元々女性用なので、特に当時のことを考えれば非常に妥当な生地だと思います。
— AGR/私のリーバイス (@LonghornImport) August 8, 2013
上記、LVCの説明にもありますが、股上が非常に深いのが印象的です。私の入手したものはウエスト約28インチでしたが、股上は35cm位ありました。腰履きなり、あえて
ルーズに穿くアイディアもありますが、シルエット的な問題が現在の異様な程の低価格の主な理由だと思います。
しかし、年代的な価値、ディテール、生地の色味等、魅力もあります。そのため、とても買い得なヴィンテージ・デニム品です。
(追記:リーバイス社の資料から、701のボタンフライからジップフライへの変更は40年代に行われたとあります。最初期の701は少し深い股上との事なので、恐らくジップフライに変更した戦後直後のモデルから股上が非常に深くなったと推測しています。)
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