"The Making Of Queenie Eye"でポールが、アビーロードスタジオでの初期のビートルズのレコーディングのエピソードについて語っている部分を紹介します。
ここに初めて正式に来たのは、Love Me Doと言う歌のレコーディングをするためでした。Love Me Doはシンプルな我々の最初のシングルの曲です。
ここに来て中に入って、少し緊張していました。
ジョンがリードボーカルで、一旦止めて、"Love Me Do"と歌います。しかし、ジョンはハーモニカも持っていて、”Love Me Do"の後に、ハーモニカも吹いていました。
(と言いながら、実際にそんな感じでやってみせる)
その時、ジョージ・マーティン(ビートルズのプロデューサー)がやってきて、「ジョン、そのラインを歌うのはやめて、ハーモニカだけにしたらどうだろう。そして、他の一人が歌えば良いんじゃいかな?」と言って、私を見て「ポール、歌えるよね?」
私は「Yeah, OK」と答えながら、”Oh my God!"、その時、全てが止まって見えた。”生まれて初めてのアビーロードスタジオ。そして、自分がリードボーカル!!リバプールの連中やグループの面々が怒り狂うことは分かっている。そこはジョンのラインで僕のではないから。”
しかし、自分はそこに残って、震えながらLove Me Doと歌った。
レコードを聴いても、完全にビビっていて、怯えているのが分かる。震えているのを分からせないように振舞っていた。ちょうどそこに立っていたんだよ。
それからレコードができるまでに色々あった。本当にここが好きだ。まさに我が家、故郷にいる感じがする。なぜなら、本当にたくさんの思い出があるからね。
ポールのインタビューは本当に面白いです。Love Me Doの逸話も色々あるようです。
そんなポールの話を聞いた後、Love Me Doを見ると本当に楽しめます。ジョンとポールの様子が特におかしく見えたりします。
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