昨日の投稿に書いた501XXのディテールを紹介します。
最初に手にして早速穿いてみてみた時の第一印象は「太い!」でした。ウエストは29インチ以下位なのですが、太もも部の渡り幅は非常に広く、そのままストレートなシルエットです。裾幅も当然極太です。
生地はまだ毛羽立ちが見られる状態です。色と生地の状態から、1ウォッシュか2ウォッシュ程度と思われます。
501XXは色落ちの格好良さでも定評がありますが、私はこの濃紺の色と生地感に惹きつけられる魅力を感じます。
後ろからの全体写真です。コンディションも非常に良いです。右バックポケット部にピンホールと思われる小穴があり少し解れ気味ですが、それ以外に目立った不具合箇所は見当たりません。
バックポケットも巨大です。
革パッチは少し縮んでいる感じです。乾燥機にかけるとこうなってしまう様です。下半分の表面が黒くなってしまっていてLOTとウエストの表記部分は読み取る事ができません。レングスは30と書かれている様に思います。
右バックポケット部です。ポケット口中央の少し下にピンホールがあります。
赤タブは両面です。極太ベルトループでセンターセット等のディテールから、この501XXは恐らく片面から移行直後のモデルと思われます。
アーキュエットの糸はイエローです。革パッチのアーキュエットの糸が切れて解れていることが良くある様ですが、現時点ではきれいに残っています。
ヴィンテージ特有の生地と色にオレンジとイエローのステッチの色使いはとても魅力的です。
フロントはVステッチ、腰裏上はシングルステッチです。このステッチのディテールは60年代後半まで継承されます。
ベルトループは極太です。写真を撮っていて気がついたのですが、右前(この写真)のベルトループのステッチの色がオレンジとイエローの両方が使われています。左のベルトループはオレンジのみです。
この辺りのおおらかさも時代を象徴している様に思います。
ボタン裏に刻印は入っていません。
フライボタンは足長Rの前のタイプです。文字がある部分の表面もボツボツがなく平で、シンプルなデザインです。
リベットは彫りの浅い大きな文字のタイプです。
ウォッチポケット口の裏は耳付きです。赤の糸もきれいに色が残っています。
隠しリベットとスレーキ側のリベットも銅のタイプです。スレーキ側が銅なのは紙パッチギャラ入りまで継承されます。
セルベッジに赤の糸の色も残っています。
裾裏はチェーンステッチです。このディテールは80年代前半の赤耳のモデルまで継承されます。
すでに少しチェーンステッチのアタリの兆候が見られます。
最後に現在メインで穿いている現行501STFと並べて写真を撮ってみました。
ウエストは501XXの方が少し細いにも関わらず、太もも部から裾にかけてのシルエットはかなり501XXの方が太い事が写真からも分かります。
生地の雰囲気もかなり異なります。501XXからは特有のオーラを感じます。私はこの生地の色と感じ、雰囲気が大好きです。
一方で左の現行501も結構良い感じになってきています。こちらにはこちらの良さがあります。
こうして比べてみると、現行はやはり現代的に洗練されてきているな〜と思います。
この二本のジーンズが作られた時期の差はほぼ60年!!あります。その様なことを考えると本当に感慨深いものを感じます。
この501XXを穿きながら、このブログを書きました。それも思い出の一部になることでしょう。
最初に手にして早速穿いてみてみた時の第一印象は「太い!」でした。ウエストは29インチ以下位なのですが、太もも部の渡り幅は非常に広く、そのままストレートなシルエットです。裾幅も当然極太です。
生地はまだ毛羽立ちが見られる状態です。色と生地の状態から、1ウォッシュか2ウォッシュ程度と思われます。
501XXは色落ちの格好良さでも定評がありますが、私はこの濃紺の色と生地感に惹きつけられる魅力を感じます。
後ろからの全体写真です。コンディションも非常に良いです。右バックポケット部にピンホールと思われる小穴があり少し解れ気味ですが、それ以外に目立った不具合箇所は見当たりません。
バックポケットも巨大です。
革パッチは少し縮んでいる感じです。乾燥機にかけるとこうなってしまう様です。下半分の表面が黒くなってしまっていてLOTとウエストの表記部分は読み取る事ができません。レングスは30と書かれている様に思います。
右バックポケット部です。ポケット口中央の少し下にピンホールがあります。
赤タブは両面です。極太ベルトループでセンターセット等のディテールから、この501XXは恐らく片面から移行直後のモデルと思われます。
アーキュエットの糸はイエローです。革パッチのアーキュエットの糸が切れて解れていることが良くある様ですが、現時点ではきれいに残っています。
ヴィンテージ特有の生地と色にオレンジとイエローのステッチの色使いはとても魅力的です。
フロントはVステッチ、腰裏上はシングルステッチです。このステッチのディテールは60年代後半まで継承されます。
ベルトループは極太です。写真を撮っていて気がついたのですが、右前(この写真)のベルトループのステッチの色がオレンジとイエローの両方が使われています。左のベルトループはオレンジのみです。
この辺りのおおらかさも時代を象徴している様に思います。
ボタン裏に刻印は入っていません。
フライボタンは足長Rの前のタイプです。文字がある部分の表面もボツボツがなく平で、シンプルなデザインです。
リベットは彫りの浅い大きな文字のタイプです。
ウォッチポケット口の裏は耳付きです。赤の糸もきれいに色が残っています。
隠しリベットとスレーキ側のリベットも銅のタイプです。スレーキ側が銅なのは紙パッチギャラ入りまで継承されます。
セルベッジに赤の糸の色も残っています。
裾裏はチェーンステッチです。このディテールは80年代前半の赤耳のモデルまで継承されます。
すでに少しチェーンステッチのアタリの兆候が見られます。
最後に現在メインで穿いている現行501STFと並べて写真を撮ってみました。
ウエストは501XXの方が少し細いにも関わらず、太もも部から裾にかけてのシルエットはかなり501XXの方が太い事が写真からも分かります。
生地の雰囲気もかなり異なります。501XXからは特有のオーラを感じます。私はこの生地の色と感じ、雰囲気が大好きです。
一方で左の現行501も結構良い感じになってきています。こちらにはこちらの良さがあります。
こうして比べてみると、現行はやはり現代的に洗練されてきているな〜と思います。
この二本のジーンズが作られた時期の差はほぼ60年!!あります。その様なことを考えると本当に感慨深いものを感じます。
この501XXを穿きながら、このブログを書きました。それも思い出の一部になることでしょう。
COMMENTS