レッドウイングのユーザー層や主要製品ラインは日米で大きく異なります。米国において、レッドウイングの主要なユーザー層は労働者層で、レッドウイングは仕事用途別に適した機能や特徴を持つ製品を提供しています。
レッドウイングの製品ラインの中の一つのHeritageは、過去の伝統あるモデルをイメージして作られた製品を提供しています。
このHeritageラインの主要な市場は日本とヨーロッパです。日本で取り扱われているレッドウイングは、ほぼ全てHeritageラインのものと思われます。ヨーロッパも同様です。
日本とヨーロッパは、レッドウイングは主にファッションアイテムとして愛用している人が中心です。
日本やヨーロッパでも、仕事に使われている方も少なくないと思いますが、全体的な市場における用途の比率や米国内市場向けのレッドウイングの製品群と比べると、現行のHeritageがファッション(カジュアル)用途が目的であることは明らかです。
レッドウイングだけでなく、LEVI'S VINTAGE CLOTHINGも主要な市場は日欧です。日欧ではファッションの傾向、ユーザーの好みが共通しているなと思うことは結構あります。
レッドウイングのアムステルダム、ベルリン、ロンドンの各店では、Heritageの情報発信をブログやTwitterなどで積極的に行っています。
ヨーロッパからの投稿では、履き込まれて擦れやダメージが見られるレッドウイングを積極的に投稿しているなと感じていました。それらの投稿例です。
ヨーロッパの市場ではダメージがあるものが好まれるのだろうか?それとも、単に情報発信しているレッドウイングの人達の個人的な好みなのだろうか?と疑問を持っていました。
そして今年の夏にレッドウイング・ヨーロッパの顧客向けに配布されたRed Wing Postを見て、答えと思われるものを見つけました。
Red Wing Postは、レッドウイング・アムステルダムとベルリンの全面協力のものとにHeritageが発行したものです。
第1版の中で実際に仕事で愛用している人たちが登場し、仕事についての紹介を含めながら彼らのレッドウイングが登場します。
Post内で登場するブーツは、履きこまれてユーズド感があるものが多いです。やはり、ユーザーの好みもそうなのだと思いました。
以下、Red Wing Postの写真です。
冒頭で書いたように、レッドウイングはヨーロッパでも主にファッションアイテムとして使われています。しかし、Red Wing Postでは、実際に仕事で使用しているレッドウイングが多数紹介されています。
ヨーロッパでは、元来のワークブーツである原点、イメージを重視しているためではないかと思います。
ワークブーツは仕事で酷使されて汚れたり、ダメージを受けることは避けられません。その様なイメージを、ファッション用途でも演出することを望むユーザーが多いのではないかと考えています。
日本では、Twitter等、ネットで見る限り、こまめに手入れをして、ピカピカにして大切に履く人が多いです。
この点では、日本とヨーロッパでは、かなりユーザーの好みの傾向が異なっている様に思います。
関連記事:レッドウイングの米国内と海外を明確に分けた巧みな製品戦略
レッドウイングの製品ラインの中の一つのHeritageは、過去の伝統あるモデルをイメージして作られた製品を提供しています。
このHeritageラインの主要な市場は日本とヨーロッパです。日本で取り扱われているレッドウイングは、ほぼ全てHeritageラインのものと思われます。ヨーロッパも同様です。
日本とヨーロッパは、レッドウイングは主にファッションアイテムとして愛用している人が中心です。
日本やヨーロッパでも、仕事に使われている方も少なくないと思いますが、全体的な市場における用途の比率や米国内市場向けのレッドウイングの製品群と比べると、現行のHeritageがファッション(カジュアル)用途が目的であることは明らかです。
レッドウイングだけでなく、LEVI'S VINTAGE CLOTHINGも主要な市場は日欧です。日欧ではファッションの傾向、ユーザーの好みが共通しているなと思うことは結構あります。
レッドウイングのアムステルダム、ベルリン、ロンドンの各店では、Heritageの情報発信をブログやTwitterなどで積極的に行っています。
ヨーロッパからの投稿では、履き込まれて擦れやダメージが見られるレッドウイングを積極的に投稿しているなと感じていました。それらの投稿例です。
Photo: レッドウイング・アムステルダムのリブログ 今日も履き込まれたレッドウイングを紹介しています! redwingshoestoreamsterdam: The Hawthorne Irish Setter... http://t.co/D2LKSDvIwz
— AGR@ロングホーンインポート (@LonghornImport) October 27, 2014
レッドウイング・ベルリンから: Wear and tear (穿き込みダメージ感) - 履き込まれて部分的に変色が激しい3140... http://t.co/Mie88HzQZO
— AGR@ロングホーンインポート (@LonghornImport) November 6, 2014
Photo: レッドウイング・アムステルダムから:最近のヨーロッパの投稿で履き込まれたレッドウイングの投稿がいくつかありました。この手の使用感溢れるダメージ系のレッドウイングがヨーロッパでちょっとしたブームなのかもし... http://t.co/BeKA1r7rXW
— AGR@ロングホーンインポート (@LonghornImport) October 24, 2014
Photo: わざとこういう風にするために履いて部分的に手入れをしているのだと思います。 http://t.co/1Z2HBqhOsC
— AGR@ロングホーンインポート (@LonghornImport) October 21, 2014
新品のブーツを販売する直営店の投稿が履きこまれたユーズド感あふれるものが中心なことに興味を持っていました。ヨーロッパの市場ではダメージがあるものが好まれるのだろうか?それとも、単に情報発信しているレッドウイングの人達の個人的な好みなのだろうか?と疑問を持っていました。
そして今年の夏にレッドウイング・ヨーロッパの顧客向けに配布されたRed Wing Postを見て、答えと思われるものを見つけました。
Red Wing Postは、レッドウイング・アムステルダムとベルリンの全面協力のものとにHeritageが発行したものです。
第1版の中で実際に仕事で愛用している人たちが登場し、仕事についての紹介を含めながら彼らのレッドウイングが登場します。
Post内で登場するブーツは、履きこまれてユーズド感があるものが多いです。やはり、ユーザーの好みもそうなのだと思いました。
以下、Red Wing Postの写真です。
冒頭で書いたように、レッドウイングはヨーロッパでも主にファッションアイテムとして使われています。しかし、Red Wing Postでは、実際に仕事で使用しているレッドウイングが多数紹介されています。
ヨーロッパでは、元来のワークブーツである原点、イメージを重視しているためではないかと思います。
ワークブーツは仕事で酷使されて汚れたり、ダメージを受けることは避けられません。その様なイメージを、ファッション用途でも演出することを望むユーザーが多いのではないかと考えています。
日本では、Twitter等、ネットで見る限り、こまめに手入れをして、ピカピカにして大切に履く人が多いです。
この点では、日本とヨーロッパでは、かなりユーザーの好みの傾向が異なっている様に思います。
関連記事:レッドウイングの米国内と海外を明確に分けた巧みな製品戦略
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