90年代初めの米国製501を、2012年8月から穿き込みを開始し、普段穿くジーンズの一本として使用して3年少し経過しました。
穿き込み開始3年後の米国製501の状態と感想を書きます。
2014年の10月から501 ロングデイと70年代のLee 200の穿き込みを開始したため、普段穿くジーンズは、その前から穿いていたこの米国製501、2012年製の501STFのリジッドとブラック、合計5本となっています。
私の場合、ジーンズを日替わり単位でローテーションで穿くのではなく、あるジーンズを数週間から2ヶ月程度集中して穿く傾向があります。
(気が向けば、5本のうちの他のジーンズも穿きます。また、外出時などではヴィンテージも穿きます。)
この5本の中で、過去一年で最も多い頻度で穿いたのが、この米国製501です。
この501は、3年間の平均的な着用頻度としては、週2〜3日のペースだと思います。
一日平均12時間着用したと仮定して、計算すると週2日ペースであれば、365(日) x 2/7 (週二日)x 3 (年)= 3754時間。
同週3日ペースで、365(日) x 3/7 (週二日)x 3 (年)= 5631時間になります。
3年穿いても以下のようなコンディションです。(私は、基本的にジーンズを穿きます。)
私は、米国製501のコーンミルズ製デニムが好きです。穿き込むほどに体に馴染んでいきます。生地は現行より厚手ですが、穿き込んでいくと柔らかくしなやかになっていきます。
しばらく穿いていないで、久しぶりに穿くと、「やっぱりこの生地が自分は好きだ!」と思います。そして、またしばらく続けて穿くようになります。
レギュラーのリーバイス501の生地は色落ちの良さを追求してデザインされたものではありません。また、早く色落ちが進行するようにデザインもされていません。
穿き方、着用回数・時間、洗濯の頻度などにもよりますが、一般的に週に数日以下、一日平均12時間程度の着用では、色落ちの進行は非常に遅く、ある程度、色落ちが見られるのは、目安として2年程度経過してから位になります。
この夏は気温が高く、ジーンズはあまり穿かない日が多く、この米国製501も、しばらくお休みしていました。
前置きが長くなりましたが、全体的なコンディションを含め、各部の紹介をします。
フロント全体の写真を見ると、さすがにある程度色落ちも進行してきました。
アウトシームは脇割りですが、少しアタリが付いています。
フロント部の上部、少しヒゲができています。
下は前回更新記事内で紹介した穿き込み25ヶ月後の時の写真です。
比較してみると、ゆっくりですが色落ちは進行し、全体的な色味やアタリとのコントラストが明確になってきています。
クロッチ部は少しスレが発生していますが、それほどでもありません。
クロッチ部は着用すると擦れは、大なり小なり発生します。また、穿き方や着用者の体型とサイズ選択による影響・関係も大きいです。
私のジーンズは、長期間、穿き込んでいくと左膝に横線状に穴が開く傾向があります。
この米国製501の次に頻繁に穿いている2012年製501 STFは、左膝があと少しすると穴が開きそうになっています。
左膝のアップです。まだ大丈夫です。
右膝のアップです。写真で見比べてみても、左膝の方が少し色落ち・着用による負荷が進んでいるように見えます。
ここまでの紹介では、コンディションは着用に対して、まずまずのように見えますが、実は傷んでいるところもあります。
この米国製501で現状非常に問題だと思われるのは、フライボタンのボタンホールがほつれてきてしまっていることです。
フライボタンを留めても、屈んだ拍子にボタンが外れてしまう状況になっています。
この様な状態になった原因があります。
前々回の洗濯は、洗濯機と乾燥機を使用しました。その時、洗濯機と乾燥機に入れる前に、ボタンを留めて、動作させました。
ボタンを留めた状態で、洗濯機や乾燥機を使用すると、フライボタンのアタリができやすくなります。(基本的に留めなければ、通常はアタリはできません。)
そのため、色落ちを追求する場合は、ボタンを留めて洗濯機、乾燥機を使用することが多いです。
ボタンを留めて洗濯機や乾燥機を使用すると、ボタン部周辺やボタンホールに負担が(強く)かかります。
負担がかかることは、デニムの色落ちの観点では利点と思われるものもありますが、ホタンホールのほつれなどの原因となる弊害もあります。
ボタンを留めたままランドリーを行うと、生地、ボタンの取り付け部、ボタンホールが傷んだりするため、ドレスシャツなどをランドリー・クリーニングに出す場合、クリーニング時にはボタンは全て外して行われます。
私は色落ちはあまりこだわる方ではないです。ましてや、フライボタンのアタリが付いて欲しいとは考えていなかったので、なぜ、ボタンを留めてしまったのかと、後悔しています。
現在の状態では、知らない間にフライボタンが外れたりする恐れがあるので、外出時にはほとんど穿いていません。
簡易的に補修などをすれば、大丈夫だと思いますが、まだなにもしていません。
本当に失敗したと反省しています。
後ろ全体の写真です。裾がかなりダメージを受けています。
この501は、自分にとっては、ウエストサイズがかなり大きいため、いわゆる腰穿きでの着用です。(そのまま下に引っ張ると、ヒップを抜けて脱げるくらいゆるいです)
左足のひざ裏部です。多少ですが、ハチノスのアタリができています。
続いて右足の膝裏です。
左足の裾周辺です。穴がかなり大きいです。膝のところでも少し書きましたが、私の場合、左足の方がダメージが大きい傾向があります。
続いて右足の裾部周辺です。
穿き込みが進行している2012年製501 STF リジッドでも、左右の裾部のダメージのできかた、度合い、傾向が非常に似ています。
フライボタンホールの補修・対策をしなければなりませんが、この米国製501は多分、この先もしばらく穿き続ける予定です。
穿き込み開始3年後の米国製501の状態と感想を書きます。
2014年の10月から501 ロングデイと70年代のLee 200の穿き込みを開始したため、普段穿くジーンズは、その前から穿いていたこの米国製501、2012年製の501STFのリジッドとブラック、合計5本となっています。
私の場合、ジーンズを日替わり単位でローテーションで穿くのではなく、あるジーンズを数週間から2ヶ月程度集中して穿く傾向があります。
(気が向けば、5本のうちの他のジーンズも穿きます。また、外出時などではヴィンテージも穿きます。)
この5本の中で、過去一年で最も多い頻度で穿いたのが、この米国製501です。
この501は、3年間の平均的な着用頻度としては、週2〜3日のペースだと思います。
一日平均12時間着用したと仮定して、計算すると週2日ペースであれば、365(日) x 2/7 (週二日)x 3 (年)= 3754時間。
同週3日ペースで、365(日) x 3/7 (週二日)x 3 (年)= 5631時間になります。
3年穿いても以下のようなコンディションです。(私は、基本的にジーンズを穿きます。)
私は、米国製501のコーンミルズ製デニムが好きです。穿き込むほどに体に馴染んでいきます。生地は現行より厚手ですが、穿き込んでいくと柔らかくしなやかになっていきます。
しばらく穿いていないで、久しぶりに穿くと、「やっぱりこの生地が自分は好きだ!」と思います。そして、またしばらく続けて穿くようになります。
レギュラーのリーバイス501の生地は色落ちの良さを追求してデザインされたものではありません。また、早く色落ちが進行するようにデザインもされていません。
穿き方、着用回数・時間、洗濯の頻度などにもよりますが、一般的に週に数日以下、一日平均12時間程度の着用では、色落ちの進行は非常に遅く、ある程度、色落ちが見られるのは、目安として2年程度経過してから位になります。
この夏は気温が高く、ジーンズはあまり穿かない日が多く、この米国製501も、しばらくお休みしていました。
前置きが長くなりましたが、全体的なコンディションを含め、各部の紹介をします。
フロント全体の写真を見ると、さすがにある程度色落ちも進行してきました。
アウトシームは脇割りですが、少しアタリが付いています。
下は前回更新記事内で紹介した穿き込み25ヶ月後の時の写真です。
比較してみると、ゆっくりですが色落ちは進行し、全体的な色味やアタリとのコントラストが明確になってきています。
クロッチ部は少しスレが発生していますが、それほどでもありません。
クロッチ部は着用すると擦れは、大なり小なり発生します。また、穿き方や着用者の体型とサイズ選択による影響・関係も大きいです。
私のジーンズは、長期間、穿き込んでいくと左膝に横線状に穴が開く傾向があります。
この米国製501の次に頻繁に穿いている2012年製501 STFは、左膝があと少しすると穴が開きそうになっています。
左膝のアップです。まだ大丈夫です。
右膝のアップです。写真で見比べてみても、左膝の方が少し色落ち・着用による負荷が進んでいるように見えます。
ここまでの紹介では、コンディションは着用に対して、まずまずのように見えますが、実は傷んでいるところもあります。
この米国製501で現状非常に問題だと思われるのは、フライボタンのボタンホールがほつれてきてしまっていることです。
フライボタンを留めても、屈んだ拍子にボタンが外れてしまう状況になっています。
この様な状態になった原因があります。
前々回の洗濯は、洗濯機と乾燥機を使用しました。その時、洗濯機と乾燥機に入れる前に、ボタンを留めて、動作させました。
ボタンを留めた状態で、洗濯機や乾燥機を使用すると、フライボタンのアタリができやすくなります。(基本的に留めなければ、通常はアタリはできません。)
そのため、色落ちを追求する場合は、ボタンを留めて洗濯機、乾燥機を使用することが多いです。
ボタンを留めて洗濯機や乾燥機を使用すると、ボタン部周辺やボタンホールに負担が(強く)かかります。
負担がかかることは、デニムの色落ちの観点では利点と思われるものもありますが、ホタンホールのほつれなどの原因となる弊害もあります。
ボタンを留めたままランドリーを行うと、生地、ボタンの取り付け部、ボタンホールが傷んだりするため、ドレスシャツなどをランドリー・クリーニングに出す場合、クリーニング時にはボタンは全て外して行われます。
私は色落ちはあまりこだわる方ではないです。ましてや、フライボタンのアタリが付いて欲しいとは考えていなかったので、なぜ、ボタンを留めてしまったのかと、後悔しています。
現在の状態では、知らない間にフライボタンが外れたりする恐れがあるので、外出時にはほとんど穿いていません。
簡易的に補修などをすれば、大丈夫だと思いますが、まだなにもしていません。
本当に失敗したと反省しています。
後ろ全体の写真です。裾がかなりダメージを受けています。
この501は、自分にとっては、ウエストサイズがかなり大きいため、いわゆる腰穿きでの着用です。(そのまま下に引っ張ると、ヒップを抜けて脱げるくらいゆるいです)
左足のひざ裏部です。多少ですが、ハチノスのアタリができています。
続いて右足の膝裏です。
左足の裾周辺です。穴がかなり大きいです。膝のところでも少し書きましたが、私の場合、左足の方がダメージが大きい傾向があります。
続いて右足の裾部周辺です。
穿き込みが進行している2012年製501 STF リジッドでも、左右の裾部のダメージのできかた、度合い、傾向が非常に似ています。
フライボタンホールの補修・対策をしなければなりませんが、この米国製501は多分、この先もしばらく穿き続ける予定です。
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