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左から順に、米国製501-1995、501 ロングデイ、501 Shrink To Fit リジッド |
2014年夏に始めたLIVE IN LEVI'Sのキャンペーンやサンフランシスコ49ersの拠点となる同年9月にオープンしたスタジアムの名前の権利を獲得し、リーバイススタジアムとしたことなど、昨年から今年にかけてリーバイスのイメージは格段に向上しています。
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マーケティング、ブランディングだけでなく、肝心要の商品ラインナップについても、基幹モデルである501のモデル製品展開は数年前と比べて、かなり良くなってきています。
2014年秋冬コレクションに、セルビッジデニム付きの501-1931 ロングデイが加わりました。
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501-1931 ロングデイ |
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501 ロングデイは、2015年の春夏のラインでも継続され、今回の2015年秋冬モデルのラインナップにも残っています。
2015年1月には、"Made in the USA"のラインが加わりました。このラインは、長年リーバイスにデニムを供給してきたコーンミルズ社のノースカロライナ州にあるホワイトオーク工場製のセルビッジデニムを採用し、縫製はロスアンジェルスにて行われる純米国製の製品群です。
Made in the USAラインの中心的存在と言える501-1995は、質感の高いコーンミルズ・ホワイトオーク製セルビッジデニムを使用し、クラシックで高級感の感じられる名作だと思います。
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501-1995 |
このラインは2015年1月当初は、501だけでなく他のモデルもありました。2015年の夏前には他のモデルはほとんど姿を消し、"Made in the USA”のライン自体は、オンラインストアなどから無くなりました。
しかし、501-1995は継続して現在の501の製品ラインナップに残っています。
2000年代後半以降、米国製のプレミアムラインは何度か登場したものの継続はせずに消滅し、しばらくして再び、登場するというようなサイクルを繰り返しています。
まだ2シーズン継続されているだけですが、501-1995は、Made in the USAのラインが無くなっても、継続して生産、販売が行われています。
この様に事実上単品に近い形で米国製501が継続されることは、あまり前例がないことだと思います。
追記: 2017年4月末現在、501-1995は継続生産、販売中です。本記事下に関連記事のリンクを貼っています。
ベストセラーで定番の501シュリンクトゥフィットに加え、プレミアムモデルとしてコーンミルズホワイトオーク製のセルビッジデニムを使用した501-1995、そして501ロングデイが現在のラインナップに揃っています。
この3品は、全て生デニムを使用しています。しかし、それぞれ異なる生地と特徴を備えています。
価格帯も、プレミアムの1995とレギュラーの間にロングデイがあり、価格的なバランスも取れており予算と好みなどに応じてモデルを選ぶことができます。
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左から順に、米国製501-1995、501 ロングデイ、501 Shrink To Fit リジッド |
501STF
新品時、糊でかなり硬い生地の風合いと、縮む前で目の詰まっていない織り目から下糸の白が良く見えるいかにも生デニムという感じの生地です。
個人的には、この生地は生デニムの特性を活かしたシュリンクトゥフィットを堪能するのにとても適していると思います。
シルエットは飽きのこない標準的なストレートです。
501 STFはコストパフォーマンスも非常に高いと思います。501の伝統を継承し、現代に伝える秀作だと思います。
501 ロングデイ
501ロングデイの生地はセルビッジ付きデニムです。色は少し黒みがかった特徴ある生地の色味です。通常のインディゴ・ブルーではなく、少し異なる染料を使用していると思います。
こちらも生デニムですが、生地の風合い・受ける印象は他のモデルとは随分異なります。ステッチはイエローが中心で、生地の色味とのコントラストが目立ちます。
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501-1931 ロングデイ |
(感じ方は人によりますが、複数の方から、同様の感想をいただいています。)
501−1995
501-1995で使用しているコーンミルズ・ホワイトオーク工場製のセルビッジ付きデニムは、質感の高いデニムです。
生地は糊付きの状態ですが、それほどガチガチではありません。ステッチはオレンジが中心(ほぼ全て)です。生地と全体からクラシックで高級感が漂う雰囲気が感じられます。
セルビッジ部や全体の造りをロングデイと比較すると、1995は高級感とクラッシックさが感じられます。
ポケットの形状も異なります。1995は少し縦長です。
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501 ロングデイ(左)と501-1995 (右) |
[2017年現行モデル Made in USAライン 501-1995の特徴 ##link##]
[501-1931 ロングデイと501-1995 ##link##]
これらそれぞれ異なる魅力と特長を持つ生デニム使用の3モデルを揃えた2015年春夏と秋冬の品揃えは、2000年代以降で最も魅力的で充実した501のラインナップだと思っています。
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