2015年9月1日、Googleは新しいロゴを発表しました。
このロゴの最後の文字eを見て、あれっ!と思いました。eが少し右に回った状態になっています。
このeのデザインは、1940年代以前のLeeのeが右に少し回っているロゴと似ています。
この少し右斜め上を向いたeのロゴは、"斜体のe"と呼ばれたりしています。
上で紹介した最新のGoogleのロゴと少し似たイメージ・印象を受けます。年代的には80年以上の時の隔たりがあります!
斜体のeのロゴは、Leeの製品ではハウスマークの中の古い年代で使用されています。
下のハウスマークのロゴは1930年代から1940年代半ば過ぎくらいまでの年代の製品に使用されています。
ボタンも同様にeが傾いています。Lの足が右に長く伸びている特徴的なデザインをしています。
このボタンのロゴ・デザインは、ロングLと呼ばれたりしています。ロングLのボタンは、1950年代半ば以前までの製品に使用されています。
ボタンのeの傾きはかなりきついです。(笑)とても特徴的だと思います。
過去のGoogleのロゴではどうなっていたのか調べてみました。以下のロゴ画像はWikipediaからの引用です。
最初のロゴは、Sergey Brinが無料のグラフィックプログラムを使って作成したそうです。
最初のGがグリーンです。
最初のロゴとの違いは、最初のGが青に変更になったことと最後にエクスクラメーションマーク(びっくりマーク)が加えられたことです。
エクスクラメーションマークを追加したのは、Yahooのロゴを真似た感じです。
二代目ロゴは1年以内に三代目に変更になります。
三代目はエクスクラメーションマークを削除しています。字がシャドーが入って立体感が強くなっています。
そして、eも少し傾いてたデザインになりました。
このロゴは、10年11ヶ月の長期にわたって使われました。Picasaではこのロゴが現在も使われています。
私には、Googleのロゴは、このデザインの印象が強いです。
3代目との違いは、主にシャドーのつけ方がほとんど距離をとらないように変更になったことです。シャドーの色も同色系となりました。
シャドーやコントラストの入れ方が弱くなって、立体感が薄らいでいます。印象が変わります。
全体的にすっきりしたイメージになりました。
ヴィンテージでは、タグの表記、ロゴ表記などの変化は、年代の判定・推定材料となります。
Googleは、1998年に創業された一般的には若い会社です。しかし、2014年の売り上げは660億ドルの売り上げを誇る超大企業に成長しています。
Googleの存在、成功はインターネットが時代、社会、企業を変えたことを象徴的に示していると思います。
2015年8月10日にGoogleは、持ち株会社Alphabetを設立することを発表しました。Googleの創業者のLarry PageとSergey Brinは、Alphabetに移籍し、新任のCEOはSundar Pichaiになる予定です。
今回のロゴ変更は、新しいGoogleの体制でのスタートの意味が込められていると思います。
冒頭の写真で紹介した新しいGoogleのロゴと1933年の広告のLeeの会社のロゴが、結構似た印象を受けるのが面白いところです。
リーバイスと並ぶヴィンテージデニムのブランドであったLee、インターネットビジネスを代表するGoogle、共通点はほとんどないと思います。(笑)
年代としては、80年以上の時を隔てています。
インターネットの時代の代表企業であるGoogleのロゴの変化も見比べると、創業時から使用していた立体感のあるロゴが2010年代に入ってからはフラットでシンプルなデザインに移行するなど、時代の流れや嗜好の変化などを示していて面白いなと改めて思いました。
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2015年9月1日からの新しいGoogleロゴ |
ヴィンテージLeeのロゴ(1940年代以前)
このeのデザインは、1940年代以前のLeeのeが右に少し回っているロゴと似ています。
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1933年のLeeの広告の中のロゴマーク |
上で紹介した最新のGoogleのロゴと少し似たイメージ・印象を受けます。年代的には80年以上の時の隔たりがあります!
斜体のeのロゴは、Leeの製品ではハウスマークの中の古い年代で使用されています。
下のハウスマークのロゴは1930年代から1940年代半ば過ぎくらいまでの年代の製品に使用されています。
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Lee 91-Jの斜体e ハウスマークロゴ |
このボタンのロゴ・デザインは、ロングLと呼ばれたりしています。ロングLのボタンは、1950年代半ば以前までの製品に使用されています。
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91-J ロングLボタン |
Googleのロゴの歴史
過去のGoogleのロゴではどうなっていたのか調べてみました。以下のロゴ画像はWikipediaからの引用です。
最初のロゴ:1998年9月から10月まで
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最初のロゴ |
最初のGがグリーンです。
二代目のロゴ:1998年10月から1999年5月まで
最初のロゴとの違いは、最初のGが青に変更になったことと最後にエクスクラメーションマーク(びっくりマーク)が加えられたことです。
エクスクラメーションマークを追加したのは、Yahooのロゴを真似た感じです。
二代目ロゴは1年以内に三代目に変更になります。
三代目のロゴ:1999年5月31日から2010年5月5日まで
三代目はエクスクラメーションマークを削除しています。字がシャドーが入って立体感が強くなっています。
そして、eも少し傾いてたデザインになりました。
このロゴは、10年11ヶ月の長期にわたって使われました。Picasaではこのロゴが現在も使われています。
私には、Googleのロゴは、このデザインの印象が強いです。
4代目のロゴ:2010年5月6日から2013年9月18日
3代目との違いは、主にシャドーのつけ方がほとんど距離をとらないように変更になったことです。シャドーの色も同色系となりました。
シャドーやコントラストの入れ方が弱くなって、立体感が薄らいでいます。印象が変わります。
全体的にすっきりしたイメージになりました。
5代目のロゴ: 2013年9月19日から2015年9月1日まで
先代からの主な変更点は、シャドーを無くしたところです。これにより、立体感がなくなりフラットなデザインになりました。
さらにすっきりした感じです。
6代目のロゴ: 2015年9月1日から
感想
ヴィンテージでは、タグの表記、ロゴ表記などの変化は、年代の判定・推定材料となります。
Googleは、1998年に創業された一般的には若い会社です。しかし、2014年の売り上げは660億ドルの売り上げを誇る超大企業に成長しています。
Googleの存在、成功はインターネットが時代、社会、企業を変えたことを象徴的に示していると思います。
2015年8月10日にGoogleは、持ち株会社Alphabetを設立することを発表しました。Googleの創業者のLarry PageとSergey Brinは、Alphabetに移籍し、新任のCEOはSundar Pichaiになる予定です。
今回のロゴ変更は、新しいGoogleの体制でのスタートの意味が込められていると思います。
冒頭の写真で紹介した新しいGoogleのロゴと1933年の広告のLeeの会社のロゴが、結構似た印象を受けるのが面白いところです。
リーバイスと並ぶヴィンテージデニムのブランドであったLee、インターネットビジネスを代表するGoogle、共通点はほとんどないと思います。(笑)
年代としては、80年以上の時を隔てています。
インターネットの時代の代表企業であるGoogleのロゴの変化も見比べると、創業時から使用していた立体感のあるロゴが2010年代に入ってからはフラットでシンプルなデザインに移行するなど、時代の流れや嗜好の変化などを示していて面白いなと改めて思いました。
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