ヴィンテージとの出会いは、本当に不思議な巡り合わせがあります。絶対に出会うことはないだろうと思っているものと出会ったりすることがあります。
下の画像は、1950年代初め(多分1950年)のリーバイスのポスターです。Jo Maraと言う有名な西海岸の画家・芸術家が描いたものです。
この絵柄は、1933年にJo Moraが作成したSweetheart of the Rodeoという原画のリーバイスバージョンです。
絵柄の右下に、COPYRIGHTED 1933 By JO MORAの表示があります。
LEVI'S ROUND-UP OF COWBOY LOREと言う当時のリーバイスのキャッチフレーズ(コピー)がタイトルに入れられています。
このLEVI'S ROUND-UP OF xxと入るタイトルは、同年代(主に1940年代から50年代初め)の販促品でも使われているものがあります。
このJo Mora作 Sweetheart of the Rodeoのリーバイスのポスターは、1950年頃に一番最初のバージョンが作成されました。
今回入手したものは、最初期のJo Mora作リーバイス・ポスターです。最初期のポスターは、ビッグEのロゴに右上に初期のコピーライトを意味する星型のマークが入れられています。
1960年代の後半、恐らく1967年から68年頃に新しいロゴ(最初期のバットウィング)を入れたセカンドバージョンのポスターが制作されました。
上の左真の中でも、馬の鞍の構造や種類などが細かく描かれて、説明が入っているのがご覧になれます。本当に芸術性が高い作品です。
備考: スモールeのバットウィングロゴは、リーバイスが株式上場公開した1971年からというのが、以前は一般的な認識でしたが、バットウィングのロゴが作成、意匠登録されたのは1967年であることが判明しています。
下は、1968年春の販売店向けカタログの表紙です。バットウィングのロゴが入れられています。(均等Vであることもご注目)
ロゴの表記形式が似ていること、他の材料から、上で紹介したポスターも1967-68年頃に作成されたと推測しています。
関連ブログ記事:
リーバイスのバットウイング ロゴ登場年について
バットウイング登場年を事例にした年代判定、推定における判断材料選定の難しさ
このスモールe入りのJo Mora セカンドバージョン・リーバイス・ポスターも希少性が非常に高いです。(ほとんど流通していません)
以前、Jo Moraのセカンドバージョン・ポスターを所有する方から、ご所有のポスターが退色しているので、探して欲しいとのご依頼を頂いて、探したのですが、見つかりませんでした。(今も探しています。)
探している時に、2005年にアメリカの公共放送局PBS(日本のNHKに該当)がテレビで放送したオークション会場におけるヴィンテージリーバイス・ポスターの専門家による鑑定のビデオを見ました。
このビデオは、オークション会場にて収録したものです。会場の雰囲気や専門家の鑑定など、中々見る機会ないものです。
このポスターの作品についても詳しく紹介されています。
一見の価値あると思います。
このビデオで紹介されているポスターは、最初期のものです。ビデオを見ながら、50年代初め(ビデオの中では45年と鑑定しています)のポスターは、まず残っていることはないのでこれは本当に希少だな〜、とため息をつきながら、見ていました。
古い年代のポスターは、ダメージを受けやすいため、保管が難しく、残存数が本当に限られています。
ビッグEは無理だろうけど、スモールeで良いから入手したいなと思っていました。
(スモールeも入手した記憶と写真があるのですが、手元の中のどこにあるのか分からなくなっています。)
まさか、最初期のビッグEのポスターと出会えるなんて、夢にも思いませんでした。
実物を見て、本当に雰囲気があります。ただの紙製のポスターですが、1950年代初めのポスターというのは、本当に残っていません。
見ているだけでも、雰囲気、オーラが感じられます。
絵柄も本当に芸術性が高いです。これは、まさに芸術作品と言って過言ではないと思います。
出会うことはないだろうと思っているような希少性の非常に高いヴィンテージでも、出会うことがあったりします。
ヴィンテージとの出会いは、本当に不思議なものだと思います。
関連ブログ記事:
価値観、考え方を変えさせられるヴィンテージとの出会い
501 片面タブとの出会い
下の画像は、1950年代初め(多分1950年)のリーバイスのポスターです。Jo Maraと言う有名な西海岸の画家・芸術家が描いたものです。
この絵柄は、1933年にJo Moraが作成したSweetheart of the Rodeoという原画のリーバイスバージョンです。
絵柄の右下に、COPYRIGHTED 1933 By JO MORAの表示があります。
LEVI'S ROUND-UP OF COWBOY LOREと言う当時のリーバイスのキャッチフレーズ(コピー)がタイトルに入れられています。
このLEVI'S ROUND-UP OF xxと入るタイトルは、同年代(主に1940年代から50年代初め)の販促品でも使われているものがあります。
このJo Mora作 Sweetheart of the Rodeoのリーバイスのポスターは、1950年頃に一番最初のバージョンが作成されました。
今回入手したものは、最初期のJo Mora作リーバイス・ポスターです。最初期のポスターは、ビッグEのロゴに右上に初期のコピーライトを意味する星型のマークが入れられています。
1960年代の後半、恐らく1967年から68年頃に新しいロゴ(最初期のバットウィング)を入れたセカンドバージョンのポスターが制作されました。
上の左真の中でも、馬の鞍の構造や種類などが細かく描かれて、説明が入っているのがご覧になれます。本当に芸術性が高い作品です。
備考: スモールeのバットウィングロゴは、リーバイスが株式上場公開した1971年からというのが、以前は一般的な認識でしたが、バットウィングのロゴが作成、意匠登録されたのは1967年であることが判明しています。
下は、1968年春の販売店向けカタログの表紙です。バットウィングのロゴが入れられています。(均等Vであることもご注目)
ロゴの表記形式が似ていること、他の材料から、上で紹介したポスターも1967-68年頃に作成されたと推測しています。
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このスモールe入りのJo Mora セカンドバージョン・リーバイス・ポスターも希少性が非常に高いです。(ほとんど流通していません)
以前、Jo Moraのセカンドバージョン・ポスターを所有する方から、ご所有のポスターが退色しているので、探して欲しいとのご依頼を頂いて、探したのですが、見つかりませんでした。(今も探しています。)
探している時に、2005年にアメリカの公共放送局PBS(日本のNHKに該当)がテレビで放送したオークション会場におけるヴィンテージリーバイス・ポスターの専門家による鑑定のビデオを見ました。
このビデオは、オークション会場にて収録したものです。会場の雰囲気や専門家の鑑定など、中々見る機会ないものです。
このポスターの作品についても詳しく紹介されています。
一見の価値あると思います。
このビデオで紹介されているポスターは、最初期のものです。ビデオを見ながら、50年代初め(ビデオの中では45年と鑑定しています)のポスターは、まず残っていることはないのでこれは本当に希少だな〜、とため息をつきながら、見ていました。
古い年代のポスターは、ダメージを受けやすいため、保管が難しく、残存数が本当に限られています。
ビッグEは無理だろうけど、スモールeで良いから入手したいなと思っていました。
(スモールeも入手した記憶と写真があるのですが、手元の中のどこにあるのか分からなくなっています。)
まさか、最初期のビッグEのポスターと出会えるなんて、夢にも思いませんでした。
実物を見て、本当に雰囲気があります。ただの紙製のポスターですが、1950年代初めのポスターというのは、本当に残っていません。
見ているだけでも、雰囲気、オーラが感じられます。
絵柄も本当に芸術性が高いです。これは、まさに芸術作品と言って過言ではないと思います。
出会うことはないだろうと思っているような希少性の非常に高いヴィンテージでも、出会うことがあったりします。
ヴィンテージとの出会いは、本当に不思議なものだと思います。
関連ブログ記事:
価値観、考え方を変えさせられるヴィンテージとの出会い
501 片面タブとの出会い
こんにちは、K.Hです。
返信削除ブログの内容からははずれますが。
カウ・ボーイの写真がありましたので
実際カウ・ボーイは、どこのジーンズの着用率が多いのでしょうか?
リーバイス・リー・ラングラー(ラスラー)・その他
私自身ですが、カウ・ボーイ=ラングラーのイメージなのですが・・・
ジーンズに
センタープリーツ入れカウ・ボーイブーツを履いて
粋なスタイルですね。
すみません、本題からは全然関係なくて。
管理人様お疲れ様です。
返信削除大変貴重な資料、実際に見てみたいなぁと、思いました。
ロデオですか、そんな時代から、、
文化といいますか、ジーンズは人と寄り添ってきたのですね。
以前から感じていたのですが、ジーンズ、リーバイス、知れば、
カウボーイの存在が出てきますね。
凄く興味が湧いてきました笑
カウボーイとは?
武士道的な、精神はあるのか?
現在でもいるのか?
今回の記事をきっかけに調べてみようと思います!
何か、オススメの映画やカウボーイの写真、
以前書かれた記事など、ありませんか?
こんばんは、K.Hです。
返信削除またまたブログに全然関係の無い事ですが
コストコ別注の501STFがあるんですよ
セルビッチ(赤耳)ベトナム製で約4,000円
今度見に行こうと思っています
K.H. さん、もうお一人の匿名の方、
返信削除コメントありがとうございます。お二人のコメントは、とても興味深い内容が含まれているなと思いました。そのため、別途新しく作成するブログ記事内で引用させていただき、私の返信とコメントを加えて、投稿いたします。
ここでは、簡単に返事いたします。詳しくは、後日、別記事にて返信を投稿する予定です。
K.H.さん、
カウボーイの着用するジーンズで、多いブランドというのは、時代によって変わります。
コストコ別注のセリビッジ付きSTFが4000円とは、凄い価格ですね。ユニクロがやっているので、できなくはないのでしょう。
色々なジーンズを試してみるのも、楽しめるかもしれませんね!
匿名さん、
返信削除カウボーイは、定義によりますが、牧場で働く人のことです。アメリカには牧場がたくさんあり、カウボーイは、今もいます。
カウボーイの定義を、馬にのって、家畜の群れを追いかけて導いたりする人とした場合は、今はほとんどいないと思います。
アメリカ国内での一般的な認識は、前者です。
西部劇と時代劇が共通するところもあるので、カウボーイと侍が同じ様なイメージとして持っている日本人の方は少なくない気がします。
詳しくは、別途記事を投稿する予定です。