80年代から90年代にかけて、リーバイスは様々なTVコマーシャルを制作、放送しました。今回紹介するのはクロッチリベット廃止の理由のエピソードです。
戦前のリーバイス501は、シンチバック(尾錠)が付いているのがデザイン上の大きな特徴です。
さらに戦前のモデルは、クロッチ部の強化にリベットが付けられているのも仕様上の大きな特徴です。
このクロッチリベットは、カウボーイたちの間では、焚き火などで暖を取っていると、リベットが熱くなると不評でした。
西部劇でも、カウボーイが一休みするとき焚き火で暖を取るシーンは頻繁に登場します。
こちらは、1950年代以前の両耳のウエスタンをモチーフにしたバンダナです。西部の州の地図、中央にカウボーイのイラストがあります。彼らの前に焚き火も描かれています。
リベットは銅製です。銅は熱伝導率が高いので、焚き火の前にいると股間のリベットが熱されて不快に感じるのは十分に考えられます。
リーバイス社は、カウボーイ達からクロッチリベットについての不満を述べた手紙を受け取っていたそうです。
そして、当時のリーバイス社のCEO Walter Haas Sr. がキャンプに行った時、カウボーイ達のクロッチリベットの不満を体験したそうです。その時はすでに第二次世界大戦に突入していました。
第二次世界大戦中に物資統制のため簡素な仕様に501はモデルチェンジになり、シンチバック、リベット、アーキュエットステッチが省かれた大戦モデルが登場しました。
大戦後のモデルチェンジで、アーキュエットステッチは復活。ポケット取り付けの強化のリベットも元に戻されました。しかし、シンチバックと不評だったクロッチのリベットは復活することはありませんでした。
このクロッチリベットのカウボーイのエピソードを元にしたリーバイスのコマーシャルです。
このコマーシャルは1993年に放送されたものとのことです。45秒の短い動画ですが、凄く良くできていると思います。バックに流れる曲は、Johnny Cashの"Ring of Fire"です。曲のテンポと歌詞とシーンの組み合わせも絶妙です。
戦前のリーバイス501は、シンチバック(尾錠)が付いているのがデザイン上の大きな特徴です。
さらに戦前のモデルは、クロッチ部の強化にリベットが付けられているのも仕様上の大きな特徴です。
このクロッチリベットは、カウボーイたちの間では、焚き火などで暖を取っていると、リベットが熱くなると不評でした。
西部劇でも、カウボーイが一休みするとき焚き火で暖を取るシーンは頻繁に登場します。
こちらは、1950年代以前の両耳のウエスタンをモチーフにしたバンダナです。西部の州の地図、中央にカウボーイのイラストがあります。彼らの前に焚き火も描かれています。
リベットは銅製です。銅は熱伝導率が高いので、焚き火の前にいると股間のリベットが熱されて不快に感じるのは十分に考えられます。
リーバイス社は、カウボーイ達からクロッチリベットについての不満を述べた手紙を受け取っていたそうです。
そして、当時のリーバイス社のCEO Walter Haas Sr. がキャンプに行った時、カウボーイ達のクロッチリベットの不満を体験したそうです。その時はすでに第二次世界大戦に突入していました。
第二次世界大戦中に物資統制のため簡素な仕様に501はモデルチェンジになり、シンチバック、リベット、アーキュエットステッチが省かれた大戦モデルが登場しました。
大戦後のモデルチェンジで、アーキュエットステッチは復活。ポケット取り付けの強化のリベットも元に戻されました。しかし、シンチバックと不評だったクロッチのリベットは復活することはありませんでした。
このクロッチリベットのカウボーイのエピソードを元にしたリーバイスのコマーシャルです。
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