13MWZは、ラングラーを代表する定番ジーンズです。ラングラー最初のジーンズ11MWの後を継ぎ現在も70年代頃のモデルとほとんど変わらない仕様で製造されているモデルです。
これらの仕様は、1940年代後半から1950年代にロデオ大会で素晴らしい成績を残したレジェンド、ジムショルダーズの意見を反映しています。
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リーバイスはバックポケットのリベットは、ソファーや車のシートを傷つけるため、1937年に隠しリベットに変更しました。
後発のラングラーは、むき出しリベットでも馬の鞍が傷つかない工夫を凝らした形状になっています。
リーバイスは、1966年に隠しリベットを廃止、バータックによる補強に仕様を変更しました。
ラングラーのバックポケットのリベットは、ラングラージーンズ誕生から現在までの70年近い間採用され続けています。
シンプルなアイディアですが、ラングラーのリベットは、完成度が非常に高いと思います。
ラングラー13MWZは、ブロークンツイルのデニム(通称:ブロークンデニム)を使用していることも大きな特徴の一つです。
通常のデニムに使用される右綾や左綾のデニムは、綾目の方向に大なり小なりねじれが発生します。
ロデオ競技に使用するジーンズはねじれがない方が望ましいため、ねじれを防ぐために綾目がつながらないようにしたブロークンツイルデニムを開発し、1971年に採用しました。
現行の13MWZも、14.75オンスのブロークンデニムを使用しています。
[##check## デニムオンス考]
現行13MWZは、メキシコ製ですが、生地は米国製です。
内側の取り扱い説明タグに、"MADE IN MEXICO OF US FABRIC"と表記があります。
米国(製)の生地を使って、メキシコで製造の意味です。
13MWZは、製造工場をアメリカから、メキシコに移しても、仕様は変えず、生地もアメリカ製を使い続けています。
尚、同じオンス数、ブロークンデニムでも、年代によって生地の風合いは異なります。
ラングラーのラインには、13MWZの細身のストレートバージョンの936と言うモデルがあります。
936は13MWZの特徴を全て持ち、全体的に細めのモデルです。生地も同じです。
細身のストレートですが、レッグオープニングはブーツが入る絶妙な幅になっています。
936は、シルエットが本当に美しいです。
936の紹介ビデオです。このビデオからも、シルエットの美しさがわかるかと思います。
個人的な意見ですが、変にシルエットをデコレートしたラインよりも、飾りのない自然な細身のストレートの方が、はるかに美しく、洗練されたシルエットだと思っています。
ロングホーンインポートで、これまでに936をご購入くださったお客様は全て、「シルエットが気に入っています。」とおっしゃっています。
下に添付している936の記事に頂いたコメントを引用します。
ラングラー936は、13MWZと共にラングラーの名作だと思います。
関連ブログ記事:
[##check## 隠れた名作 ラングラー 936]
[##check## ジム・ショルダーズとラングラー]
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ラングラー 13MWZ |
ラングラー13MWZの特徴:
- サドルを傷つけないフラット(表面が平らな)なリベット
- ブーツカットのレッグオープニング
- グローブが奥まで入る深いフロントポケット
- 高めの位置に取り付けられたバックポケット
- ベルトをしっかりと固定するための7本のベルトループ
- シャツの裾が飛び出さない深めの股上
- 米国製14オンス超のブロークンデニム
これらの仕様は、1940年代後半から1950年代にロデオ大会で素晴らしい成績を残したレジェンド、ジムショルダーズの意見を反映しています。
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なめらかな表面のリベット
リーバイスはバックポケットのリベットは、ソファーや車のシートを傷つけるため、1937年に隠しリベットに変更しました。
後発のラングラーは、むき出しリベットでも馬の鞍が傷つかない工夫を凝らした形状になっています。
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13MWZのリベット |
ラングラーのバックポケットのリベットは、ラングラージーンズ誕生から現在までの70年近い間採用され続けています。
シンプルなアイディアですが、ラングラーのリベットは、完成度が非常に高いと思います。
米国製14オンス超のブロークンデニム
ラングラー13MWZは、ブロークンツイルのデニム(通称:ブロークンデニム)を使用していることも大きな特徴の一つです。
通常のデニムに使用される右綾や左綾のデニムは、綾目の方向に大なり小なりねじれが発生します。
ロデオ競技に使用するジーンズはねじれがない方が望ましいため、ねじれを防ぐために綾目がつながらないようにしたブロークンツイルデニムを開発し、1971年に採用しました。
現行の13MWZも、14.75オンスのブロークンデニムを使用しています。
- [message]
- 備考
- 14.75オンスは、かなり厚みのある印象がありますが、13MWZの生地は厚みはありますが、それほど分厚いという感じではありません。また、USモデルの501STFは、未洗いで12.5オンスですが、それほど厚みに差は感じません。
[##check## デニムオンス考]
現行13MWZは、メキシコ製ですが、生地は米国製です。
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Internal Tag |
内側の取り扱い説明タグに、"MADE IN MEXICO OF US FABRIC"と表記があります。
米国(製)の生地を使って、メキシコで製造の意味です。
13MWZは、製造工場をアメリカから、メキシコに移しても、仕様は変えず、生地もアメリカ製を使い続けています。
尚、同じオンス数、ブロークンデニムでも、年代によって生地の風合いは異なります。
カウボーイカット・スリムフィットの936
ラングラーのラインには、13MWZの細身のストレートバージョンの936と言うモデルがあります。
936は13MWZの特徴を全て持ち、全体的に細めのモデルです。生地も同じです。
細身のストレートですが、レッグオープニングはブーツが入る絶妙な幅になっています。
936は、シルエットが本当に美しいです。
936の紹介ビデオです。このビデオからも、シルエットの美しさがわかるかと思います。
個人的な意見ですが、変にシルエットをデコレートしたラインよりも、飾りのない自然な細身のストレートの方が、はるかに美しく、洗練されたシルエットだと思っています。
ロングホーンインポートで、これまでに936をご購入くださったお客様は全て、「シルエットが気に入っています。」とおっしゃっています。
下に添付している936の記事に頂いたコメントを引用します。
Wrangler 936は私が一番好きなジーンズです。カウボーイブーツが好きで念願のトニーラマを購入した時手元にあったLevi's505や501に合わせてみたら「あれ?なんか思ってたのと違う...」と。それで県内のウエスタンショップで売られてた936を試着したらあまりのシルエットの美しさに感嘆しました...。脚がすごく長く見える!!やはりカウボーイブーツを履くことを前提に作られてるだけあってカウボーイブーツとの相性は抜群ですね!!生地がかなり厚めで丈夫なのも美味しいです。
ラングラー936は、13MWZと共にラングラーの名作だと思います。
関連ブログ記事:
[##check## 隠れた名作 ラングラー 936]
[##check## ジム・ショルダーズとラングラー]
K.Hです
返信削除ラングラー936ですが
シルエットは本当に恰好いいですね。
私自身はヒップラインが気に入っています。
ヒップが締まって見える気がしますので
K.H さん、
返信削除936はファッション性は全く考慮されていない機能性を追求したジーンズだと思います。
変にデザインを追いかけるのではなく、実用面、機能面が重要であることがジーンズの本質だと思いますが、結果的に美しいシルエットになっているところが素晴らしいと思います。
K.Hです
返信削除ラングラーのジーンズ
良くも悪くも変化しない(変化できない)製品なんでしょうね。
そこが日本人気質で頑固なところが
私が気に入っている所かもしれません
(勿論シルエットは最高です)
K.H さん、
削除コメントありがとうございます。「良くも悪くも変化しない」とおっしゃる意味・ご趣旨は、よくわかりませんが、ラングラーの13MWZや936は、定番です。愛好家がいて、完成度も高いです。気に入っている人も多いです。変更する必要性は全くないと思います。変更・変化しないことが悪い理由は、私には思い浮かびません。
日本人は、どちらかというと、ジーンズなどの場合、定番であっても、変化を求める人の方が多いような印象を持っています。
501CTや505Cが注目されるのがその一例です。
考え方はひとそれぞれなので、何が良くて、悪いという趣旨では全くありません。
K.Hです
返信削除すみません、私の表現が悪かったです。
「完成度の高い定番の製品」
気に入っている人がいて、変える必要性の無い物と言う意味でした。
K.H さん、
削除お返事ありがとうございます。
定番品でもある程度の期間にマイナーなモデルチェンジを行うことはあります。期間が長くなればなるほど、細かい点で変更もあると思います。
リーバイスの501(USモデル)の場合は、約10年程度の周期でマイナーなモデルチェンジを行っています。2003年以降のリーバイスジャパン企画の501の場合は、もっと頻度が高いです。
また、501が変わる、新しい501であることを強調する傾向があります。これは、日本市場・ユーザーの嗜好を反映した物です。もちろん全ての人ではありませんが、日本の場合、傾向としては、定番品がモデルチェンジされると注目されることが多いです。
逆にずっと変えなければ、注目される機会が減り、関心も減っていくこともあると思います。
その意味では、定番も変更をすることは、決して悪いことではなく、むしろビジネス的には良いこと、必要であることもあると思います。
変更すべき、変更した方が良いのに、変わらないというのはリスクが伴います。
しかし、ラングラーの場合は、アメリカのウエスタン文化との結びつきが強く、ユーザーの嗜好は日本とは全く異なります。
ラングラーの13MWZや936といったモデルは、余程の理由がない限り、変更を行うことはビジネス的にリスクが発生すると思います。
ファッション品は、変更しないことが、ビジネス的にマイナス・リスクが伴うことも少なくないともいます。(多い)
その意味では、ラングラー13MWZ/936は、例外的とも言えると思います。