1890年頃に、1873年に誕生した最初のジーンズXXに501というロット番号が付与されました。以降、現在まで501のパッチには、伝統ある501のロット番号が表記されています。
時代・流行とともに変化する衣類として極めて異例な長寿命を持つ501は、伝統的な仕様・特徴は継承しながら、時代ごとに細かい仕様変更が行われ現在に至っています。
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ポケットにリベット、ボタンフライ、バックポケットのアーキュエットステッチ、生デニムのシュリンクトゥフィット、ストレートシルエットは、最初のジーンズから現代まで継承されている501の伝統的仕様・特徴です。
詳しくは、以下の記事をご参照ください。
[##check## リーバイス 501とは?]
長い歴史を持つ501の歴史の中で、特に多くの細かい仕様変更が行われたのは、1960年代と1980年代です。
この様に改めて振り返ってみると、501の歴史上、かなりの箇所の仕様変更が行われたことが分かります。
1960年代は、アメリカの社会構造、文化伝統、風習、人々の考え方が大きく変わった時代です。
時代が大きく動いた60年代に、501も共に変わってきていると改めて思います。
60年代の501の変更は、比較的良く知られていると思います。実は、80年代も60年代と同じくらい目まぐるしく変更が行われています。
80年代の501の変更点を以下に記します。
この様に80年代は、60年代と並んで、501に数多くの仕様変更が行われました。
尚、2013年第4四半期頃に行われた501STFのステッチ関係の仕様変更は、80年代に変更されたものを、60年代の仕様を模倣したものに戻すような形で行われています。
などです。
2013年に行われたステッチ関係の仕様変更の詳細は、以下の記事をご参照ください。
[##check## 現行501STFが仕様変更により魅力大幅アップ!! 新モデルと従来モデルの仕様比較]
魅力アップとタイトルに書いていますが、主に日本人の感覚での話です。アメリカでは、変更は評判が悪かったです。
[##check## 米国ユーザーから不評な501STF ステッチ仕様変更]
80年代中頃の501STFの仕様を比較してみました。
[##check## 年代の近い80年代中頃の501ディテール比較]
時代・流行とともに変化する衣類として極めて異例な長寿命を持つ501は、伝統的な仕様・特徴は継承しながら、時代ごとに細かい仕様変更が行われ現在に至っています。
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501の伝統的な仕様と変更点
- ポケット取り付け強化にリベットを使用(1873年から)
- ボタンフライ(1873年から)
- バックポケットにアーキュエットステッチ(1873年から)
- 生デニムによるシュリンクトゥフィット(1873年から)
- 現在は生デニムでない加工生地使用モデルも多数あります。
- スタンダードなストレートシルエット(1873年から)
- ツーホースブランドのパッチ(1886年ごろから)
- 501のロット番号付与(1890年ごろから)
- 左バックポケットが追加され計5ポケット(1901年頃から)
- ベルトループが追加される(1922年から)
- 右バックポケット左脇に赤タブが取り付けられる(1936年から)
- バックポケット隠しリベットに変更。サスペンダーボタン廃止(1937年)
- シンチバック、クロッチリベット廃止(1940年代前半)
- パッチの素材が革から紙に変更(1950年代後半)
ポケットにリベット、ボタンフライ、バックポケットのアーキュエットステッチ、生デニムのシュリンクトゥフィット、ストレートシルエットは、最初のジーンズから現代まで継承されている501の伝統的仕様・特徴です。
詳しくは、以下の記事をご参照ください。
[##check## リーバイス 501とは?]
長い歴史を持つ501の歴史の中で、特に多くの細かい仕様変更が行われたのは、1960年代と1980年代です。
1960年代の仕様変更
- 後ろ中央ベルトループ取り付けが、オフセットからセンターセットへ
- 内側のリベット素材、銅からアルミへ
- バックポケット取り付け強化隠しリベットからバータックへ
- ビッグE赤タブの表記変更(均等Vから不均等Vへ)
- ボタン裏刻印がアルファベット1文字から数字へ
- アーキュエットステッチ、イエローからオレンジへ
- Vステッチ、ウエストシングルから、平行ステッチ、ウエストチェーンへ
- クロッチバータックの追加
- ロット表記変更と多種類のパッチ表記形式
- ウォッチポケット入り口裏シングルからチェーンへ
- 現代的な少しテーパードが入るシルエットへのリファインメント
- フラッシャーの表記変更
ヴィンテージ市場で有名なモデル呼称、501XXからビッグEへの変更が行われたのは、1960年代です。
この様に改めて振り返ってみると、501の歴史上、かなりの箇所の仕様変更が行われたことが分かります。
1960年代は、アメリカの社会構造、文化伝統、風習、人々の考え方が大きく変わった時代です。
時代が大きく動いた60年代に、501も共に変わってきていると改めて思います。
60年代の501の変更は、比較的良く知られていると思います。実は、80年代も60年代と同じくらい目まぐるしく変更が行われています。
80年代の501の変更点を以下に記します。
1980年代の仕様変更
- ボタン裏刻印が一桁から3桁の数字へ表記変更
- アウトシーム脇割りバージョンの追加
- セルビッジ(赤耳)デニム生産中止
- 赤耳の在庫が尽き、全て脇割り仕様になる
- インシームシングルステッチからダブルステッチへ
- 裾裏チェーンステッチからシングルステッチへ
- バックポケットのバータック(カンヌキ)ステッチの色が、黒からオレンジへ
- パッチのロット番号の上にスタンプされるCARE INSTRUCTION INSIDE GARMENT表記の廃止
- 多種類の501ロット番号パッチ表記形式
- フラッシャーの表記変更
- 少し深めの股上と少し上にバックポケット位置を移動
- フロントトップボタン支柱をプラスチックに試験的に採用
この様に80年代は、60年代と並んで、501に数多くの仕様変更が行われました。
尚、2013年第4四半期頃に行われた501STFのステッチ関係の仕様変更は、80年代に変更されたものを、60年代の仕様を模倣したものに戻すような形で行われています。
2013年のステッチ仕様の変更
- トップボタン脇、平行ステッチからVステッチへ
- インシームダブルからシングルへ
- ウォッチポケット入り口裏チェーンからシングルへ
- バックポケット裏チェーンからシングルへ
などです。
- [message]
- ##hand-o-right## 備考
- ステッチの仕様変更は、501STFではない洗い加工が施されたオリジナルのモデルでは、2013年よりも前から部分的に行われていました。501の伝統を継承する501STFの仕様変更は、リーバイスは慎重に行う傾向があります。(長年のユーザーからを批判を受けるため)
2013年に行われたステッチ関係の仕様変更の詳細は、以下の記事をご参照ください。
[##check## 現行501STFが仕様変更により魅力大幅アップ!! 新モデルと従来モデルの仕様比較]
魅力アップとタイトルに書いていますが、主に日本人の感覚での話です。アメリカでは、変更は評判が悪かったです。
[##check## 米国ユーザーから不評な501STF ステッチ仕様変更]
80年代中頃の501STFの仕様を比較してみました。
[##check## 年代の近い80年代中頃の501ディテール比較]
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