名前も、505CのCはカスタマイズドの意味とのことで、501CTのカスタマイズド・テーパードと部分的に共通するネーミング手法です。
501CTはテーパードであることを強調しているのが特徴です。
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505Cの製品コンセプト
505Cは、70年代の505を現代的なカットにした点を強調する方針のようです。
リーバイスジャパンの2016年秋冬コレクションの展示会における505cの展示には、"505c The 70s Rock Jean, Cut For Today"、”今日の(現代的な)カットにした70年代のロックジーンズ”とメッセージが入っています。
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505c at Levi's 2016AW Collection Exhibition, mid June 2016 |
505Cのプロモーション
501CTは、米リーバイスがネット上でこれまでに見たことがないほどの大プッシュを行いました。いきなり501と同格以上の扱いで、強力にプロモーションを行いました。
505Cのプロモーションは、アメリカではロックンロール、特に70年代の後半に流行したパンクロックに絡めた展開を行うのではと予想しています。
日本では、Live in Levi's Projectの一環で、リーバイスジャパンがSuchmosとのコラボレーションの動画を制作しました。
第二弾作品は、7月6日発売される「Suchmos」の3rd E.P.のリード楽曲である『MINT』を先行公開しています。
505Cは、7月にグローバルローンチ(全世界で正式発表)の予定です。
時期的に近くなっていること、最近のリーバイスジャパンのツイッターの投稿でSuchmos関連が非常に多くなっていることから、日本では505CのプロモーションにSuchmosを絡める可能性もあると思います。
リーバイスジャパンTwitterタイムライン
Tweets by Levis_Japan
505Cと501CTの立場・位置づけの違い
505は、70年代以降90年代までは、501と肩を並べるほど(弟的な感じの)定番モデルでした。
しかし、2000年代以降、その時の流行に合わせて、極端に太くしたり、股上を非常に浅くしたりして、長年の505愛好家の大不評を受け、多くの既存ユーザーを失いました。
日本では、90年代後半から日本規格の505が登場し、こちらも頻繁に仕様を変えたことなどから、長年の愛好家を失い、イメージが失墜しました。
日本では505の知名度の低下、505のブランドイメージもかなり希薄になっていると思います。
501はリーバイスジャパンが力を入れなくても、ジーンズの元祖であること、ジーンズの歴史との関わりから、知名度は高いです。
501CTは、501のブランド、知名度を利用した製品です。
現在の505は、501程のブランドイメージ、認知はありません。日本では特にそうだと思います。
505Cを売り込む上で、505のブランディングも再び力を入れることになると思います。
505Cのプロモーションによって、レギュラーの505が再び注目される可能性もあります。
現行USモデルの505 リジッドやリンスは、とても良い製品です。
現行ジャパンモデルの505も、14オンスデニムを採用したリンスがあります。製品ページを見てみましたが、悪くない(結構良いかも)と思いました。
リーバイスジャパン公式オンラインストア:
レギュラーストレート/リンスカラー/14ozデニム ¥11,880(税込)
505Cのプロモーションによって、505が再び注目され、ブランドイメージが戻ってきたら良いなと個人的に思います。
関連ブログ記事:
[##check## 505Cとは?]
[##check## 501CT 製品戦略についての考察]
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