リーバイスジャパンから発表されていた米国製の501CTが、9月11日からオンラインストアで発売開始となりました。
以下、
リーバイス公式オンラインストアの501CT Made in USAの商品ページの写真と説明を引用し、本品の特徴や興味深い点などについてと、個人的な感想と考察をいたします。
実は、右のライトカラーは、8月の終わりから販売されていました。今週末から新たに入荷したのが、上の写真左、ダークカラーです。
右の501CT Made in USAは色落ち加工されかなり明かるい(薄い)色になっています。
好みは人によって色々分かれますが、やはり人気、注目はダークカラーだと思います。
以下、商品説明からの抜粋です。
薄い色のライトカラーの商品説明にも同様の記載があるので、ほぼ間違いなく洗い加工がされている・リンス品です。
やはり最も重要な特徴は、コーンミルズのホワイトオーク工場製のセルビッジデニム(赤耳デニム)を使用していることだと思います。
左前ウエストバンドの裏側にコーンデニムのホワイトオークのタグが取り付けられています。(写真内で赤枠で囲っています。)
このタグは、米国で販売されている同じホワイトオークのデニムを使用した501-1995には付いていないのが面白いところです。
日本では、生地についての興味度が高いため、新たにコーンミルズ・ホワイトオークのデニムであることを強調するためタグをつけた可能性も考えられます。
商品ページには、ロールアップしているものとロールアップなしの両方の写真が掲載されています。
裾裏はチェーンステッチで、リンス(洗い加工)が施されているため、すでにチェーンステッチ特有のアタリもできています。
下はロールアップなしの写真です。
501CTは、テーパードが強くかかっているのがシルエットの一つの大きな特徴です。ロールアップしないと裾幅が狭くなっていることが良くわかります。
この様に裾部をロールアップしたものとしない両方の写真を掲載することで、シルエットや雰囲気などの参考になると思います。
リベットは”Vintage Clothingで使用されているものと同じ抜き打ちリベット”と商品説明にはありますが、501ロングデイなども抜き打ちリベットです。(笑)
関連ブログ記事:
日米共通取り扱い501-1931 ロングデイ
個人的に興味を覚えたのは、リベットの色が銅褐色であることです。
リベットが銅色なのは別に普通では?と思われる方もいらっしゃると思います。
なぜ、そう思ったかというと、米国で販売中のMade in USAでコーンミルズのホワイトオーク工場製セルビッジデニムを使用する501-1995のリベットは、ダークブルーメタリックだからです。
501-1995は、スタンダードなストレートシルエットで、全体的な雰囲気はクラシックな感じですが、リベットの色で少し新しさを演出している手法をとっているようです。
関連ブログ記事:
米国製 501 シュリンクトゥフィット 501-1995
今回日本で発売になった501CT Made in USAの方は、シルエットは501の伝統とは大きく異なる強いテーパードで異なりますが、リベットに関しては保守的に通常の銅色を選択したと思われます。
バックポケットに入るアーキュエットステッチは、黄色です。ポケット入り口に横に2本入るステッチもイエローです。
501CT Made in USAのステッチは、オレンジとイエローの2色を使ってコントラストを付けているのが特徴の一つです。
米国で販売されている501-1995のステッチは、すべてオレンジです。濃いインディゴの生地色に黄色のステッチは目立ちます。オレンジはあまり目立ちません。
オレンジ一色のステッチを採用しているところも、501-1995がクラシックな印象を与えることに寄与していると思います。
日米のモデルのアプローチが対照的なのが興味深いところです。
発売開始となった9月11日時点での米国製501CT レジンリンスのオンラインストアでのサイズは、29インチ、32インチ、33インチ、34インチです。
なぜか日本では需要が高いと思われる30インチと31インチが現時点でのオンラインストアにはありません。
上の写真のパッチのサイズ表記は30です。品物自体はあるものの数量は限定されていると思うので、リーバイスストアの方に優先的に配布したのではないかと考えています。
以下は、
リーバイス公式オンラインストアの501CT Made in USAのサイズ表です。
表の下にも書かれていますが、リーバイスのオンラインストアのサイズ表は実寸値です。
実寸値を見ると、表記よりかなり大きめであることが分かります。
ジーンズは表記サイズと実寸サイズに大きな差がある場合があります。
表記と実寸の差は、ブランドによっても異なります。リーバイスは比較的差が少ない方だと思います。
米国製501CTは、雑誌などでも紹介されており、かなり注目されていると思います。セルビッジデニム、しかも伝統のコーンミルズのホワイトオーク工場製の生地を使用しているところが大きな特徴です。
他のリーバイスジャパンの取り扱う501でも、コーミルズ製を謳ったモデルがありますが、ホワイトオーク工場の生地は高級感が感じられる一味違う生地です。
例えば、
リーバイス公式オンラインストアで発売している501ロングデイもコーンミルズ製と商品説明にあります。
両方ともコーンミルズ製セルビッジデニムになりますが、色味、風合い等、生地の感じはかなり異なります。
501-1995とロングデイを比較した参考ブログ記事:
501-1931 ロングデイと501-1995
発表時の価格は25000円でしたが、オンラインストアでの販売価格は27000円です。税別と税込みの差かもしれません。
価格的には高額なジーンズとなります。しかし、同じ生地を使用していると思われる501-1995と同等の質感であるのであれば、縫製も米国で行われており、価格的には妥当なレベルだと思います。
しかし、そうは言っても絶対的な値段は高いです。LVCとも近い価格帯です。
リーバイスジャパンは、伝統的なストレートの501-1995は扱わず、501CTで米国製を提供することを選択したことになります。
米国でも本品を扱うのか興味深いところです。現時点での個人的な想像としては、米国製501CTは、少なくとも現状は日本市場専用モデルだと思っています。
高額ですが、それなりに魅力的なモデルなので、数は出なくても購入される人はいるのではと思っています。
もしご購入された方がいらっしゃいましたら、よろしければ、ご感想等、お知らせいただければ、幸いです。
以下、
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501CT Made in USA |
右の501CT Made in USAは色落ち加工されかなり明かるい(薄い)色になっています。
好みは人によって色々分かれますが、やはり人気、注目はダークカラーだと思います。
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501CT Made in USA ダークカラー |
501®CTにMade in USAが登場、現代の501®にVintageのエッセンスを融合させたモデル。素材はCONE社製のWhite Oak シュリンクトゥーフィットを使用、リベットもvintage clothingに使用されていた抜き打ち仕様。コーディネートはグラフィカルなバッファローチェックのシャツを合わせれば、アメリカンヴィンテージライクな雰囲気が存分に楽しめる。説明には、”White Oak シュリンクトゥーフィット”と書かれているため、未洗い・未加工の生デニムの様にも受け取れますが、本品の色名はレジンリンス(ダークカラー)となっていることから、洗い加工が施されていると思います。
薄い色のライトカラーの商品説明にも同様の記載があるので、ほぼ間違いなく洗い加工がされている・リンス品です。
特徴
やはり最も重要な特徴は、コーンミルズのホワイトオーク工場製のセルビッジデニム(赤耳デニム)を使用していることだと思います。
左前ウエストバンドの裏側にコーンデニムのホワイトオークのタグが取り付けられています。(写真内で赤枠で囲っています。)
このタグは、米国で販売されている同じホワイトオークのデニムを使用した501-1995には付いていないのが面白いところです。
日本では、生地についての興味度が高いため、新たにコーンミルズ・ホワイトオークのデニムであることを強調するためタグをつけた可能性も考えられます。
商品ページには、ロールアップしているものとロールアップなしの両方の写真が掲載されています。
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501CT bottom side rolled up |
裾裏はチェーンステッチで、リンス(洗い加工)が施されているため、すでにチェーンステッチ特有のアタリもできています。
下はロールアップなしの写真です。
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501CT ダークカラー ロールアップなし |
この様に裾部をロールアップしたものとしない両方の写真を掲載することで、シルエットや雰囲気などの参考になると思います。
リベットは”Vintage Clothingで使用されているものと同じ抜き打ちリベット”と商品説明にはありますが、501ロングデイなども抜き打ちリベットです。(笑)
関連ブログ記事:
日米共通取り扱い501-1931 ロングデイ
個人的に興味を覚えたのは、リベットの色が銅褐色であることです。
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501CT 右ポケット部リベット |
なぜ、そう思ったかというと、米国で販売中のMade in USAでコーンミルズのホワイトオーク工場製セルビッジデニムを使用する501-1995のリベットは、ダークブルーメタリックだからです。
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501-1995 リベット |
関連ブログ記事:
米国製 501 シュリンクトゥフィット 501-1995
今回日本で発売になった501CT Made in USAの方は、シルエットは501の伝統とは大きく異なる強いテーパードで異なりますが、リベットに関しては保守的に通常の銅色を選択したと思われます。
バックポケットに入るアーキュエットステッチは、黄色です。ポケット入り口に横に2本入るステッチもイエローです。
501CT Made in USAのステッチは、オレンジとイエローの2色を使ってコントラストを付けているのが特徴の一つです。
米国で販売されている501-1995のステッチは、すべてオレンジです。濃いインディゴの生地色に黄色のステッチは目立ちます。オレンジはあまり目立ちません。
オレンジ一色のステッチを採用しているところも、501-1995がクラシックな印象を与えることに寄与していると思います。
日米のモデルのアプローチが対照的なのが興味深いところです。
サイズ展開
発売開始となった9月11日時点での米国製501CT レジンリンスのオンラインストアでのサイズは、29インチ、32インチ、33インチ、34インチです。
なぜか日本では需要が高いと思われる30インチと31インチが現時点でのオンラインストアにはありません。
上の写真のパッチのサイズ表記は30です。品物自体はあるものの数量は限定されていると思うので、リーバイスストアの方に優先的に配布したのではないかと考えています。
以下は、
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501CT Made in USA サイズ表 |
実寸値を見ると、表記よりかなり大きめであることが分かります。
ジーンズは表記サイズと実寸サイズに大きな差がある場合があります。
表記と実寸の差は、ブランドによっても異なります。リーバイスは比較的差が少ない方だと思います。
感想・考察
米国製501CTは、雑誌などでも紹介されており、かなり注目されていると思います。セルビッジデニム、しかも伝統のコーンミルズのホワイトオーク工場製の生地を使用しているところが大きな特徴です。
他のリーバイスジャパンの取り扱う501でも、コーミルズ製を謳ったモデルがありますが、ホワイトオーク工場の生地は高級感が感じられる一味違う生地です。
例えば、
両方ともコーンミルズ製セルビッジデニムになりますが、色味、風合い等、生地の感じはかなり異なります。
501-1995とロングデイを比較した参考ブログ記事:
501-1931 ロングデイと501-1995
発表時の価格は25000円でしたが、オンラインストアでの販売価格は27000円です。税別と税込みの差かもしれません。
価格的には高額なジーンズとなります。しかし、同じ生地を使用していると思われる501-1995と同等の質感であるのであれば、縫製も米国で行われており、価格的には妥当なレベルだと思います。
しかし、そうは言っても絶対的な値段は高いです。LVCとも近い価格帯です。
リーバイスジャパンは、伝統的なストレートの501-1995は扱わず、501CTで米国製を提供することを選択したことになります。
米国でも本品を扱うのか興味深いところです。現時点での個人的な想像としては、米国製501CTは、少なくとも現状は日本市場専用モデルだと思っています。
高額ですが、それなりに魅力的なモデルなので、数は出なくても購入される人はいるのではと思っています。
もしご購入された方がいらっしゃいましたら、よろしければ、ご感想等、お知らせいただければ、幸いです。
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