未加工・未洗いの生デニムは、初期の段階で洗濯すると大幅に縮むのが特徴です。
洗濯後縮んだ501を着用すると、ウエスト部など、穿くとテンションがかかる(伸びようとする圧力がかかる)部分は、比較的すぐに縮みが元に戻ります。
縮んだところが戻るのは均一ではありません。穿いて動くことによって緊張(テンション)がある部分は戻り、そうでないところは縮んだままです。
洗濯して縮む、穿くと部分的に伸びる(元に戻る)を繰り返すことで、着用者の体型にあった形(フィット)になっていきます。
これを、シュリンクトゥフィットとリーバイスは呼んでいます。
シュリンクトゥフィットは、生デニムが縮む特性を利用して体にフィットさせることです。
このシュリンクトゥフィットは、単なる宣伝文句ではなく、実際に効果が体感できるものです。(感じ方は人によります。)
タイト・ジャスト気味のフィットであると、シュリンクトゥフィットの体感度は高く得ることができます。
また、あまり知られていないことですが、洗濯後縮んだ状態から、穿くと縮んだ箇所が伸びて戻るのは、30分程度着用しても起こります。
長く着用したほうが穿き伸びの度合いは進行・安定していきますが、1日着用した程度でも、サイズ変化は顕著に見られます。
先日紹介した着用開始1年後のロングデイは洗濯直後の状態でした。
1日着用した状態の変化を簡単に写真で紹介後、各部のサイズ変化について書きます。
着用によるシワは洗濯すると一見なくなり気味になりますが、着用するとシワは再び発生します。
それほど明確ではありませんが、ヒゲの元になるシワも少しできています。
通称ハチノスと呼ばれる膝裏のアタリの元となるシワも発生しています。
洗濯することでシワなどの癖は一旦なくなったり、目立たなくなりますが、着用すると戻ってきます。
シワとそれが元になってできる色落ちのアタリも、着用者の体型との関係や穿き方などと関連があり、着用が進んだジーンズは、どんどん個性的になっていきます。
新品時、糊落とし後、糊落とし後1日着用、1年後の洗濯後、そして、1年後の洗濯後1日着用の各部のサイズを表にまとめました。
各部ごとのサイズ変化について紹介します。
ウエストは洗濯後69cmでしたが、1日着用後72cmになっています。1日着用して、3cm戻っています。
新品時から比べると1インチ弱程度縮んでいることになります。
測定誤差の範囲内で、新品時からサイズ変化はほとんどないとも言えます。
洗濯後着用前29cmが、着用後29.5cmになりました。太もも部はしゃがんだりすると圧力がかかるところなので、少し戻りました。
新品時から比べると0.5cm小さい状態です。
洗濯後と着用後で変わらず20.5cmでした。膝の部分は生地にゆとりがあるので、着用してもあまり生地に引っ張るような負荷がかからないところだと思います。(しゃがむとかかります。)
洗濯後と着用後で変わらず19.8cmでした。裾に関しては、着用しても張力がかかるところではないので、縮んだ状態を維持しています。
新品時20cmで、現在は18.8cmです。
洗濯後と着用後で変わらず74cmでした。レングスも着用してもあまり張力がかからないため、縮んだ状態を維持する傾向があります。
新品時80cmで、現在は74cmです。
前股上と後ろ股上は、1年経過の洗濯後未着用の状態では少し縮んでいましたが、着用してほぼ初回の糊落とし後1日着用の時と同じサイズに戻っています。
各部のサイズ変化は以上です。
基本的に着用によって部分的に戻るのは横方向です。縦方向は縮んだ状態を維持します。
しかし、今回の測定で股上は、縮んだところが戻っているのが注目されるところです。
股上は、座った状態を維持していると縦に引っ張られる力が生地にかかります。
今回の1日の着用の大部分の時間は、座っていたので、納得できます。
尚、着用感、フィットの具合は、各部のサイズの数字では表したりすることは難しいです。
私の場合、サイズが大きめの501を穿くと、ヒップの部分に生地が大きく余ってしまい、左右に膨らむ傾向が強いです。
いわゆるダックテール(アヒルのおしり・尻尾部のような形)にながちです。
この501 ロングデイはヒップ周りが生地は適度なゆとりがあり、すっきりしていて、フィットの状態・サイズ的にはとても気に入っています。
関連ブログ記事:
501 ロングデイ 穿き込み開始から12ヶ月後の状態と感想
501 ロングデイ 糊落とし直後と着用開始一年後の各部サイズ比較
洗濯後縮んだ501を着用すると、ウエスト部など、穿くとテンションがかかる(伸びようとする圧力がかかる)部分は、比較的すぐに縮みが元に戻ります。
縮んだところが戻るのは均一ではありません。穿いて動くことによって緊張(テンション)がある部分は戻り、そうでないところは縮んだままです。
洗濯して縮む、穿くと部分的に伸びる(元に戻る)を繰り返すことで、着用者の体型にあった形(フィット)になっていきます。
これを、シュリンクトゥフィットとリーバイスは呼んでいます。
シュリンクトゥフィットは、生デニムが縮む特性を利用して体にフィットさせることです。
このシュリンクトゥフィットは、単なる宣伝文句ではなく、実際に効果が体感できるものです。(感じ方は人によります。)
タイト・ジャスト気味のフィットであると、シュリンクトゥフィットの体感度は高く得ることができます。
また、あまり知られていないことですが、洗濯後縮んだ状態から、穿くと縮んだ箇所が伸びて戻るのは、30分程度着用しても起こります。
長く着用したほうが穿き伸びの度合いは進行・安定していきますが、1日着用した程度でも、サイズ変化は顕著に見られます。
先日紹介した着用開始1年後のロングデイは洗濯直後の状態でした。
1日着用した状態の変化を簡単に写真で紹介後、各部のサイズ変化について書きます。
着用によるシワは洗濯すると一見なくなり気味になりますが、着用するとシワは再び発生します。
それほど明確ではありませんが、ヒゲの元になるシワも少しできています。
通称ハチノスと呼ばれる膝裏のアタリの元となるシワも発生しています。
洗濯することでシワなどの癖は一旦なくなったり、目立たなくなりますが、着用すると戻ってきます。
シワとそれが元になってできる色落ちのアタリも、着用者の体型との関係や穿き方などと関連があり、着用が進んだジーンズは、どんどん個性的になっていきます。
着用1日後のサイズ変化
新品時、糊落とし後、糊落とし後1日着用、1年後の洗濯後、そして、1年後の洗濯後1日着用の各部のサイズを表にまとめました。
各部ごとのサイズ変化について紹介します。
ウエスト
ウエストは洗濯後69cmでしたが、1日着用後72cmになっています。1日着用して、3cm戻っています。
新品時から比べると1インチ弱程度縮んでいることになります。
ヒップ
ヒップは着用前94cmから着用後96cmになりました。新品時は95cmだったので、少し大きくなっているくらいです。測定誤差の範囲内で、新品時からサイズ変化はほとんどないとも言えます。
渡り幅
洗濯後着用前29cmが、着用後29.5cmになりました。太もも部はしゃがんだりすると圧力がかかるところなので、少し戻りました。
新品時から比べると0.5cm小さい状態です。
膝幅
洗濯後と着用後で変わらず20.5cmでした。膝の部分は生地にゆとりがあるので、着用してもあまり生地に引っ張るような負荷がかからないところだと思います。(しゃがむとかかります。)
裾幅
洗濯後と着用後で変わらず19.8cmでした。裾に関しては、着用しても張力がかかるところではないので、縮んだ状態を維持しています。
新品時20cmで、現在は18.8cmです。
レングス
洗濯後と着用後で変わらず74cmでした。レングスも着用してもあまり張力がかからないため、縮んだ状態を維持する傾向があります。
新品時80cmで、現在は74cmです。
股上
前股上と後ろ股上は、1年経過の洗濯後未着用の状態では少し縮んでいましたが、着用してほぼ初回の糊落とし後1日着用の時と同じサイズに戻っています。
各部のサイズ変化は以上です。
基本的に着用によって部分的に戻るのは横方向です。縦方向は縮んだ状態を維持します。
しかし、今回の測定で股上は、縮んだところが戻っているのが注目されるところです。
股上は、座った状態を維持していると縦に引っ張られる力が生地にかかります。
今回の1日の着用の大部分の時間は、座っていたので、納得できます。
尚、着用感、フィットの具合は、各部のサイズの数字では表したりすることは難しいです。
私の場合、サイズが大きめの501を穿くと、ヒップの部分に生地が大きく余ってしまい、左右に膨らむ傾向が強いです。
いわゆるダックテール(アヒルのおしり・尻尾部のような形)にながちです。
この501 ロングデイはヒップ周りが生地は適度なゆとりがあり、すっきりしていて、フィットの状態・サイズ的にはとても気に入っています。
関連ブログ記事:
501 ロングデイ 穿き込み開始から12ヶ月後の状態と感想
501 ロングデイ 糊落とし直後と着用開始一年後の各部サイズ比較
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