本ブログはデニム、リーバイス関連の記事が中心です。例年、春から夏にかけて、ブログのアクセスが大幅に下落します。
このブログへコメントを下さる方も20代前半の若い人も多いです。
暑くなってくると、ジーンズへの興味、関心が薄れるためと思われます。
ところが、今年は例年に比べて下落の幅が少ないです。5月のアクセスは、4月と比べると下落していますが、昨年の同月と比べると、アクセス数は大幅に高いです。
アクセスが例年に比べて落ちない、昨年と比べると大幅にアップしている理由の一つは、女性のアクセスが増えていることです。2016年5月の女性の訪問者数は、昨年同月に比べて2.5倍以上ありました。
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もう一つの注目すべき点は、18才から24才の若い世代の訪問が増えていることです。
下のグラフは、2015年と2016年の5月の訪問者の年齢層の割合です。オレンジ色系が2015年5月、青系の棒グラフが2016年5月の結果です。
2016年は、18-24才と45-54才の年齢層のシェアが上昇し、25-34才と35-44才が下がっています。
18-24才の2016年5月のアクセス数は、2015年5月の2倍以上あります。
2016年5月の訪問者の年齢層の割合を少し詳しく見てみます。
18-24才: 11.24%
25-34才: 35.19%
35-44才: 34.39%
45-54才: 13.62%
54-64才: 2.22%
65才以上:0.43%
最も多いのは、25-34才です。35-44才の層が続きます。結構拮抗しています。
18-24才と45-54才の年齢層の比率も近いです。
さらに考慮すべき点として、18-24才は7年(7才)分、他の年齢層は10年(10才)分です。単純計算で他の年齢層の3割少ないです。
分配比率を考慮して計算した年齢層のシェアのパイチャートを以下に添付します。
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2016年5月ブログアクセス年齢層別のシェア(分配比率考慮後) |
他の年齢層も7年分と考慮して計算すると、18-24才のシェアは16%になります。30代前半以前の層を含めると50%を超えます。
90年代はヴィンテージブームがあり、90年代後半からアメカジの人気が高まった時代です。
この時代に10代後半から20代前半だった層は、ジーンズへの興味、関心が一般的に高いです。これらの世代の人は、基本的に30代後半以上になります。
80年代はリーバイスのブランドイメージが世界的にも高かったため、その時代を経験している世代は、リーバイスのブランドイメージは高くなります。
80年代終わり頃から90年代、日本ではリーバイスの広告にジェームズ・ディーンを起用しました。テレビコマーシャルも放送されています。
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- 備考
- ジェームズ・ディーンが愛用したジーンズはLeeだったことが後で判明しています。ただし、50年代当時、若者に人気があったのはリーバイスで、Leeはそれほど注目されていませんでした。尚、80年代以降日本で販売されているLeeは、エドウィン社製です。
本ブログは、ヴィンテージやリーバイスについての話が主なので、上の年齢層が多いことは比較的自然とも思えるのですが、実際のところ、訪問者のデータでは半数程度以上は30代前半より若い世代です。さらに10代から20代前半の年齢層の比率が高まっています。
このブログへコメントを下さる方も20代前半の若い人も多いです。
ロングホーンインポートのツイッターをフォローしてくれている方でも、若い世代の方は結構いらっしゃいます。
また、ツイッターのつぶやきや投稿写真などを見ても、若い世代のリーバイスへやヴィンテージへの関心、興味の高まりを感じます。
また、ツイッターのつぶやきや投稿写真などを見ても、若い世代のリーバイスへやヴィンテージへの関心、興味の高まりを感じます。
広告や宣伝、雑誌による影響ではなく、ユーザーサイド(市場側・ユーザー側)から興味が高まっていると思います。
ジーンズは、アメリカの若者文化・歴史との関わりが深いです。戦後から1980年代にかけて、ジーンズは世界的に普及し、浸透しました。
80年代までは、色落ちについての関心は、基本的に皆無です。それにも関わらず、ジーンズは世界中に普及して今も様々な世代、人々が愛用しています。
現在、ジーンズに関して、最も関心が高いのは色落ちと思います。色落ちは、ジーンズの魅力の一つです。
しかし、色落ちへの関心度の高さや何が良い色落ちなのかは時の流れとともに変わってくる可能性があります。
しかし、色落ちへの関心度の高さや何が良い色落ちなのかは時の流れとともに変わってくる可能性があります。
90年代終わり以降、ヴィンテージを模倣した(イメージした)色落ちへの関心が高まった時、ヴィンテージをイメージしたような縦落ちをしない70年代後半以降から当時の現行品のリーバイス501の日本での評価は低くなりました。
最近は、80年代から90年代の米国製501の評価が日本でも高まっています。
最近は、80年代から90年代の米国製501の評価が日本でも高まっています。
ジーンズは流行を超えた普遍的な様々な魅力を備えています。リーバイス501は、ジーンズの元祖であり原点です。
若い世代の人が、リーバイスや501に興味を持つことは、ジーンズの持つ普遍的な魅力への興味が高まっているためではないかと思っています。本当に素晴らしいことだと思います。
関連ブログ記事:
[##check## 世代によるジーンズの嗜好の傾向]
[##check## 時代、世代、流行を超越した魅力持つ人、曲、物。]
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